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2019年2月 9日 (土)

「夜明け」:暗くてスローで面倒で   #夜明け 

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映画『夜明け』は、暗いです。「夜明け前が一番暗い」って言葉がありますが、これの場合は作品自体が暗くって。おまけにスローで、なんかイラつく鬱陶しさがあって・・・まあ、小生としては好きにはなれません。

 

 

 

先日観た『赤い雪 Red Snow』の救い難い陰鬱さに較べたらましって気もしますけど、でもやはり暗いです(『赤い雪』の当ブログ記事はこちら↓)。

 

http://app.f.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=125475515&blog_id=42744

 

両作品とも女性監督のデビュー作。うーん、若い女性は今いろいろ抱えて鬱屈したものがあるのでしょうかねえ。

 

鬱屈といえば、この主人公が非常に鬱屈としております。柳楽優弥がこの面倒くさい奴を好演しております。が、面倒くさいし、口が重い人なので、会話がスロー過ぎるし・・・、いやー、面倒くさい人です。その周りの小林薫なんかも暗いです。そもそもこの田舎町が暗すぎるんです。

 

てなわけで、やっぱり大江戸は田舎町にも寒い所にも住みたくありません。 ラストの夜明け感は映像的に素晴らしいものがありましたが、柳楽の表情などは意味不明瞭なところがありますよねー。

 

役者の中では『オーバー・フェンス』でもいい味出していた鈴木常吉さんが、ここでもまた独特の個性で場をさらいます。『オーバー・フェンス』では職業訓練校で家具を作ってましたけど、こちらは木工の会社ってのも、妙に似てますね。

 

 

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