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2019年1月31日 (木)

「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」:ボラってえらいなあ   #こんな夜更けにバナナかよ

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映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を、今頃ようやく観ました。シネコン時代になって、公開1か月後ぐらいに鑑賞するってことは至難の技になってきました(よっぽどヒットしてれば別ですが)。それって、良くないですよねー。公開二日目ぐらいまでの入りで、どんどん上映回数を減らしたり、深夜または早朝だけの上映にするなんてのは、やめていただきたいものです。シネコン流の拡大公開ではない時代には、入りが悪くてもしばらくは毎日4回とか5回とかを変えずに上映していたものです。興行の効率は悪かったのでしょうけれど、現在の効率一辺倒の細かなコントロールって、どうにかならないものでしょうか? もっと鷹揚にやってほしいなあ。

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それはともかく、前田哲監督によるこの映画は、大泉洋と高畑充希の力で☆一つか二つアップってな作品です(当ブログは☆つけてませんけど)。もっと悲し気なキャストがこれやってたら、観てもつらくて面白くなかったろうなーと思います。

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スマホはおろか携帯電話すら無かった’80年代が舞台。でも小生なんぞは着てる物とかヘアメイクとかでその時代だとわかりますが、若い人には時代が分からないかもねー。ま、それでも特段鑑賞の問題点にはならないでしょうけど。監督も「普遍的な物語」と強調したいためか(どうかは知りませんが)特に年代を明示するようには撮っていません。

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それにしても、ボランティアってえらいなあ。プライベートな時間を捧げて、寝る時間を削って行う活動ですから。映画内のボランティアたちを見てるだけで、小生などはとてもじゃないけど「ムリムリムリムリ・・・」と思ってしまいます。本当に頭が下がります。

というわけで、障害者のことを知ったり考えたりするきっかけとしては、なかなか良い映画だと感じました。大江戸とは反対に、「ボランティアやってみようかな」などと考える人が多く出てくれるといいんですけどね。

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2019年1月30日 (水)

「この道」:佐々部清の神山征二郎化   #この道 #1ヶ月フリーパスポート

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『この道』は、「童謡誕生100年」を記念した映画なのだそうです。童謡誕生100年って言われてもねえ。「はあ、そうですか。」としか答えようもありません。

まったく観る気はなかったんですけど、TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートで、休日だったもんで都心の劇場は混んでいるからとの思いで府中まで京王線で観に行ったのですが、調布から乗り換えなきゃいけないのにそうしなかったら支線で違う方に行ってしまい、慌てて調布まで戻ったのですが、ちょうど来ていた発車間際の電車に乗り換えたら、また同じ方に行っちゃうやつで、再び無駄な往復をしたという最低のすったもんだを繰り広げて、結局時間が合う作品がこれしか無かったのでした。←超長いセンテンス

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それでも、そういう時って「神の思し召し」みたいな奇跡で、「観て良かったー!」ってな傑作に遭遇する場合もあるかと思って期待したのですが、・・・世の中そんなに甘くはありませんでした。ま、つまらなかった(もしくは「自分には合わなかった」)のですね。

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「こんなにだらしなくってダメダメな人だったの?」って感じの北原白秋(大森南朋)と、途中から絡む山田耕筰(AKIRA)との実話ベースの物語ですけど、偉人伝でもなければアンチヒーロー伝でもなく、中途半端で魅力がないんですよねー。ぬるくて。まあ、白秋があんなしょーもない人だとわかったのは収穫でしたが・・・。

それにしても山田耕筰70歳代をAKIRAが特殊メイクで演じてるんですけど(本人が自分で演じたがったようですが)、別の人に演じさせた方が良かっただろうなあと思わずにはいられませんでした。

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そして、笹部清監督の「神山征二郎化」も思わずにはいられませんでした。

キャストでほぼ唯一良かった松本若菜ですが、序盤で机の上に島崎藤村の『若菜集』が置いてありましたね(アップにもなっていた)。まさか、そこからのキャスティングですかい?

それはそうと、TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートって、今年の12月31日までの発行分で終了しちゃうんだそうです。うーん、ここのところ毎年ゲットしていただけに残念過ぎます! あと1回だけかあ。有料でもいいから、ああいうフリーパス的なものが欲しいと思う大江戸です。でもその際は、ネット予約ができるよぅにしてね。

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2019年1月29日 (火)

アジア杯、日本がイラン破り決勝へ!   #アジアカップ #日本代表

アジアカップの決勝トーナメント、日本は準々決勝のベトナムに次ぎ準決勝で強敵イランを撃破し、いよいよ決勝へ! UAEになってもカタールになってもイランより手ごわいってことはないでしょうから、油断さえしなければ優勝できると思います。中三日と中二日で体調的にも日本が有利になるでしょうしね。

ベトナム戦で驚いたのは、ベトナムが長足の進歩を遂げていたこと。何年か前の対戦時にも、「昔と比べて随分うまくなったなあ」って感じましたけど、今回は更にうまくなっていて、しかも自分たちのサッカーに自信を持っている感じがして、その上走り続ける運動量と絶え間ないプレス。日本が苦戦したのもむべなるかなです。ただ、苦戦の原因は大迫が先発できなかったことにもありましてですね・・・。北川、この大会を通して「使えない」ことがわかっちゃいましたねー。まあ、大迫と他のセンター・フォワードの差が大きすぎることが、日本の大いなる課題なんですけどね。あと、遠藤航が後半はボロボロで、技術的なミスと判断ミスばかりでした。これ、今にして思えば脚の筋肉にトラブルが生じていたんでしょうねえ。そして、原口の献身にはいつもながら感動します。 だけど、権田ー、何だそのミスはー!たのみますよー。

そしてイラン戦。ロングボールをひたすら放り込んで来る長身イランに対して、見事に対応していました。富安の存在が本当に大きいです。二十歳とは思えぬ安定感。今後10年は君に任せたって感じです。なのに3月には三十歳になる権田が、相変わらずの不安定感。良いセーブもあったけど、もうシュミット・ダニエルに譲ってくれい。

しかしまあ、あの1点目の南野! 倒された後、転がっていくボールをあきらめずに追いかけての見事なクロス。良いプレイです!これが今の日本の強さの理由です。彼にしても大迫、堂安、原口にしても、前線の選手がとにかく走り回って守備をします。南野の運動量なんて、香川、清武、乾というセレッソ出身の先輩たちにはなかった(乾は多少あるけど)ものです。チームがちゃんと現代サッカーに対応していると言えるでしょう。

遠藤がハムストリングスやっちゃいましたけど、酒井宏樹も心配です。しかし、今大会成熟のパフォーマンスを見せている塩谷が遠藤の穴を埋めてくれることでしょう。あとは、攻守ともに少々頼りない室屋の火事場の馬鹿力に期待しましょう。

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2019年1月28日 (月)

「十二人の死にたい子どもたち」:「十二人の怒れる男」×「包帯クラブ」   #十二人の死にたい子どもたち

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映画『十二人の死にたい子どもたち』は、センセーショナルなタイトルとは裏腹に、オーソドックスかつ教育的な作品。むしろおとなし過ぎるほどでしょうか。そしてタイトルの示す通り『十二人の怒れる男』(シドニー・ルメット監督)的な要素も含んでおります。

十二人の中には杉咲花だとか橋本環奈だとか黒島結菜だとか新田真剣佑だとか北村匠海だとか高杉真宙だとかの既に有名チームが半分、それ以外のまだこれからチームが半分。でも今後、後者のチームも一人また一人と売れて行くんでしょうねえ。「あの人『十二人』に出てたんだよね。」とか言われるんでしょうね。

まあ謎解き的要素もあるんですけど、それよりもむしろ倫理的側面に重きを持たせているんじゃないかなあ、今回の堤監督は。堤幸彦フィルモグラフィの中では、『包帯クラブ』にテイストが似てますね。そう言えば、あの作品も「屋上」とか「いじめ」なんていうキーワードがありましたっけ。

役柄のせいもありますが、杉咲花がとても堂々としていた(ほとんど座長)のと、新田真剣佑が「こんな役もできるんだあ」的芝居だったのが印象に残りました。そして、「これから組」の中では、3番ゴスロリの古川琴音と12番地味な竹内愛紗が目を引きました。

(以降少々ネタバレあり) ラストの門を出る面々は、まさに『十二人の怒れる男』のラストを思わせるものでした。人間というものに希望を抱かせるような爽やかさでした。

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2019年1月27日 (日)

