「来る」:で? #来る #中島哲也 #妻夫木聡 #黒木華
映画『来る』は、中島哲也監督4年ぶりの新作(近年はずっと4年ごとの新作です。オリンピックみたいですね)という事で、中島ファンの大江戸としては大いに期待しておったのですが・・・、うーん、ちょっとハズしましたねー。ホラーというか、むしろオカルトなんですけど、怖くないし面白さも中ぐらいなり。
これ、予告編はメッチャ出来が良くて、久々の中島作品的ヴィジュアルに期待がスパークしちゃっていたのです。でも本編は予告編を超えることができませんでした。
ま、それは小生がオカルティックな事象にほとんど興味が持てないってこともあるんでしょうけど、それ以上にいろんな事が曖昧で、「で?」「だから何?」って感じなんですよねー。ラストなんか、「で?」の最たるものでして・・・。
それはともかく、妻夫木聡のカスっぷりがハンパないっす。ブッキーは、中島監督との前作『渇き。』でも別のパターンでカスでしたよね。また、ムカつくようなヒドイ男を演じさせるとハマるんです、この人。
(以降ネタバレあり) この秋からの「黒木華まつり」のラストを飾るような華さんは、またしても巧い! 特に本作では、他では見せないような表情をいくつか出しておりました、なにしろ「死に顔さえ巧い」のですから、凄いことです。
そして、毛虫嫌いの小生にとって、しんどい映画であったことも確かなのであります。
あと、エンドクレジットが1枚ものの表示をダン!ダン!という感じに出して行って、スピーディーに終わったのが素敵でした。ああ来なくっちゃですね。マーヴェルあたりに見習ってほしいもんです。
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コメント
最後に夢の絵が出てきてホッとして終わるのですが、あの絵の隅っこの方にでも芋虫が転がってて絵を食べてたりしたら怖いだろうなあ。
投稿: ふじき78 | 2018年12月11日 (火) 19時50分
うわ、怖い!
ふじきさん、闇が深いっす。
投稿: 大江戸時夫 | 2018年12月11日 (火) 21時48分