のんの初舞台「私の恋人」@本多劇場 #のん #私の恋人 #本多劇場 #3〇〇
下北沢の本多劇場でオフィス3〇〇の『私の恋人』を鑑賞。 そうです。のん、初の舞台出演ってことで、話題の作品です。渡辺えりさん(『あまちゃん』のご縁ですね)が作・演出で、えりさんと小日向文世さんとのんさんが主演です。あとはダンサーというか「天使」の方々がいて、下手にはキーボードを弾く男性が一人。
一幕のみで、1時間45分ほどのシンプルな舞台でした。でも、その中で3人が30もの役を演じます=一人十役ずつ! そして、「音楽劇(ミュージカル)」です。結構ふんだんに歌が使われておりました。まあ歌なら、のんさんは歌手でもありますからね。曲によってはちょっとハラハラする歌唱もありましたが、おおむね良好。むしろ一番安心して観ていられたのは、ギター(アコギもエレキも)を実際に弾きながら歌った場面。のんも一番落ち着いてパフォーマンスしているように見えました。
思えば、『あまちゃん』や『ホットロード』の頃の彼女がTVのバラエティや情報番組に出た時の放送事故的な「言葉が出て来るまでに時間がかかり過ぎる」ことやコミュニケーション不全の様子を見たら、あるいはコンサートのMCの拙さを目にしたら、絶対「この子は舞台は無理だ」と思っちゃいますよね。私もずっと、そんな印象を持ち続けていました。でも大丈夫でした。のんちゃん、しっかりと芝居して歌って踊っていました。共演が渡辺さんと小日向さんなんだから、ちょっと見劣りしてもそれはしょうがありません。でも(ハラハラさせながらも)一番輝いていたのは、のんさんなんです(個人の感想です)。本多劇場の中ほどの客席から、いろんな役を演じる「ナマのん」を観られただけで、至福ってもんです。一番ステキだったのは、ネコの役かなあ。鳴き声が良かったです。
それにしても、内容がよくわからない芝居でした。かなり複雑で、どの人とどの人が時空を超えてどうつながってるかがわからないのです。パンフレットに関係図が載ってましたが、それを見てさえよくわからない(笑)。そもそもどういう話なのかが、わからなかったっす。セリフを歌にしちゃうと、とたんにわからなくなるんですよねー(内容が頭に入って来ないし、言葉も聞き取りにくくなるので)。
でも、(今よりも苦境にあったタイミングで)のんさんに声をかけてくれて、初舞台を実現させてくれて、ありがとうございました!渡辺えりさん。 そして、これからも時々のんさんの舞台が観られるといいなあ。
| 固定リンク
コメント