「サスペリア」:トラウマ的前衛芸術   #サスペリア #ルカ・グァダニーノ

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映画『サスペリア』は、ダリオ・アルジェントのオリジナルを41年ぶりに再映画化した作品。しかも監督が『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノという畑違い。いったいどうなるのかと思ったら、大変なことになっていました。えっ?これが『サスペリア』なの?!ってぐらいにテイストが異なります。しかも延々2時間32分もあるし。なんと、壮大な前衛的アート・フィルムになっているのでありました。かっ飛んでます。

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これは評価が分かれますよねー。前作のファンや一般のホラー・ファンには評判悪いでしょうし、一方気に入った人にとってはカルト的に偏愛したい作品になるのだろうと思います。

で、大江戸はどうなのかというと、うーん、そのアート性は悪くないし、現代舞踏の場面などは実に見事なクォリティだと思います。でもそんなに好きではないですね(まあ、オリジナルの『サスペリア』も特に好きではないんですけど)。

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色彩は地味に冷え冷えとしております。緑やら赤やらで極彩色だったアルジェント版とは真逆ですね。 そして終幕までは抑制を効かせたホラー描写と、不安を煽る予告的な短いショッキング映像のみで、最後にそれを爆発させる展開です。でも、いわゆる「怖い映画」ではありません。神経を攻撃してくる悪夢的で難解な作品です。これ、十代のうちに観たりしたら、トラウマ確実ですよねー。

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アルジェント版の主演女優ジェシカ・ハーパーが、おばあちゃん(現在69歳)になって出演しておりました。人間は年を取るんですねえ。

そして、クロエ・グレース・モレッツが出ていたことをエンドクレジットで知って、びっくり。でもあの役、クロエに見えなかったなあ。

タイトルロゴやエンドクレジットの文字やデザインがロシア構成主義みたいで、これまた前作とはあまりにかけ離れていて、しかも今作ともマッチしていないような気もして、なかなか興味深いものがありました。

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2019年1月26日 (土)

「クリード 炎の宿敵」:繰り返しだが冴えぬテンポ   #クリード #炎の宿敵

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映画『クリード 炎の宿敵』は、この新シリーズの第2弾。世代を下げて、結局同じことを繰り返すという・・・いわば、シルヴェスター・スタローン の「生涯を『ロッキー』で繰り回す計画」なんですね。 それでも、前作『クリード チャンプを継ぐ男』は、結構心躍る良作だったのですが、今回は・・・ダメでした。

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だって、テンポ悪いんだもーん・ドラマ部分が多いのですが、そこがもったりしていて、演出力がないもんで、かなり退屈。どうせみんな試合シーンを楽しみにしてるんだから、もっとちゃっちゃか進行させるべきだと思いました。2時間10分もかけて描くほどの内容じゃないでしょうに。

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試合場面にしても、これまでの『ロッキー』&『クリード』諸作に較べてかなり見劣りがします。撮り方に工夫がなく、迫力も足りていません。

そもそもドラゴの息子が、「普通に強いボクサー」って感じで、あの(父)ドラゴの「殺人マシーン」としての狂気すら感じさせる凄みに、全然届いていませんもん。これでは映画として「退化」ですよね。

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シリーズの特色であるトレーニング場面の「熱さ」も、『ロッキーのテーマ』がかかってアガる感覚も、てんで期待外れ。つまり娯楽映画としての良き伝統すらも継承されてなかった感じ。どうしてこんな事になってしまったんでしょうかねえ。

そして、1試合目も再戦も、あそこまで凄惨だと、もっと早い段階にレフェリーがストップかけますよねえ。あ、それを言っちゃあおしまいなのかな?

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2019年1月25日 (金)

「ミスター・ガラス」:もっと大ボラを   #ミスター・ガラス #シャマラン

T0023621p映画『ミスター・ガラス』の原題はシンプルに“Glass”。でも邦題を『グラス』にしちゃったら、なんだか「コップ」みたいな印象ですもんねえ。

とにかく、『アンブレイカブル』と『スプリット』のことを知っている前提で作られています。いきなりこの作品だけ観たら、「何これ???」という世界ですから、予習は必須です。

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まあ、独特の世界で、面白いと言えば面白いんです。リアルな世界の中で、マーヴェルのヒーローものみたいな事が起こっている、その「絵」がなんとも不思議です。そういう超現実性をさも当たり前の事のように描くのが、M.ナイト・シャマランの世界であることは論を待ちません。

(以降少々ネタバレあり) で、これまたシャマランと言えば当然の「どんでん返し」も、今回は割と地味。うーん、シャマランにはもっと大ボラ吹いてもらいたい気がいたします(この設定自体が、大ボラといえば大ボラなんですけど)。 それはともかく、この精神分析医(サラ・ポールソン)の目的ってなんなんでしょう?(しかもお仲間も多いようで) 解せないなあ。そんなことして何が楽しいのか・・・?

アニャ・テイラー=ジョイが、『スプリット』からから2年の間に、けっこう大人になりましたねえ(その分、真野恵里菜に似てなくなった)。この年代の女子は、良くも悪くも移ろって行くんですねえ。

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2019年1月24日 (木)

「マイル22」:アメフトのような銃撃戦   #マイル22 #MILE22

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映画『マイル22』は、ピーター・バーグ監督×マーク・ウォールバーグ主演という鉄板アクション・コンビによる新作。なんだかんだ、このコンビの4作品(本作を含む)って、全部観てるんですよねー。実は今回、さほどそそられずスルーしようと思っていたのですが、『チワワちゃん』舞台挨拶事件(↓)の影響で、時間合わせで観たのであります。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-585e.html

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で、そういう作品が思わぬ傑作だったりすると、えらく儲けものなんですけど、まあそこまで世の中甘くはありませんでした。お好きな方もいらっしゃるでしょうけれど、小生としてはさほど面白くは感じませんでした。 リアルで迫真の銃器アクションと、痛そうで手に汗握る迫力の肉弾アクションですが、まあ、その方面にはあまり惹かれないもので・・・。それよりも、銃撃戦において、衛星からの映像によって本部指示で駒のように動いていく戦闘員(プレイヤー)たちというのが、あたかもアメリカン・フットボールのようで、興味深かったです。

365345_007とは言え、シラットの名手イコ・ウワイスの生身の肉体の強さ、激しさは只事ではなかったですね。手錠で自由を奪われた中での決死のアクションなどは、いくら強くたって骨が折れたり、手の肉が削げたりしそうで、恐ろしくも痛そうな強烈さでした。

そして、ジョン・マルコヴィッチの角刈り(?)みたいなカツラが面白くて、映るたびに頭や生え際ばかり見てしまいました。

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(以降少々ネタバレあり) 一応どんでん返し的なものを用意してあるのですが、あまり切れ味がよろしくないような・・・。そして爽快でもなかれば、重厚に成功しているわけでもないという・・・。 続編という声もあるようですが、作っても当たらなそうな気がしてならないですね。

ちなみにフルマラソンは約26マイル。この護送距離より4マイルも多いようで・・・。いやー、長くてまいるなあ。←笑う所

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2019年1月23日 (水)

「マスカレード・ホテル」:娯楽映画のお手本   #マスカレード・ホテル #木村拓哉 #長澤まさみ

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映画『マスカレード・ホテル』、フジテレビ映画だし、鈴木雅之監督だし、木村拓哉と長澤まさみだし、まあ、そんなに期待はしていなかったのです。ところがどっこい、いやー、とっても面白かったのです。

確かに映像のルックはフジテレビ映画ですし、コメディと言っていい場面も多くて、作りとしては緩いのです。でも、そういう緩さも魅力の一部になるほど、(これは東野圭吾原作のせいか、それとも脚本のせいか、たぶん両方なのでしょう)話がよく出来ていて、面白いのです。後から考えるとちょっとヘンな所、気になると所はあるのですが、観てる間は快調なテンポのおかげで気にならず、2時間13分ダレることなく楽しませてもらいました。しっかり入場料分は楽しませてくれる映画です(とは言え、TOHOシネマズの1か月無料パスポートで観たのですけどね。てへっ)。

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主役二人(木村、長澤)の「水と油」コンビの造形が良くって、その対立がドラマをどんどん転がして行きます。そして、豪華な脇役陣がそこに絡んで、さまざまなエピソードの面白さで、飽きさせずに引っ張ります。特にホテルの取材は随分したんだろうなあと感心しましたし、お仕事映画としても上出来です。終盤には(お定まりではありますが)ちょっと感動すらさせてくれて、・・・よく出来てますよねえ。娯楽映画としては、ほとんど文句のつけようがないぐらいです。

