「クリード 炎の宿敵」:繰り返しだが冴えぬテンポ #クリード #炎の宿敵
映画『クリード 炎の宿敵』は、この新シリーズの第2弾。世代を下げて、結局同じことを繰り返すという・・・いわば、シルヴェスター・スタローン の「生涯を『ロッキー』で繰り回す計画」なんですね。 それでも、前作『クリード チャンプを継ぐ男』は、結構心躍る良作だったのですが、今回は・・・ダメでした。
だって、テンポ悪いんだもーん・ドラマ部分が多いのですが、そこがもったりしていて、演出力がないもんで、かなり退屈。どうせみんな試合シーンを楽しみにしてるんだから、もっとちゃっちゃか進行させるべきだと思いました。2時間10分もかけて描くほどの内容じゃないでしょうに。
試合場面にしても、これまでの『ロッキー』&『クリード』諸作に較べてかなり見劣りがします。撮り方に工夫がなく、迫力も足りていません。
そもそもドラゴの息子が、「普通に強いボクサー」って感じで、あの(父)ドラゴの「殺人マシーン」としての狂気すら感じさせる凄みに、全然届いていませんもん。これでは映画として「退化」ですよね。
シリーズの特色であるトレーニング場面の「熱さ」も、『ロッキーのテーマ』がかかってアガる感覚も、てんで期待外れ。つまり娯楽映画としての良き伝統すらも継承されてなかった感じ。どうしてこんな事になってしまったんでしょうかねえ。
そして、1試合目も再戦も、あそこまで凄惨だと、もっと早い段階にレフェリーがストップかけますよねえ。あ、それを言っちゃあおしまいなのかな?
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コメント
こんにちは。トラックバックをありがとうございました。
でも、私は本作、とても面白かったです。特に「多い」と書かれてらっしゃるドラマの部分に痺れました。ホント、こういうのって感じ方が人それぞれで面白いですねぇ。
投稿: ここなつ | 2019年1月28日 (月) 13時38分
ここなつさん、
同感です。映画って、評価は千差万別で、ある人にとって最高のものが、ある人にとっては最低になりますから。まあ、ベストテンとか見ても、そこが面白いのかもですけど。
投稿: 大江戸時夫 | 2019年1月28日 (月) 19時27分