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2019年7月27日 (土)

「マーウェン」:すっきりせず切れ味悪く   #マーウェン #ロバートゼメキス 

368545_001 映画『マーウェン』はロバート・ゼメキス監督作品ですが、東京地区では2館のみの上映。前作『マリアンヌ』なんかも大江戸が観逃しちゃうぐらいの地味な公開でしたし、・・・時代は変わっちゃったわけですね。

でも内容自体はいかにもゼメキスと言いましょうか、主人公(スティーヴ・カレル)が実世界とフィギュアの世界を行ったり来たりしながらの展開。しかもモーション・キャプチャーを使ったフィギュアの世界のキャラクターが、あえてGIジョーとかバービーみたいなビニール人形っぽくしてあるので、ほとんど『ポーラー・エクスプレス』の変形バージョンといった趣きなのです。ビジュアルは面白いですよ。

 

368545_005 (空想の)フィギュア世界のキャラクターたちが実兄の中にいる光景は、初めての映像感覚。ゼメキスらしい実験的取り組みです。彼らの銃撃バトルシーンなども、実写だったら残酷になってしまうところを「人形だから平気」って線に留めております。人形だから、上半身と下半身がはずれちゃおうが、鉄の柵に刺さっちゃおうが、問題ないんですね。

 

368545_004 だけど、全体的にはすっきりしないというか、切れ味が悪いんです。もともとダウナーな個性のスティーヴ・カレルが、精神を病んだ男を演じて、そこにナチスの悪夢やらヘイトクライムやらが絡んで来るのですから、明るいわけはないんですが、そこらへんを上手に処理しきれず、映画として「昇華」できなかった印象です。やはり作家の老いなんでしょうかねえ。

終盤に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のセルフ・パロディ・シーンがあって、思わず声を出して笑っちゃいました。

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