(以降ややネタバレあり) クライマックスの「意外な犯人」に関しては、ちょっとびっくりしました。「最近、あの東宝映画に出てたあの人がまた出てるー。こんなことしてるー。」って感じでした。 さらには前田敦子・勝地涼ご夫妻に関しては、史上最大級の内輪ネタになっておりまして、笑っちゃいます。

その後の何度も訪れるラストっぽいシーンも、それぞれに良いのです。そして、やけに爽やかなのです。うーん、満足感と爽やかさがたっぷりで劇場から出られるなんて、良いではありませんか。やっぱり、娯楽映画のお手本みたいな作品なのでした。

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2019年1月22日 (火)

アジア杯サウジ戦 からのラグビーW杯チケット取れずの件   #アジアカップ #日本代表 #ラグビー・ワールドカップ

昨夜のアジアカップ、決勝トーナメント第1戦=日本vs.サウジアラビアは、日本が1-0で勝ち上がりましたが、ボール保持率はサウジアラビアが76.3%と圧倒的な数字。ただ、そんなに支配されていたという印象はないので、日本が「持たせていた」という感じです。アタッキング・サードにはあまり侵入させないし、侵入したとしても最後は堅く守るという戦術。攻めに関しては、いつもよりもカウンターとセットプレイに頼りながら、泥臭く、リアリスティックに勝つという選択が成功しました。

富安、頼りになりますねえ。守備の安定感に加えて、この日の決勝点も彼の頭でした。そして20歳とは思えぬ顔だち(おっさんっぽいことに関しては、湘南の杉岡みたいですね)。きちんと吉田の後釜が定まった感じです。 遠藤航はこの日も、効いてました。地味に気の利いたプレイを、随所に出しておりました。 原口の攻守に置ける奮闘とランも、いつもながら感動的です。 一方、権田、南野、堂安がイマイチ冴えませんでした。武藤嘉紀はむしろ守備で効いてましたが、累積警告2枚で次のベトナム戦には出られなくなってしまいました。どうなるのでしょう?大迫の回復が間に合ってくれるのか? そうでなければ、北川が1トップになるのですが、今大会のパフォーマンスは良くないので心配です。 とは言っても、そしてベトナムが強くなってきたとは言え、ここは勝たないとダメでしょ。よろしくどうぞ。

話変わって、今秋のラグビー・ワールドカップ日本大会のチケットですが、なかなかどうして、やっぱり取れやしませんね。まあ、もともと大江戸はラグビーに全然興味が無かったし、だから観て来なかったのですが、前回ワールドカップで日本が躍進して以来ちょこちょことTVで観たりするようになり、昨秋には秩父宮デビューを飾りました、そんなわけで、「熱心なファンには申し訳ないけど、「一生に一度の自国開催なので、もし券が取れるようなら、行ってみようかな」ぐらいの気持ちで、昨年秋の抽選販売に申し込んではずれ、その落選者を対象にした1月半ばの販売も10万人以上のウェイティングで、順番が着た時にはもう券がありませんでした。その直後の第2次一般販売(先着順)でもやはり、10万人以上の待機の果てに順番が着たら、関東圏はどこの会場も車椅子席しか残っていない状態でした(っていうか、大分とか熊本あたりしか残ってなかった)。実は、一般発売の前にコアなラグビー・ファン向けの販売やら、開催地住民向けの先行販売やらが4回ほどあったみたいで、それでも皆さまゲットできないみたいなので、これはよっぽど気合をいれてないと(高額でも買うとか遠隔地でも行くとか)無理なんですね。

まあ、大江戸みたいな生半可な奴がゲットしてっしまっては申し訳ないという気持ちも半分ありましたので、入手できずにホッとしている自分もいるのですけどね・・・。それにしても、日本戦なんか一番良い席は15万円とかですよ。高いですねえ。 ここは切り替えて、TV観戦やパブリック・ビューイングで良しとしましょう。 その分、ちゃんとJリーグに行きましょう。

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2019年1月20日 (日)

「チワワちゃん」:無常の世界   #チワワちゃん #二宮健 #松本穂香

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映画『チワワちゃん』の舞台挨拶を1月19日にバルト9でやるっていうんで、その券はチケットぴあでしか扱ってないって言うんで、1週間ぐらい前にネットで確保したんですよ。だけどねえ・・・事前発券しなきゃいけないことをすっかり忘れてて、当日15分前ぐらいにバルト9の前に着いた瞬間、「あれ?どのメールだっけ・・・」ってことになって、「うわーー!!」ってなって、あーだこーだ努力したけど、結局アウトでした。発券できずに舞台挨拶も本編もアウトでした。2,000円パアでした。予約した時にちょうどスマホが壊れてて、家のPCから予約したので、スマホには通知が残ってなかったし、チケットぴあはそんなに頻繁に利用しないのでパスワード忘れちゃって、どうしてもログインできなかったし・・・などといくつものアンラッキーが重なった結果なのです。いや、まいりました。悲劇でした。舞台挨拶で、『アスアブ鈴木』に続いて松本穂香にお目もじできるはずだったのに!

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そんなこんなで、翌日仕切り直しての鑑賞。なにしろ二宮健監督の前作『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』(リミスリ)を、一昨年の邦画第1位に選んだ大江戸ですから、期待大でした。今回は予算アップ&メジャーな役者たちを使っての勝負作。で、どうだったかというと、うーん、良い所も多いのですが、『リミスリ』の凄さには届きませんでしたねえ。カラフル&ポップ&クレイジー&セクシャル&コンテンポラリーなニノケン・ワールドは健在というか、むしろパワーアップしているのですが、少し常識的な映画になっちゃったのかなあ。

365823_002乱痴気騒ぎのカラフルポップな映像デザインとクラブ・ミュージックは、まさに二宮健ならでは。こういう強い個性に活躍してもらいたいなあ、日本映画は。 でも、チワワ役の吉田詩織や成田凌や玉城ティナや村上虹郎あたりは、あっさりとこの世界に溶け込んでいるのですが、門脇麦の違和感が凄くって・・・。いやー、「この人たちの仲間にはならないでしょ、あなた」って感じ。何か、猫カフェにイノシシがいるぐらいの違和感なのです(原作は読んでないので、このキャスティングが当を得たものかどうかわからないのですが)。

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でも、全篇に漂う無常観は何とも胸に迫るものがあります。っていうか、観た後で家に帰ってからも、寂寞とした無常の感覚が胸にじわりと残っているのです。『平家物語』かよっ!って程に・・・。ラストの東京湾のブルー基調の映像なんて、ものの見事に無常で・・・しみます。

あと、映像的には『時計じかけのオレンジ』へのオマージュ(コマ落としとボカシ)場面があったり、ちょっと『ネオン・デーモン』的な場面(浅野忠信がらみ=ここでのシャッター音の暴力性はスゴイ!)があったりで、そこらも大江戸の趣味と合致しているのでありました。

松本穂香は最後になって、ちょこっと出て来ました(二宮監督とは『MATSUMOTO TRIBE』のご縁がありますからね)。素朴にカワイイ役柄で、ヘヴィーな料理の後の果物みたいでした。

 

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2019年1月19日 (土)

展覧会「特撮のDNA」:東宝ゴジラの大集合

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蒲田の日本工学院専門学校「ギャラリー鴻(こうのとり)」で開催中(~1/27)の展覧会『特撮のDNA -『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで-』を観ました。

珍しい会場でやったもんですねえ。あ、でも「蒲田」ってことに意味があるわけか(『シン・ゴジラ』のゴジラは、蒲田を襲撃)。

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副題の示す通り、1954年の『ゴジラ』第1作から、『シン・ゴジラ』まで(実は、その後に作られた不出来なアニメ版まで含まれてます)の東宝ゴジラシリーズ及び特撮シリーズを網羅した展覧会です。

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入口すぐにドでかいシン・ゴジラの模型が鎮座。いやー、でかいっす。カッコいいっす。

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そして『シン・ゴジラ』がらみの展示としては、第1形態から第4形態への変容だとか、ラストの尾の先端の謎の造形などもありました。

ご当地・蒲田ロケの写真なんかもズラリと貼ってありましてね。

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こちらの鈍く輝く金属は、『ゴジラ』第1作のオキシジェン・デストロイヤー。これがゴジラを白骨化させたわけです。

