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2019年3月12日 (火)

「岬の兄妹」:口当たりは悪いけど   #岬の兄妹 #片山慎三

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映画『岬の兄妹』は、低予算、無名キャストによるインディペンデント映画ですが、「衝撃の問題作」でもあります。だからこそ東京ではバルト9とヒューマントラストシネマ有楽町で公開されたりしているわけですが(普通なら公開されても、ユーロスペースとかアップリンクとかイメージフォーラムとかk's cinemaです)、うーん、思った通り重かった。でも思った以上に面白かったと言えましょう。

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職もなく、足の障害を抱えた兄と、知的障害を抱えた妹の絶望的な生活。まさに、今日どう食っていくかの生活。そこからの辛くもおかしく、哀しくも生命力に溢れた「むきだし」の作品。確かにオブラートにくるんでおりませんから、口当たりはよろしくありません。 でもそういう映画って、日本映画においては昔から割と得意なジャンルですよね。ATGだって、その他のインディペンデントだって、こういう社会性のある作品というのは、常に作られ続けています。

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とにかく兄妹を演じる二人(松浦祐也、和田光沙)のナマナマしい存在が凄いです。特に妹役の和田さんの芝居には、時々「あ、芝居なんだ」と思ったほどに、ほとんどの時は芝居だと感じさせない成り切りぶりでした。小人症の役者さんも出したりして、そこらへんにおいても、観る者の常識やら化けの皮やらに挑戦している映画だと思います。

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でも生活保護とか、何らかの福祉の手が差し伸べれられる事はないのでしょうか? まあ、そうなると映画にならないのかも知れませんけど・・・。

ラストもまたもやもやと、観る者に委ねられています。こういった居心地や口当たりの悪さは、この監督(片山慎三)の個性なのでしょうか?それともこの作品に合わせたのでしょうか? 大江戸の好みとは言い難いのですけれど、どうも今年の新人監督は暗い作品でデビューしますねえ(『夜明け』の広瀬奈々子監督、『赤い雪』の甲斐さやか監督、そして本作)。時代や世相の反映なんでしょうか?

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 ポン・ジュノや山下敦弘などの助監督を務めた片山慎三の初長編監督作。  足の悪い兄・良夫(松浦祐也)と自閉症の妹・真理子(和田光沙)。そんなふたりが生活のために売春をすることになるという話。脚本・監督の片山慎三は自費で本作を作り上げたとのことで、商業ベースではあり得ないような遠慮会釈もない題材を取り上げている。 ◆悪い男?  妹を売春に駆り出すといっても、兄・良夫がとり...... [続きを読む]

受信: 2019年3月13日 (水) 00時11分

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