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2019年8月21日 (水)

「ライオン・キング」:いのちの継承   #ライオンキング #サークルオブライフ #ジョンファヴロー

Main_20190821222901 映画『ライオン・キング』は、’94年のアニメ版から四半世紀を経過して作られた実写版というか実写風CG版。技術の進歩ってスゴイですねー。本作と同じジョン・ファブロー監督の『ジャングルブック』('16)を経て、ここまで完璧なものが作れるようになったのです。小さい子たちは、動物たちが普通に人間の言葉をしゃべるんだろうなって刷り込まれちゃいますよね。いやー、お見事な技術力です。

でも実写版で吹き替えによって会話することの違和感ってのも、大人だと感じちゃいますよね。大江戸も最初のうちは、ちょっと気になりました。やっぱりこの領域はアニメに任せておいた方が良いのではないかと。でも観てるうちに、ぜんぜん気にならなくなりました。慣れるんですよね。

 

いくつかのミュージカル的場面もまったく問題なし。でも『ハクナ・マタタ』の場面なんかはアニメ版の方が面白かったかな。実写にしちゃうとよりリアルになっちゃうので、物語の性質上あまり笑いの要素を持たせにくくなったのでありましょう。

それと実写になって妙にリアルで困っちゃったのが、木の中にいる虫たちをおいしそうに食べる場面。虫たちがなまなましくウニョウニョしていて、ちょっと正視できませんでした。

 

 今回足された場面の白眉は、シンバの毛が紆余曲折を経て呪術師の元に届くまでの場面。食物連鎖の考えも入れ込みながら、見事に映画的な感銘にまで持って行きました。

そう、やはりこの作品のテーマは、「継承」であり「いのちのバトン」であり、つまり『サークル・オブ・ライフ』なのですね。アタマのシーンとラストシーンの感動的な対照で、それを示す力強さ(あの音楽の高鳴りによる盛り上げ!)もさすがなのでした。

 

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