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メカゴジラ、かなりでかいっす。天井ギリギリっす。

まあ、こういうのがいろいろある展覧会なんですよ。あとは、ポスターとか制作資料とか特撮用模型とか頭部模型とかいろいろありました。

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『モスラ』の小美人の人形。そういえば、こんなケースで運ばれてましたっけ。実写の合成と共に、こういうのも使ってたわけですね。

Dsc_3344_convert_20190119222141で、天井にはモスラ。こいつは平成モスラのようですねえ。

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ゴジラも年代で、随分と顔や姿が異なっております。

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ゴジラやキングギドラの皮膚の質感がよくわかります。家の壁紙がこれだったら、すごいでしょうね。

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ヘドラの解剖図。大仏やお城と高さを比べてるところも、なかなか結構ですね。

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燃え上がる街のジオラマ内で戦うゴジラとモスラ。迫力のある大きな展示です。

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ほかにもあれこれ並んでましたが、まあ、こんな展覧会でありました。老いも若きも男も女も、なかなか幅広い客層が来てましたよ。

グッズ販売コーナーにあったラーメン丼にニヤリ。「あ~あ。伸びちゃったよ。やっぱ総理の仕事って大変だなぁ。」という、『シン・ゴジラ』における里見総理(平泉成)の台詞が底に書いてあるのでした。

ハリウッド版ゴジラが無いのは、まあしょうがないとして、ゴジラシリーズ以外の特撮ものがほとんど(ポスター程度の)薄い展示だったのが残念でした。

また、子供向けのTV用特撮ものには年代の偏りがあり、全然知らなかったなあ。 

そういう不満点もありますけど、全体的にはかなり楽しい展覧会でありました。

やっぱり第1回「ゴジラ検定」受験してみーようっと。

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2019年1月18日 (金)

アジア杯2&3戦目の日本代表   #アジアカップ #日本代表

サッカー・アジアカップの第2戦(vs.オマーン)と第3戦(vs.ウズベキスタン)をレアルタイムのTV放送で観ましたが、初戦(vs.トルクメニスタン)も含め、想定通りといった戦いぶりです。

グループリーグは苦しみながらも3連勝できるだろうと感じていましたし、森保監督は3戦目に控え組を出場させてターンオーバーを上手に使うだろうと思った通りでした。まあ、それは多くの人が思う所だと思います。そして、控え組が良いパフォーマンスを見せて勝つだろうというのも想定通り。問題はノックアウト・ステージに入ってからの4試合(あるはず)です。

オマーン戦の判定は(中東の試合にしては珍しく)日本有利の笛となりましたが、そういうこともある!ってところです。 内容的にも悪くなかったので、日本の「判定勝ち」に特段の問題はありません。しかしながら、フィニッシュを決められない悪い癖は、この世代においてもかあ!って感じ。大迫や中島がいたらどうだったろうか?と思わずにはいられなかったです。遠藤航は素晴らしかったなあ。北川航也は消極的で、物足りなかったなあ。

ウズベキスタン戦は、なかなか骨のある相手だったので苦戦しましたが、控え組が勝ちをもぎ取ったのは評価できます。ただその一方で、レギュラー組との実力差も見えてしまいましたし、(これはしょうがないとは言え)連携の悪さからボールロストする場面が多すぎたと思います。そんな中、伊東純也の度重なるスプリントは感動的でさえありました。でもその必死のスプリントを台無しにしていたのが、北川。どうにもこうにも、この人、(少なくとも現在のパフォーマンスは)代表レベルにあるとは思えません。「敵DFを引き付ける動き」で評価されたりしてますが、いやー、それほどのもんじゃありませんでしたよ。もう、代表に呼ばなくてよろしいかと思います。

決勝トーナメントまでに大迫の臀部は回復するのでしょうか? そこが一番のカギです。そして、GKはもうシュミット・ダニエル固定で行くべきだと思ってます、大江戸的には。グループリーグを見ての小生のおすすめ先発メンバーは、「GK=シュミット・ダニエル、DF=酒井宏樹、富安、吉田、長友、MF=遠藤、柴崎(or塩谷)、原口、FW=南野、大迫、堂安」でーす。

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2019年1月17日 (木)

「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」:'60's英国文化概論   #マイ・ジェネレーション #ロンドンをぶっとばせ! #マイケル・ケイン

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映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』は、マイケル・ケインがプロデューサーも兼ねた「ワシの若い頃は」映画。1960年代、つまり“Swingin' London”と言われた頃の「思い出の記」とでも申しましょうか、かなり目立ってます、マイケル。そして、やっぱり凄い時代だったんですねえ。

タイトルは当然ザ・フーの名曲から取ってますし、ビートルズ、ストーンズ。ザ・フーという「御三家」の映像もしっかり入ってます。ただ音楽に関してはちょこちょこっとだけで、随分と食い足りないですね。かと言ってどこに厚みを書けたのかというと、どこでもないんですね。映画も音楽もポップアートも写真もファッションもヘアメイクも・・・と、当時の文化が一通りフルコースで紹介されるのですが、その一皿一皿はかなり小盛りって印象です。

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まあ、今の若者たちに当時の空気を感じさせながら、「’60年代英国カルチャー概論」をざっくりとわかってもらうには、ちょうどいい教材なのかも知れません。その分、深く知ろうとする人や当時をよく知る人には、フラストレーションがたまる作品かも。

それにしても、若きマイケルも、ツィギーも、マリアンヌ・フェイスフルも、みんな何回りか回って今カッコイイしキュートですよね。マイケル以外は声の出演だけで、現在の姿を見せないという手法も、地味に奏功していると思います。

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2019年1月16日 (水)

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」:衣装はグッド   #ファンタビ

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今頃ではありますが、しばらく前に観た『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』について、書かねばなりますまい。うーん、つまんなかったなあ。小生はそもそも『ハリー・ポッター』シリーズを(全作観ましたが)ほとんど面白いと思えていないので、いわんやこの作品をや、って感じです。ファンはきっと好きな世界なのでしょうけれど、そうでない人にとってはねえ・・・。あ、期待してなかったから、観るのも遅くなってしまったんだなあ。

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物語が全く頭に入って来ません。第1作では、ちょっといい感じのラブストーリーだとか、ユーモアたっぷりのヘンテコ動物だとか、それなりの面白さがあったのですが、今回はもう何がどうなってるのかよくわからなかったし、それでも大勢に影響はないって感じでもありましたから。現代の子供たちが、娯楽映画のスタンダードをこのあたりに置いてしまうとしたら、それは恐ろしいことです。娯楽映画って、本来もっと単純明快で、もっとワクワクするほど面白いものなんだよー。

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トーンとしても暗いし、この程度のVFXにはもう目が慣れて、どうってことないとしか思えないし、134分がやけに長く感じられました。

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唯一良かった(と言っては身も蓋もありませんが) のは衣装。いいなあ、凝ってるなあ…などと思って観ていましたが、エンドタイトルに衣装=コリーン・アトウッドの名前を発見して納得。『シカゴ』『ナイン』からティム・バートン作品の数々を手掛けた名手です。でもこの人、『ファンタビ』第1作も担当してたようですね。そっちの印象は特にないなあ。

ああ、それにしても、これ5部作なんですって? 次回以降観るのやめちゃうかもなあ・・・。

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2019年1月15日 (火)

大久保-早稲田-雑司ヶ谷ランと、走ることについて  #ランニング #都内を走る #なぜ走る

2月17日の青梅マラソン(30㎞)まで、あとひと月ちょっと。おととしの東京マラソン以来久々にレースに出るので、何とか完走できる程度に調整しようと、昨日は2時間45分程都内を走りました。

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自宅からまずは新宿まで3-40分かけて走りまして、その後は大久保/東新宿あたりから明治通りに入って、西早稲田から雑司ヶ谷方面へ。

都電荒川線(最近は「東京さくらトラム」とか言うんですよね)の新しい車両。おお、休日は今でも正面に国旗なんかつけて走るんですね。

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雑司ヶ谷墓地のそばまで来ての折り返し。すぐそばの鬼子母神をお詣り。この界隈は、『獣になれない私たち』のロケで使われていたんですよねー。

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境内にある駄菓子の上川口屋さんは、いまだ健在でした。

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冬場の神田川は寒そうです。高田馬場の南の方。

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おお、早稲田松竹だあ! 学生時代は何度も訪れた名画座が、いまだに同じ平屋一戸建てで存在し続けているとは、嬉しいじゃありませんか。すごいなあ。

