展覧会「特撮のDNA」:東宝ゴジラの大集合
蒲田の日本工学院専門学校「ギャラリー鴻(こうのとり)」で開催中(~1/27)の展覧会『特撮のDNA -『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで-』を観ました。
珍しい会場でやったもんですねえ。あ、でも「蒲田」ってことに意味があるわけか(『シン・ゴジラ』のゴジラは、蒲田を襲撃)。
副題の示す通り、1954年の『ゴジラ』第1作から、『シン・ゴジラ』まで(実は、その後に作られた不出来なアニメ版まで含まれてます)の東宝ゴジラシリーズ及び特撮シリーズを網羅した展覧会です。
入口すぐにドでかいシン・ゴジラの模型が鎮座。いやー、でかいっす。カッコいいっす。
そして『シン・ゴジラ』がらみの展示としては、第1形態から第4形態への変容だとか、ラストの尾の先端の謎の造形などもありました。
ご当地・蒲田ロケの写真なんかもズラリと貼ってありましてね。
こちらの鈍く輝く金属は、『ゴジラ』第1作のオキシジェン・デストロイヤー。これがゴジラを白骨化させたわけです。
まあ、こういうのがいろいろある展覧会なんですよ。あとは、ポスターとか制作資料とか特撮用模型とか頭部模型とかいろいろありました。
『モスラ』の小美人の人形。そういえば、こんなケースで運ばれてましたっけ。実写の合成と共に、こういうのも使ってたわけですね。
ゴジラも年代で、随分と顔や姿が異なっております。
ゴジラやキングギドラの皮膚の質感がよくわかります。家の壁紙がこれだったら、すごいでしょうね。
ヘドラの解剖図。大仏やお城と高さを比べてるところも、なかなか結構ですね。
燃え上がる街のジオラマ内で戦うゴジラとモスラ。迫力のある大きな展示です。
ほかにもあれこれ並んでましたが、まあ、こんな展覧会でありました。老いも若きも男も女も、なかなか幅広い客層が来てましたよ。
グッズ販売コーナーにあったラーメン丼にニヤリ。「あ~あ。伸びちゃったよ。やっぱ総理の仕事って大変だなぁ。」という、『シン・ゴジラ』における里見総理(平泉成)の台詞が底に書いてあるのでした。
ハリウッド版ゴジラが無いのは、まあしょうがないとして、ゴジラシリーズ以外の特撮ものがほとんど(ポスター程度の)薄い展示だったのが残念でした。
また、子供向けのTV用特撮ものには年代の偏りがあり、全然知らなかったなあ。
そういう不満点もありますけど、全体的にはかなり楽しい展覧会でありました。
やっぱり第1回「ゴジラ検定」受験してみーようっと。
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