「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」:お仕事エンターテインメント #オズランド
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は、広告の言葉を借りれば「お仕事エンターテインメント」。確かに仕事の辛さ、悩み、やりがい、喜び、チームワークといったものを描いて、主人公の成長を見せる、上出来の娯楽作です。出だしの感じだと、「まあ、よくあるタイプの可もなく不可もなくって作品」かなと思ったのですが、まあ傑作ではないけれどかなり気分の良い作品でした。
それはそうと、このグリーンランドっていう遊園地、本当に熊本にあるんですってね。びっくりぽんです。確かに平日の客数は少ないんでしょうけれど、本当にあのように水がざっぱーん!とかかるのでしょうか? 本当にあのダサい色のユニフォームなんでしょうか? (でも観ると、ちょっと行ってみたい気持ちになることは確かですね。)
波瑠、西島秀俊、橋本愛・・・と、基本的にダウナーな人たちが演じているので、序盤はどうにも違和感が・・・。橋本愛なんて、元気いっぱいにはしゃいだ演技が実に似合わなくて、「どうすんだ?!」と思いましたが、終盤にはみんなそれなりに、映画世界にフィットしておりました。
波瑠もNHK『あさが来た』以来初めての主演映画だってことですが、最後にはちゃんと主演になっておりました。魅力的な輝きが出ておりました(さすがは原作者がアテ書きしただけのことはあります)。
序盤のある事件とクライマックスが呼応している物語も、上手に気持ち良く出来ております。「みんないい人」って設定もいいですね。そういうの好きなんです。
他愛もないと言えば他愛もない話ですし、NHKの4回とか6回とかの連続ドラマみたいな感覚もありますが、善意とお仕事礼賛がなかなか良いではありませんか。嫌いじゃないです。
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コメント
> びっくりぽんです。
わろた。
投稿: ふじき78 | 2018年11月 7日 (水) 10時45分