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そして大久保公園を抜けて、少し迷いながら大久保へ。うわー、凄い人だかり。歩道がほとんど人でぎっしり。歩きにくい状況でした。若い女の子率が異様に高くって、特にブームのホットグ屋さんの前には、長蛇の列! 大久保~新大久保は近年ネパールの進出がめざましいって聞いたのですが、いやいややっぱり韓国です。だって、住宅街の狭い道にまで女の子たちがあふれてましたもん。びっくりです。

てなわけで、ゆっくりのランでしたが、調整は順調。今や、スピードだ記録だはどうでも良くて、とにかく無事完走したい気持ちだけです。なぜ走ってるんだろう?と考えると、最近はシンプルに答えが出て来ます。健康管理と体型維持のためなんですよね。やっぱり少しは走ってないと、体重や体脂肪が増えちゃいますし、筋肉を衰えさせない効果ももちろんあります。そして、体のためにも、体と密接につながっている心のためにも、適度に走るってことは良いことです。精神的にちょっと参ってる時に走ると、重苦しいモヤモヤが確実に汗と一緒に流れ出ていきますもん。 ただ、走り過ぎたり、無理をしたり、何かを目指したりするのは、かえって心にも体にも良くないので、それはもうやめています。「楽しく、ゆっくり、少しだけ」、これからもそういうスローガンで走って行こうと思っております。

じゃあなぜレースに出るのかというと、基本は出なくてもいいんですけど、1年に1回ぐらいレースで普段走らない長距離を走るようにしておかないと、それに備えた練習もしなくなるし、そうすると短い距離のゆっくりジョグばかりになって(おまけに走る頻度も少ないもんだから)、現在の体や筋力をキープできなくなるからなのです。少しはちゃんと走る(練習する)ためのモチベーションとして、なのですね。まあ、そんなもんは年に一度ぐらいってことで(十分とは言えないにせよ)手を打ちたいと思います。

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2019年1月14日 (月)

日本インターネット映画大賞2018投票   #日本インターネット映画大賞

えー、毎年恒例の「日本インターネット映画大賞」に投票する記事です(投票規定が色々変わりました)。昨日のマイ・トップテンと基本的にはほとんどかぶってますが、定型フォーマットでブログをアップしての投票となりますゆえ、ご寛容ください。

日本インターネット映画大賞のサイトはこちら↓

http://www.movieawards.jp/

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日本映画

【日本映画作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「寝ても覚めても」   
2位  「日日是好日」    
3位  「万引き家族」    
4位  「君の鳥はうたえる」    
5位  「ここは退屈迎えに来て」   
6位  「犬猿」    
7位  「SUNNY サニー 強い気持ち・強い愛」    
8位  「リバーズ・エッジ」    
9位  「カメラを止めるな!」    
10位  「響 -HIBIKI-」    

【コメント】  邦画は1年ごとに豊作と不作が入れ替わる。去年は豊作でした。ベテラン、中堅、若手の監督が、それぞれ志を持って素晴らしい成果を残しました。でも、前年大活躍だった女性監督が妙に目立たなかったのは、なぜなのでしょうか?  その中で、『寝ても覚めても』のあのシーンの衝撃は、ただならぬものでした。わが目を疑う凄さがありました。人間って不思議。 反対に、何も起こらない『日日是好日』みたいな、平穏な日々の素晴らしさを美しく描いた映画も、元来大好きです。 そして、『万引き家族』における是枝の社会性と問題意識も、高く評価すべきだと思います。

【日本映画監督賞】          
   [濱口竜介(寝ても覚めても)]
【コメント】  ドキュメンタリー風の『ハッピー・アワー』とは作風を変えて、でもそれが非常に高いレベルで成功している凄さ。これからどんどん「世界のハマグチ」になっていきそうです。  

【日本映画主演男優賞】
   [岡田准一(散り椿)]
【コメント】  無精ひげと男っぽさと剣の鋭さと・・・、なんだか『用心棒』や『椿三十郎』の三船敏郎を見る思いでした。

【日本映画主演女優賞】
   [黒木華(日日是好日)]
【コメント】   主演作が続きましたが、どれも演技が違って、どれも巧い! 『来る』なんか、死に顔まで巧かったですもん。

【日本映画助演男優賞】
   [吉沢亮(リバーズ・エッジ)]
【コメント】   神秘性と無表情の下の狂気。

【日本映画助演女優賞】
   [森川葵(リバーズ・エッジ)]
【コメント】  ブリッ子キャラが 狂気に堕ちていく、そのブッ壊れ方がコワイです。

【日本映画ニューフェイスブレイク賞】
   [唐田えりか(寝ても覚めても)]
【コメント】   彼女にこの役を与えた濱口監督もすごいけれど、その期待に応えた唐田さんも只者ではありません。「虫も殺さぬ顔」が、効いてました。

【日本映画音楽賞】
  「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」
【コメント】  映画と言うよりは「コンテンツ」なのだと思いますが、他に思いつかなかったもので・・・。

外国映画

【外国映画作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」    
2位  「それから」    
3位  「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」    
4位  「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」    
5位  「サバービコン 仮面を被った街」    
6位  「グッバイ・ゴダール!」    
7位  「夜の浜辺にひとり」    
8位  「シェイプ・オブ・ウォーター」    
9位  「スリー・ビルボード」    
10位  「女と男と観覧車」

     
【コメント】   良い作品は多いのですが、ベストテン上位にふさわしい作品となると少なくて、ましてや1位にふさわしい作品がなくて困りました。でもスピルバーグがが1位だと座りが良いというか・・・。前年の『ブリッジ・オブ・スパイ』に続く秀作で、ここに来てのスピルバーグ復活は、嬉しい限りです(70代ですからね!)。 

【外国映画 ベストインパクト賞】
   [ホン・サンス]
【コメント】   今更ながらホン・サンスにハマってしまいました。あの、グダグダした酒席の会話の名人芸!男と女の微妙な心理の綾。連続公開の4作品に主演したキム・ミニも魅力的でした。 

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【大江戸時夫が選ぶベスト・エンド・クレジット賞】
   [来る]
【コメント】   黒地に白文字でスタッフ・キャスト等を小さく数十人分ずつ入れ込んだものを、数枚ダン!、ダン!とたたみ重ねて、終わり。いやー、簡潔。ハリウッドにも見習ってもらいたいと思います。

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2019年1月13日 (日)

2018洋画トップテン   #2018外国映画ベストテン

日本映画篇に引き続きまして、外国映画篇です。

1.ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(スティーヴン・スピルバーグ)  2.それから(ホン・サンス)  3.バトル・オブ・ザ・セクシーズ(ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス)   4.アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル(クレイグ・ギレスピー)  5.サバービコン 仮面を被った街(ジョージ・クルーニー)  6.グッバイ・ゴダール!(ミシェル・アザナビシウス)  7.夜の浜辺にひとり(ホン・サンス)  8.シェイプ・オブ・ウォーター(ギレルモ・デル・トロ)  9.スリー・ビルボード(マーティン・マクドナー)  10.女と男の観覧車(ウディ・アレン)  次点.正しい日|間違えた日(ホン・サンス)  

<その他の記憶すべき作品>  リメンバー・ミー  ワンダー 君は太陽  デトロイト  ファントム・スレッド  ミッション:インポッシブル フォールアウト  オーシャンズ8  シュガーラッシュ:オンライン  ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男  5時17分、パリ行き  苦い銭  モリーズ・ゲーム  ボヘミアン・ラプソディ  search サーチ  判決 ふたつの希望  華氏119  バッド・ジーニアス 危険な天才たち  ジュラシック・ワールド 炎の王国

監督賞:スティーブン・スピルバーグ(ペンタゴン・ペーパーズ)   脚本賞:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー(ペンタゴン・ペーパーズ)   撮影賞:ヴィットリオ・ストラーロ(女と男の観覧車)   主演女優賞:フランシス・マクドーマンド(スリー・ビルボード)   主演男優賞:ゲイリー・オールドマン(ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男)   助演女優賞:レスリー・マンヴィル(ファントム・スレッド)   助演男優賞:イドリス・シルバ(モリーズ・ゲーム)、アラン・カミング(バトル・オブ・ザ・セクシーズ)   新人賞:該当者なし

