「カーマイン・ストリート・ギター」:人情系ドキュメンタリー #カーマインストリートギター #ギター職人
映画『カーマイン・ストリート・ギター』は、ニューヨークのグリニッチヴィレッジにある小さなギター屋さん(にしてギター職人)のドキュメンタリー。まあ、人情系ドキュメンタリーとでも申しましょうか。店主のオヤジさんと従業員の娘っ子+店主のお母様が、訪れる客(ま、ミュージシャンですね)と交流する中から醸し出される何とも言えないほっこり感が、この映画のキモです。
ただのギターではなく、NYの古い建物を壊した時に出る廃材などを使って、その風合い(年月)を生かしながら、ギターにしていくという特殊な作業。「世界にたった一つ」を淡々と作り続けています。あたりまえなんですけど、「ギターって工芸品なんだなあ」という思いが沸き上がって来ます。
そして、このオヤジさんが客との会話を経て勧めるギターを試奏すると、誰もがメチャクチャ気に入って購入するという…いやー、大したもんです。アメリカの人間国宝みたいなもんですね。
終盤に出て来た不動産屋が多少不穏な予感をもたらしますが(今後のこの建物に関して)、あとはほぼ「(特別な事は)何もない、何も起きない」淡々系の作品です。
いろんなものがドキュメンタリー映画の題材になるんですねえ。
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コメント
淡々系、ほっこり系、とぴったりの表現ですね!(笑)
投稿: onscreen | 2019年9月22日 (日) 14時30分
onscreenさん、ありがとうございます。
だって店主さんも映画も、淡々としてて、ほっこりするんだもん。
投稿: 大江戸時夫 | 2019年9月22日 (日) 23時26分