「アド・アストラ」:ぼそぼそ&しんねりむっつり #アドアストラ #ブラッドピット #スペースSF
映画『アド・アストラ』は、とってもしんねりむっつりした作品。最初から最後まで、ブラッド・ピットが小声でぼそぼそと囁くナレーションが続きます。物語の進行自体も実にゆっくりしていて、もう眠気を抑えるのが大変です。静かに、淡々と、そしてゆっくりと進行していきます。
TOHOシネマズ日比谷のIMAXで観ました。やっぱり池袋のグランドシネマサンシャインのに較べると、あんまり大きくないじゃんって思っちゃいますよね。ま、それでもオープニングの大ロングショットとか高さや転落の描写では、IMAXの大スクリーンが生きておりました。
(以降少々ネタバレあり) 国を守る組織の命を受けて、ある人物を探しに行くミッション、ってところが『地獄の黙示録』的です。ぼそぼそナレーションもそうですよね。ただ、せっかく探し当てたトミー・リー・ジョーンズにはカーツ大佐(マーロン・ブランド)のようなカリスマ性はありません。そこが映画の弱さなんじゃないかなあ。
それ以上に、絵的に「おお!」と思わせるものがないってことが、この手の作品としては致命的。やはり、壮大な宇宙を舞台にしたSFなんだから、“Sense of Wonder”を存分に味わせてくれないとね…。
ああだこうだと思索はしておりますが、哲学的というほどのものでもありませんし、冒頭の事故シーンと、月面でのカーチェイス・アクションぐらいしか、派手な見せ場もありません。うーん、地味です。
『コンタクト』('97)以降のスペースSFは、特に近年は哲学性を含め秀作(『ゼロ・グラビティ』とか『インターステラー』とか『オデッセイ』とか…)が次々と登場したのですが、これは思わせぶりなだけで、ダメでしたねー。ブラピの父に対する思いや悩みが、全然こっちに届いてこない、刺さって来ないのです。124分がかなり長く感じられました。
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コメント
今年のワーストが、ほぼ当確...
投稿: onscreen | 2019年10月 5日 (土) 19時10分
onscreenさん、確かに。大江戸的にもワースト候補作へのノミネートはしてあげたい感じです。
投稿: 大江戸時夫 | 2019年10月 6日 (日) 00時20分