邦画とは反対に、決め手に欠ける洋画部門。なかなか良い作品は多いのですが、ベストテン上位にふさわしい作品となると少なくて、ましてや1位にふさわしい作品がなくて困りました。でもスピルバーグがが1位だと座りが良いというか・・・。前年の『ブリッジ・オブ・スパイ』に続く秀作で、ここに来てのスピルバーグ復活は、嬉しい限りです(70代ですからね!)。 小生は、今更ホン・サンスにハマってしまいました。あの、グダグダした酒席の会話の名人芸!キム・ミニも魅力的でした。

ちなみに『キネマ旬報』ベストテンがようやく、「12/31までの公開作」という暦年対象に改めてくれたのは、良かったと思います。今までは自分の暦年テンともズレるし、よろしくないと言い続けて来たので。

(邦画篇はこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/2018-7e44.html

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2018邦画トップテン   #2018日本映画ベストテン

 大江戸時夫の年間トップテン映画 of 2018年。今年はいつもより早めに片がつきました(ま、「インターネット映画大賞」の締め切りが早いってこともあったんですけど)。 まずは邦画篇から。(  )内は監督名です。

1.寝ても覚めても(濱口竜介)    2.日日是好日(大森立嗣)  3.万引き家族(是枝裕和)  4.君の鳥はうたえる(三宅唱)  5.ここは退屈迎えに来て(廣木隆一)  6.犬猿(吉田恵輔)  7.SUNNY サニー 強い気持ち・強い愛 (大根仁)  8.リバーズ・エッジ(行定勲)  9.カメラを止めるな!(上田慎一郎)  10.響 -HIBIKI-(月川翔)  次点.孤狼の血(白石和彌)  

<その他の記憶すべき作品>  サニー/32  散り椿  生きてるだけで、愛  素敵なダイナマイトスキャンダル  ちはやふる 結び  ミスミソウ  リズと青い鳥  恋は雨上がりのように  50回目のファーストキス  検察側の罪人  愛しのアイリーン  教誨師  souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~

監督賞:濱口竜介(寝ても覚めても)   脚本賞:田中幸子、濱口竜介(寝ても覚めても)   撮影賞:近藤龍人(万引き家族)   主演女優賞:黒木華(日日是好日)  主演男優賞:岡田准一(散り椿)   助演女優賞:森川葵(リバーズ・エッジ)、山下リオ(寝ても覚めても)   助演男優賞:吉沢亮(リバーズ・エッジ)   新人賞:唐田えりか(寝ても覚めても)  

邦画は1年ごとに豊作と不作が入れ替わる。去年は豊作でした。ベテラン、中堅、若手の監督が、それぞれ志を持って素晴らしい成果を残しました。でも、前年大活躍だった女性監督が妙に目立たなかったのは、なぜなのでしょうか? 

その中で、『寝ても覚めても』のあのシーンの衝撃は、ただならぬものでした。わが目を疑う凄さがありました。人間って不思議。 反対に、何も起こらない『日日是好日』みたいな、平穏な日々の素晴らしさを美しく描いた映画も、元来大好きです。 そして、『万引き家族』における是枝の社会性と問題意識も、高く評価すべきだと思います。

次は洋画篇です!(↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/2018-f765.html

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2019年1月12日 (土)

「シュガーラッシュ:オンライン」:諧謔と風刺と教育と娯楽   #シュガーラッシュ:オンライン

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映画『シュガーラッシュ:オンライン』、面白かったー。予想より全然面白かったー。大江戸は第1作の『シュガーラッシュ』を観逃していたのですが(だって、ヴァネロペはいいとして、あのガリガリ君みたいな雑で頭悪そうな大男がねえ・・・)、問題なく楽しめましたし、色々と感心しました。

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とにかく、このインターネット空間のアニメ化が上手にできておりまして、あ、これはあの現象をこう置き換えたのね・・・っていうような工夫だらけ。かなり頭の良い脚本と映像クリエイティブです。ゲーム内のカーチェイスの場面なんて、ホントド迫力で、すっごいクォリティーでしたから。

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クライマックスでウィルス化したラルフが無数に寄り集まって巨大なラルフ怪人になったあたりの描写は、かなり凄かったです。お見事!

そして、プリンセスの部屋! この諧謔精神!いやー、笑えます。極めて当世風でもあります。広告コピーにあったように、「ディズニー、ここまでやる!?」って感じでした。

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王女たち以外にも、ストーム・トゥルーパーとかC-3POとか『スター・ウォーズ』キャラも出ていたし、とにかくパロディ精神や風刺精神や何でもあり(だけど品は落とさない)の娯楽魂には、感心しちゃいます。楽しませてもらいました。 アラン・メンケン大先生まで引っ張り出したミュージカル場面は、もうただただ感服。最高です。

ヴァネロペとラルフの名バディぶりもステキですし、色々と教育的な側面があるのも結構ですね。 ただ、エンドタイトルロール途中のおまけ映像のブラックさは何なの?(まあ、篇中にもかなりダーク&ビザールなキャラクターが出ておりましたっけ。)

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2019年1月11日 (金)

「家(うち)へ帰ろう」:「幸せの黄色いハンカチ」みたいで・・・   #家へ帰ろう

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この『家(うち)へ帰ろう』という映画タイトルを見ると、小生なんぞは竹内まりやの『家に帰ろう マイ・スイート・ホーム』を思い出してしまうのですが、それとはまったく関係のないアルゼンチン映画です。ガンコじいいさんが主人公です。

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とにかくこの人が頑固ジジイであり、むしろ意地悪ジジイだったりもするのです。映画だからいいけれど、実際に近くにいたら、いやだなあ。 で、このじいさんのロード・ムービーです。ブエノスアイレスからマドリッドへ、そこからヨーロッパを横断してポーランドに向かう旅です。

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マドリッドのホテルの女主人は、なんだかペネロペ・クルズがおばあちゃんになったらこうだろうなって顔をしておりました。なかなかにゴージャスです。

ユーモアもシリアスな雰囲気も両方出しながら、映画は進行していきます。そして、だんだんとナチスのホロコーストの黒い影が広がっていくのです。ただ、それは「思い出」の範疇で描かれています(じいさんは真剣なのですが)。

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宣伝ではラストがメチャメチャ泣けて、感動するみたいなことが懸かれていますが、大江戸は(それで構えてしまったためか)泣けませんでした。内容的にも、無理矢理「泣かせ」の場面を用意したみたいな感じでねえ・・・。 (以降ネタバレあり) 間近になってじいさんが尻込みするところとか、あたかも『幸せの黄色いハンカチ』のごとしですから。感覚的によーく似てましたよ。

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2019年1月10日 (木)

「片岡鶴太郎展 顔-faces-」@松屋銀座

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松屋銀座で『片岡鶴太郎展 顔-faces-』(~1/14)を観ました。この会場で、2014年に開催された鶴太郎展で、そのクォリティに衝撃を受けた大江戸ですが(↓)、

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-24e2.html

今回も見事な作品、見事な展覧会でした。

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あの頃とは違って、展覧会場内の撮影もOKになってました。前回展以降の作品を中心に、代表作もきっちり展示。見応えのある展覧会でありました。

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タブロー、屏風、掛け軸などが中心ですが、前回の時にはまだ習作段階だった油絵も、今回はものにしておりました。静物もさることながら、東京の風景を描いた油絵などは、何とも言えぬ郷愁が漂っておりましたね。

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会場内各所にはオリジナル映像やインタビューもあるのですが、鶴太郎が5人(+α)にものまねで扮し、おバカなギャグを披露する映像もあり、「わー、(アーティストとして名を馳せた)今でもこういうことやるんだ。」と、ちょっと驚いてしまいました。だって、岡本太郎とか安藤忠雄とか加藤一二三とかに扮して顔マネしながら、アーティストとしての自分の価値を下げちゃいそうなバカをやってるんですよー。びっくり。

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今回のメイン作品である赤富士をCG技術で加工して、鯉を絡ませた映像作品とかも魅力的ですし、赤い壁の「椿の回廊」なるコーナーにも感服しました。ほんと、鶴太郎さんスゴイですわ。

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会場の最後には、現場で壁面に描いたという猪の絵もありました。これ、(仮設会場なので)解体する時にはどうするのでしょうかねえ。

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今回の展覧会で、小生が一番気に入ったのは、(写真はありませんが)倒れたとっくりの絵に筆文字が添えてある作品で、「徳利は転けても三分残る」ってやつ。「こけても」と読むのでしょうね。事業や仕事やその他の事で失敗しても、何か残っているものはあるはずだから、まだ大丈夫。またやり直せる、ぐらいの意味なのでしょうが、非常に味のある言葉だと感銘を受けました。

