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2019年6月22日 (土)

「ハウス・ジャック・ビルト」:相変わらずの問題児   #ハウス・ジャック・ビルト #ラース・フォン・トリアー

367339_001 映画『ハウス・ジャック・ビルト』は、悪名高きラース・フォン・トリアー監督の新作。今回はシリアル・キラーものですが、エグい描写や子供の扱いに対して嫌悪を感じる人が多いのでしょうね。まあ、自主規制などかけない人ですからね。日本ではR-18Xで公開されてますが、アメリカでは修正版が公開されたそうですから。そういう所、日本って寛大ですよね(良い面とそうでない面と両方あると思いますが)。まあ、ラースも「ヒトラー賛美発言」でカンヌを追放されてから6年ぶりだか7年ぶりだかの新作ですから、溜まってるものも色々あったのかも知れません。

こわいはずなのに、結構笑わせてる描写が多くて困っちゃいます。笑うと不謹慎な感じですしね。でも明らかにコメディー描写になってる箇所ってありますもん。

 

367339_003 ボブ・ディランの“Subterranean Homesick Blues”の有名な映像をパロディーにした場面も何度も出て来ます。終盤にはドラクロワの絵画『ダンテの小舟』をまんま再現した場面も(ピーター・グリーナウェイ的!)。そもそもブルーノ・ガンツの登場なんか、『ベルリン天使の詩』ですかいって感じでもあるし。

あと、キム・ギドクの『嘆きのピエタ』と同じ道路の「赤い線」描写もあるし、しまいには『エレメント・オブ・クライム』から『メランコリア』までの自作フッテージをたたみかけたりもしています。あれは、どういうことなのかなあ。

367339_002 マット・ディロンが痩せて、ウィレム・デフォーみたいなんですよ。デフォーと言えば、この監督の『アンチクライスト』の主演。ラースは、この手の顔が好きなのかしらん? 久々のユマ・サーマンも、(当然ながら)老けておりました。

終盤の不思議感が「なんだこりゃ?」ですよね。まあ、相変わらず一筋縄ではいかない問題児監督なのでありました。

 

 

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