「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」:'60's英国文化概論 #マイ・ジェネレーション #ロンドンをぶっとばせ! #マイケル・ケイン
映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』は、マイケル・ケインがプロデューサーも兼ねた「ワシの若い頃は」映画。1960年代、つまり“Swingin' London”と言われた頃の「思い出の記」とでも申しましょうか、かなり目立ってます、マイケル。そして、やっぱり凄い時代だったんですねえ。
タイトルは当然ザ・フーの名曲から取ってますし、ビートルズ、ストーンズ。ザ・フーという「御三家」の映像もしっかり入ってます。ただ音楽に関してはちょこちょこっとだけで、随分と食い足りないですね。かと言ってどこに厚みを書けたのかというと、どこでもないんですね。映画も音楽もポップアートも写真もファッションもヘアメイクも・・・と、当時の文化が一通りフルコースで紹介されるのですが、その一皿一皿はかなり小盛りって印象です。
まあ、今の若者たちに当時の空気を感じさせながら、「’60年代英国カルチャー概論」をざっくりとわかってもらうには、ちょうどいい教材なのかも知れません。その分、深く知ろうとする人や当時をよく知る人には、フラストレーションがたまる作品かも。
それにしても、若きマイケルも、ツィギーも、マリアンヌ・フェイスフルも、みんな何回りか回って今カッコイイしキュートですよね。マイケル以外は声の出演だけで、現在の姿を見せないという手法も、地味に奏功していると思います。
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