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2019年1月 9日 (水)

アジア杯、日本はなんとか白星発進   #アジアカップ  #日本代表

いよいよ始まりました、(男子サッカーの)アジアカップ! 日本の初陣はトルクメニスタン戦。

この大会の難しさを示すように、26分に凄いミドルシュートで先制された日本。前半は本当に不出来で、トルクメニスタンの方が思い通りのサッカーをやっていたと思います。堅く守って、攻めに転じた時にはパワー全開で、タテに速く、強いシュートを打つ。日本のパスはことごとくカットされ、ボールも奪取され・・・という感じで、第一走ってませんもん。

でもだからこそ前半飛ばし過ぎたトルクメニスタンは後半絶対落ちて来ると思ったら案の定で、日本はそこを突いて素早いコンビネーションで、3点を取って勝負を決めました。とはいえ、79分にPKで2点目を与えてしまい、ヒヤヒヤものではありましたけどね。

大迫が2得点。今年もやっぱり頼りになります。そして3点目の堂安は、見事なトラップ、見事な反転からの見事なシュートで、いやー、スーパーでした。 そして、堂安と同じく20歳の富安が良かったですよ。今日は(普段のセンターバックから)コンバートされてボランチでしたが、自ら持ち上がっての攻撃の積極性は驚くべきものがありました。 一方、吉田麻也の動きが悪く、変なミスが多かったのが気になりました。

まあ、難しい初戦で勝ち点3を取れたことを評価すべきかも知れませんね。 それはそうと、昨日マリノスの中澤佑二とグランパスの楢崎正剛が引退を表明し、しばらく前には小笠原満男と川口能活も引退したってことで、何か一つの時代が終わった感があります。でもまだ現役続行の選手にも、来年あたりは・・・っていう予備軍も多いわけです。中○俊輔とか遠○保仁とか小○伸二とか稲○潤一とか・・・。日本代表に新たに加わる選手が年間何人もいるわけですから、引退する人間だって同様にいるのが当然なのですね。そういうサイクルに入っているってことなのでしょう。

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2019年1月 8日 (火)

「君が君で君だ」:松居監督の暴発   #君が君で君だ

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映画『君が君で君だ』は昨年7月の公開作ですが、ベストテン選び用の「落穂拾い」として、テアトル新宿の「邦画大忘年会」という企画で、今年初めに観ました。

いやー、大抵の作品は受け入れちゃう大江戸ですが、これは受け入れ難かったなあー。 「異形の純愛」ものは好きなので、それを期待したのですが、これは愛じゃないし、またリアルでもなければ観念でもないという「どうなってんのこれ?」状態。単に「ありえねー」と思ってしまわざるを得ません。設定も芝居も舞台劇っぽいので、舞台化した方が良かったのでは?

松居大悟監督の『私たちのハァハァ』('15)は、その年のマイ・ベストワンにしたぐらい好きだったのですが、昨年公開の『アイスと雨音』に続いてこの作品では、すっかりランクダウンなのです。

3人の男たちの(ほとんど意味不明な)ストーカー行為が、単にバカバカしくてキモイだけで、そこから純愛に昇華したりはしていないのです。狂気の沙汰というか・・・。しかも、こいつら平生は何を生業として生きているのか全くわかりません。少しはそういう描写だってあるべきだと思うんですけど。

(以降ネタバレあり) それはウソでしょーというような行為ばかり繰り広げる3人ですが、終盤に池松壮亮が(崇拝する「姫」が切り落とした髪の毛を)ムシャムシャと食べるところに至っては、もうついていけませんでした。きもちわりー。池松君、その後でひまわりの花まで食べちゃってます。

キム・コッピがあんまりかわいくないところも、作品の魅力を削いでいますよねー。監督の意図はあるのでしょうけれど、ここはやっぱり超かわいくないと説得力がありませんからねえ。 すべてにわたって、松居監督が暴発してしまった失敗作だと思います。

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2019年1月 7日 (月)

「迫り来る嵐」:スタイリッシュな映像の新鋭   #迫り来る嵐 #ドン・ユエ

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映画『迫り来る嵐』は、映画のルックからいうとまるで『セブン』。薄暗くて、いつも雨が降っていて、何か禍々(まがまが)しいムード。それに加えて、広告の文句にもあるように『薄氷の殺人』や『殺人の追憶』にも似た雰囲気を持っています。

脚本・監督は広告界出身の董越(ドン・ユエ)。なんとこれが初監督作だそうで、うーん。レベル高いですねー。

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とにかく映像がカッコイイです。そこらに広告界出身のセンスが出てるんでしょうかね。室内も屋外も、このルックのコントロールは見事です。そしてすごく映画的な映像です。美しい絵も多いんですよね。雨と泥の方がずっと多いけど。

言葉に頼らず映像に語らせる話法と、不親切なまでの省略の効かせ方。うーん、やはり只者ではないですね、この監督。

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でも、それは諸刃の剣でして、ハッキリ言ってわかりにくい。後からネットを色々見て、ようやくストーリーの全貌を理解した次第。しかも、それでさえ謎がいくつか残ってるし・・・。 まあ、作っているドン・ユエ監督は「そんなことどうでもいい」と思ってる節がありますからねえ。

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1997年の中国(香港返還の年)ということで、いろんなメタファーを読み取ることもできます。『迫り来る嵐』というタイトルや、ラストシーンなどもまさにそうですね。

ところで、美容室の鏡にヘアスタイルの見本写真がズラリと貼ってあったのですが、その中に若き本田美奈子(ですよね?)や裕木奈江の写真もあったのを、大江戸は見逃しませんでしたぞ。

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2019年1月 6日 (日)

「世界一と言われた映画館」:経営者の愛と情熱   #世界一と言われた映画館 #グリーン・ハウス

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映画『世界一と言われた映画館』は、かつて山形県酒田市にあったグリーン・ハウスという映画館の思い出をめぐるドキュメンタリー。東京では有楽町スバル座のみで、1日2回×2週間の限定公開です。67分と短いので、前売券も1,000円でした。

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開巻いきなり、この映画館が酒田大火で焼失した(火元だった)時の映像です。グリーン・ハウスが持つネガティヴ面をまず出しておいて、この映画館の(地元における)微妙な位置づけを想像させるわけです。その後は関係者へのインタビューで、徐々にグリーン・ハウスの全体像を浮かび上がらせていくのですが、残念なことに映像素材(写真と動画)があまり多くは残っていないようで、その物足りなさは否めません。

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そこらは『キネマ旬報』(1月下旬号)の佐藤広一監督と片桐はいりの対談を読むとわかるのですが、ほとんど素材が残っていないため、地元の新聞を使って一般から募集した素材をほとんど全部使ってようやくここまでになったようです。だから、一人のインタビュー時間がちょっと長めで、見てるうちにちょっと飽きちゃうことも否めません。

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でも最終的には、人々のグリーン・ハウスへの愛や誇りなどの良き思い出が浮かび上がるので、故・大杉漣さんのナレーションともども、ほんのり良い気分にさせてくれます。その源は、経営者(佐藤久一さん)が映画館に注いだ愛と情熱です! 

映画館は文化です。映画館バンザイ! 自宅のテレビで見たのでは、思い出もへったくれもありませんもんね(ましてやスマホでは!)。

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2019年1月 5日 (土)

「アストラル・アブノーマル鈴木さん」:舞台挨拶も   #アスアブ鈴木 #松本穂香

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新宿のシネマカリテで、映画『アストラル・アブノーマル鈴木さん』の初日舞台挨拶付き上映に行って来ました。ナマの松本穂香を見よう!と、気合入れて席の販売と同時にネットで取ったので、最前列。松本さんまで2mちょっとという近さでした!

舞台挨拶には大野大輔監督や、共演者の方々も登場し、良い雰囲気。松本さんは映画の中の鈴木ララとは違って、いつものようにおとなしめ。緑のチェック柄ワンピースをふわっと着こなして、小柄でキュートなのでありました。

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ロビーには、映画の中で主人公のララが着ているヒュンメルのジャージ上下とサンダルが展示されておりました。

この『アスアブ鈴木』は去年YouTubeで公開された(もちろん今も見られます)「夜の連続YouTube小説」。1話5~10分ぐらいで、全17話。それを再編集して、87分の映画としての公開となりました。堂々の(?)お正月映画です。すごいですね。

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大江戸はもちろん全話見ておりますが、ま、映画もほぼYouTube通り。編集で大きく変えたり、たっぷりと秘蔵カットを足したりはしていません。でも、それなのに、観た後の印象がだいぶ違うのです。

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映画の方は、ちゃんと「映画」になっていました。ララの鬱屈や狼狽や哀しみが、映画的にきちんと表現されていて、胸を打つものとなっているのです。心に傷を負った者の成長物語にさえなっているではありませんか。ラストのララには、ほのかに希望すら感じられるではありませんか!

