「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」:ボラってえらいなあ #こんな夜更けにバナナかよ
映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を、今頃ようやく観ました。シネコン時代になって、公開1か月後ぐらいに鑑賞するってことは至難の技になってきました(よっぽどヒットしてれば別ですが)。それって、良くないですよねー。公開二日目ぐらいまでの入りで、どんどん上映回数を減らしたり、深夜または早朝だけの上映にするなんてのは、やめていただきたいものです。シネコン流の拡大公開ではない時代には、入りが悪くてもしばらくは毎日4回とか5回とかを変えずに上映していたものです。興行の効率は悪かったのでしょうけれど、現在の効率一辺倒の細かなコントロールって、どうにかならないものでしょうか? もっと鷹揚にやってほしいなあ。
それはともかく、前田哲監督によるこの映画は、大泉洋と高畑充希の力で☆一つか二つアップってな作品です(当ブログは☆つけてませんけど)。もっと悲し気なキャストがこれやってたら、観てもつらくて面白くなかったろうなーと思います。
スマホはおろか携帯電話すら無かった’80年代が舞台。でも小生なんぞは着てる物とかヘアメイクとかでその時代だとわかりますが、若い人には時代が分からないかもねー。ま、それでも特段鑑賞の問題点にはならないでしょうけど。監督も「普遍的な物語」と強調したいためか(どうかは知りませんが)特に年代を明示するようには撮っていません。
それにしても、ボランティアってえらいなあ。プライベートな時間を捧げて、寝る時間を削って行う活動ですから。映画内のボランティアたちを見てるだけで、小生などはとてもじゃないけど「ムリムリムリムリ・・・」と思ってしまいます。本当に頭が下がります。
というわけで、障害者のことを知ったり考えたりするきっかけとしては、なかなか良い映画だと感じました。大江戸とは反対に、「ボランティアやってみようかな」などと考える人が多く出てくれるといいんですけどね。
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