「ザ・ファブル」:センスが良くなくてねえ… #ザファブル #岡田准一
映画『ザ・ファブル』の原作コミックを読んだことはありませんでしたが、調べたら主人公ファブルは結構ブサイクで間の抜けた顔。それをイケメン代表の岡田准一が演じることのギャップをどう埋めるかと思ったら、得意の体技で埋めてましたねー。あの動き、あの速さがあれば、この主人公の超人性に説得力を与えられますから。
それにしても「ファブル」じゃなくて「フェイブル」なんじゃないの、fableの発音は? 「ザ」と付いてるからフランス語とかじゃなくて英語でしょうし…と思って調べたら、一応「ファブル」という発音もあるようですね。失礼しましたー。
岡田の体技はいいんですが、それを生かすカメラや演出じゃなくて、そこが残念。最適なカット、最適な編集じゃないなあというのを、観てて感じてしまうのです。センスが今一つなんです。
でもそれはアクションに限ったことではなく、笑いや人間関係(含・恋愛)の描き方にしてもそうなんです。いや、岡田の体技が使えないだけに、もっと始末に負えないんです。要するに、センスが良くない(お笑い芸人好きの件りも、猫舌の件りも、恥ずかしいほど面白くないし)。’80年代前半頃の(末期の)プログラム・ピクチャーの匂いがしました。
キャストではやはり柳楽優弥が、粗暴で悪い奴をいつものように楽しそうに演じてました。 山本美月が演技に難ありなのは言うまでもありませんが、木村文乃ってなんで結構重用されているんでしょうか? これ、けっこう不思議な気がします。
エンドタイトルに流れる曲がレディー・ガガだってのも、唐突でしかありませんしね。一点豪華主義?
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