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その一方で、オフビートな「ジワる」笑いも健在。大野監督の、この変な感覚、いいですね。貴重です。 そして、かなりいいセリフ、名セリフ、含蓄に富んだセリフも多いのです(脚本も大野監督)。そういった意味で、今後が楽しみなクリエイターだと思います。

それにしても、あの映画史上最もグダグダで、絵にならないケンカ・シーンのフィックス・ワンカット長回しは、忘れられませんよねえ。これを撮っちゃうって、やっぱり何らかの天才です。

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でも、この作品はやはり松本穂香の怪演に尽きます。一人二役でもありますが、基本的にはララの造形が最高にパンクで、しかしながら複雑な人間の深さを持っていて、いいのです。コンプレックスまみれの凡才が、「天才」を理解することはできて、それに嫉妬したり憎んだりするってことにおいて、『アマデウス』みたいなテーマでもあるのです(ララ=サリエリ)。

松本穂香の本質って、「変なやつ」だと思います。そもそも『ひよっこ』の澄子が、最高に「変カワイイ」子でしたけど、この映画の演技も「事務所的にOKなの?」と心配するほど、変で素晴らしいのでありました。 それが爆発するのはエンドクレジットに歌がかぶる背後で1曲分狂ったように踊り続けるところ。うわ、変! これで離れていくファンすらいそうなヘンテコさですけど、大江戸にとっては「このヘンさこそが、松本さん」なのです。エンドタイトルバックの狂ったようなダンスということにおいて、『パズル』の夏帆と双璧だと思います。

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2019年1月 4日 (金)

「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」:生涯一パンク   #ヴィヴィアン・ウエストウッド

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映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』は、近年多く作られているファッションデザイナーのドキュメンタリーの一つ。ですけれど、一筋縄ではいかない暴れ馬が主人公ですから、どれだけぶっ飛んでくれるかを期待していたりしました。でも、意外に普通でしたね。まあヴィヴィアンは普通とは言えないけれど、映画自体の作りは、オーソドックスです。

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彼女のおいたちからデビューの頃までは、さらっと描いて、その後の(反骨の)デザイナー人生を、多くの映像やインタビューで辿っていきます。パンクの出で、「デイム」にまで上り詰めちゃったんですから、大したものです(その称号をあげちゃうイギリスって、懐が深いですねえ)。現代のサブタイトル、“Punk, Icon, Activist”通りの人でした。頑固です。ガンコなジジイはイーストウッド、ガンコなババアはウエストウッド←名言

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てなわけで、インタビューしにくい人でありましょうし、そういった意味ではインタビュアー(監督?)の腰も引けていたのではないでしょうか? とは言え、密着取材の中で、「彼女もデザインや仕事に悩むんだ」と知らしめてくれたのは、お手柄と言っていいかも知れません。また、年下のパートナーさんとの関係も独特で、彼女らしいと言えばらしいところでしょう。

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「三つ子の魂百まで」と言うか、「生涯一パンク」な人であります。ブレないです。別に尊敬まではしないけど、こういう人もいていいよねって感じです。願わくは、その破天荒さに拮抗する映画になっていて欲しかったかな。でも、そうしたら収集がつかなくなってしまうかもなんですけど・・・。

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2019年1月 3日 (木)

代々木公園界隈をラン   #代々木公園 #ルイ・ヴィトン #家康、江戸を建てる #国立代々木競技場 

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昨日、今日と恒例の箱根駅伝をやってるわけですが、大江戸は駅伝ってものに全然興味がないので、昨日はTVを尻目に家の近所を20分ほど走り、今日は代々木公園界隈まで往復1時間コースで走って来ました。

いつものことですが、2月には青梅マラソンがあるので、(いくらサボリ・ランナーとは言え)年明けからは少しは真面目に、長めに走ってみたりするのです。

Dsc_3327ただ、正しい日本の正月の過ごし方として、朝からおせちやお雑煮に合わせて、お屠蘇1杯と缶ビール1本を飲んだ後だったので、心肺停止になったりしないように、ゆっくりと(ま、普段とそんなに変わりませんが)走りました。

代々木公園は冬枯れの景色。でも陽光の下、人々が平和そうに過ごしておりました。

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『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のホールデン・コールフィールドは、「セントラルパークの池の鴨たちは、冬場に池が凍るとどこに行くのだろう?」とか心配していましたが、代々木公園の鴨(?)たちは、今のところ大丈夫です。

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そのお隣は原宿駅、そして明治神宮なんですけど、まだ大勢の参拝客でごった返しているんでしょうねえ。

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明治神宮の対角線側の線路際に、こんなルイ・ヴィトン仕様の建物が建築中のようでした。ここ、確か国土計画か何かじゃなかったかなあ。

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なにしろこんな感じですからね。すごいでしょ。

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で、その向かい側の国立代々木競技場の前に、何かが積み重なっております。

よく見ると、石垣用の石がどっさりあるのでした!

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一つ一つにナンバーリングがしてあったりして、なかなか見られない光景でした。うーん、『家康、江戸を建てる』みたいですねえ。

そういえばNHKの二夜連続ドラマ『家康、江戸を建てる』は、原作小説の持つ『プロジェクトX』的な良さを生かさずに、勝手に付け足したドラマ部分の出来が良くなくて、がっかりでした。

この体育館、現在耐震工事中でして(そういえば、正月はよくジャニーズの公演とかやってたんですけどねえ)、その一環で石垣も安全なものに造り替えるのでありましょう。

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青い工事囲いに覆われて、工事中なのであります。妙にきれいな色。

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そのお隣ではNHKを背景に、FC東京のサッカースクールをやっておりました。へー、こんな所でやってるんだー。未来のJリーガーが出て来るのかも知れませんね。

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2019年1月 2日 (水)

「メアリーの総て」:現代につながるテーマ   #メアリーの総て #エル・ファニング

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映画『メアリーの総て』の原題はシンプルに“Mary Shelley”。なのに、「総て」って言われちゃうと・・・、しかも「すべて」や「全て」ではなくて「総て」だと、映画ファン的にはジョゼフ・L・マンキーウィッツ監督の『イヴの総て』を連想してしまうのですが、内容的には何の共通テーマもありません。こちらは19世紀のイギリスを舞台にした若きメアリー・シェリーの物語。そこに詩人シェリーやらロード・バイロンやらが絡んでくるのですね。

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このパーシー・シェリーが、かなりの「だめんず」というか、顔はいいけど生活と性格が破綻している人でして、時代を超えて「こういう人いるし、こういう人に入れ込んじゃう女性もいるんだよねえ」って感じ。小生は朝ドラ『半分、青い。』の「りょうちゃん」(間宮祥太朗)を思い出しちゃいましたよ。

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まあ(時代のせいもあり)彼に限らず、出て来る男にドイヒーな人が多くて、だからこそメアリーの父親のアティテュードのカッコ良さが心に残ります。

とは言え、やはりこれはエル・ファニングを見る映画。エルは以前より大江戸好みでありますが、ここでは一段と女優としての成長を見せております。いろんな顔を見せております。

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普遍的な話を描いていると思ったら、終盤に至るやかなり現代的なテーマや作り手の強いメッセージを打ち出しており、それは映画の力にもなっております。女性を抑圧し続けて来た男性優位社会への抗議と、行動する女性への応援です。古風な身なりをしながらも、実は今作られるべき作品として、輝いています。エンドロールを見ていると、監督・脚本・音楽をはじめ製作スタッフに女性が多いようです。そのあたりも、この作品の性格を表していると思いました。

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2019年1月 1日 (火)

今日の点取占い289

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子供のくせにおしゃれだね   5点

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平成最後の年明け

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旧年中は『大江戸時夫の東京温度』をご愛読いただき、誠にありがとうございました。

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2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

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平成最後のお正月ですね。平成最後の元日でもあります。これからはもう「平成最後の」が、使いたい放題ですね。 

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お写真は恵比寿ガーデンプレイスですが、今いるわけではなくて、12月29日のものです。あしからず。

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ともかく、良い年になりますように!

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