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2019年4月11日 (木)

『あした晴れるか』:芦川いづみ≒波瑠or吉岡里帆   #あした晴れるか #芦川いづみ #中平康 #神保町シアター

神保町シアターの「恋する女優 芦川いづみ デビュー65周年記念スペシャル」から3本目は『あした晴れるか』('60)。中平康監督で石原裕次郎&芦川いづみ主演と、以前観た『あいつと私』と同じトリオ。都会的で明るくポップなコメディーってのも同じ。それにしてもモダンです。60年近く前の映画だってのに、センスは古びてません。何度も声を出して笑ってしまいました。楽しい痛快作です。

裕次郎はいつもの(この時期の)裕次郎ですが、芦川いづみが大きな黒縁メガネをかけた知的で男勝りな勝気キャラ。完全にメガネが似合いきってるわけではないけれど、そして髪型がオバサンっぽいのが残念ですけれど、やっぱり魅力的です。そして本作では見事にコメディエンヌとしての花を咲かせています。序盤ではあまりにコントみたいな演技で、「うーん…ヘタなのかしらん?」と思いましたが、徐々に慣れるし、たぶん中平監督の演技指導によるものだったのでありましょう。

でも芦川さんって、波瑠や吉岡里帆に似てますね。この二人なら、芦川作品のリメイクを上手にこなしてくれそうですし、そういうのが似合いそうです。とりあえず、波瑠や吉岡で本作のメガネ女子を演じていただきたいものです。

言葉に関してはさすがに時の流れを感じさせます。やけに日焼けしている中原早苗に向って芦川が「黒んぼ!」って言ったり、けっこう身体系の差別用語(今なら完全アウト)があったりしました。 あと、昔の東京の映像記録としても貴重です。佃島と対岸を結ぶ渡し船の「渡船場」があったり、その前で干物をずらりと干していたりするんです。

_20190410_190954800x497神保町シアターのロビーでは、マルベル堂の芦川さんプロマイドを売っております。本作のメガネフェイスはありませんでしたけどね。

 

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