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2019年10月31日 (木)

「シウマイ御弁当」の食べ方   #シウマイ御弁当 #シウマイ弁当 #崎陽軒

_20191019_231845600x829 先日、ニッパツ三ッ沢競技場に行った際に食した崎陽軒の『シウマイ弁当』。包み紙を良く見ると『シウマイ御弁当』と「御」の字が入ってますね。紙紐が十文字にかかってるあたりも、嬉しいじゃありませんか。

「ウマイ」に引っ掛けて、「シュウマイ」じゃなく「シウマイ」なんだそうですけど、とにかく永遠の定番ですね。日本の駅弁(横浜駅)の最高峰と言ってもいいでしょう。なんだかなんだ、年に一~二度食べてます。昭和29(1954)年に登場したってことなので、ゴジラと同い年なんですね。

で、こいつをどこからどういう順番で食べるか?ってのが、数寄者の間でよく語られたりするわけですが、それもこれも「永遠の定番」なればこそですね。

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大江戸は、やっぱりシウマイから行きます。だって、『シウマイ御弁当』なんですから。そして5個はいっているので、他のものとのバランス上も、まず1個片付けておいた方がいいと思います。

その後は、ごはんを俵の半分ずつぐらい、おかずと交互に食べ進めます。マグロとか鶏唐揚げとかカマボコとかの間に適宜シウマイを差し挟んで、進行させるのです。あ、忘れてならないのがタケノコの甘辛煮の存在。こいつが白ごはんに合うので、そして数が多いので、最初から最後までところどころに挟んでいくのです。

おや、よく見るといつの間にか醤油さしが「ひょうちゃん」じゃなくなってますね。残念です。あ、それと梅干は食べ始めて少し経ったあたりで、真ん中から右上に移動させます。ごはんを左下から食べていくので、最後に残るのは右上だからです。最後のおかずはやっぱりシウマイですね。主役ですから、最初と最後をきっちりとおまかせしなくては。

アンズはやっぱり一番最後まで残しておいて、デザート的にいただきますね。

ああ、いつもいつでも変わらぬ確かなうまさ。冷たくてもおいしく食べられるよう工夫を重ねた味。裏切ることのない永遠のスタンダード。マイシウ(毎週)食べたい『シウマイ御弁当』なのでした。現在、860円(税込)です。

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2019年10月30日 (水)

「ドリーミング村上春樹」:さらっとした60分   #ドリーミング村上春樹 #村上春樹 #かえるくん

368445_001 映画『ドリーミング村上春樹』は、デンマーク人翻訳者の村上春樹作品との格闘を軸に、デンマークと日本での彼女を追った60分のドキュメンタリー。60分なんで、当日大人料金1,600円/特別鑑賞券1,300円と、通常料金より200円ほど低めの設定です。

ドキュメンタリーとはいえフィクショナルな要素も取り入れて、ちょっと不思議な作品です。かなりリアルな人間サイズの「かえるくん」(『かえるくん、東京を救う』)がところどころに登場しますし、ブリッジの向こうの空には二つの満月が浮かんでいます(『1Q41』)!。

 

368445_003 翻訳者のメッテ・ホルムさんの仕事を追ったドキュメンタリーとしては、結構中途半端です。作業の総てを網羅的に描くのでもなく、かといってそんなに深くまで掘り下げることもしません。翻訳の困難さや日本語の難しさを描く部分も、割と通り一遍でさらっとしてます。最後まで淡々とし過ぎていて、ラストなんかも「あれっ?本当にこれで終わりですかい??」って感じでした。

 

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(以降ネタバレあり) この作品、最後まで村上春樹は出て来ません。講演会で投影される画像だとか、新聞に載った顔写真だとか著書の表紙などに顔が写っている程度です。まあ、これはそんなもんだろうと思っていた通りなので、特段の肩すかし感はありませんでした。

ただ作品自体のありように疑問があるというか、「いったい何を描きたかったの?」って感じが拭えませんでした。村上作品にも大して迫っていかないし。「翻訳って難しいものです」と「謎のかえるくん」だけじゃ、しょうがないでしょ?

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2019年10月29日 (火)

バタークリームの「笹塚ロール」   #バタークリーム #笹塚ロール #ダイヤモンド洋菓子店

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バタークリーム好きの大江戸です。

今回は珍しめのバタークリーム・ロールケーキです。その名も『笹塚ロール』。京王線の笹塚(渋谷区)ですね。おお、良く見ればラベルにはうっすらと笹の絵が! 左肩に“DIAMOND”って文字が入ってるのは、この店がダイヤモンド洋菓子店だからです。ここは昭和30年代から続くケーキ屋さんってことで、だからバタークリームなんか扱ってるんですね。十号通り商店街の奥にございます。

あ、ちなみに生クリームの『笹塚ロール』もございます。大江戸的には絶対バタークリームですが…。

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で、お味の方ですが、いやー、おいしいですね。生地はタマゴ感たっぷりで、カステラに近い感じ。そこに入っているバタークリーム様は、しっかり固い歯ざわり、舌ざわり。この固さがいいんですよねー。銀座ウエストのバタークリームほどには塩味が感じられませんが、これはこれでいいと思います。まっすぐな好男子みたいなバタークリームです。

これだったら、節分の時に恵方を向いて1本むしゃむしゃと食べる自信がありますね。ウマウマウー!でした。

 

 

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2019年10月28日 (月)

天皇の表紙/泡/わりばし袋   #ビッグコミック #天皇の表紙 #ロイヤルリミテッド #BOSSふんわりカプチーノ #わりばし袋

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先週の即位礼拝殿の儀の前から駅の売店などで見かけていた『週刊ビッグコミック』。なんと天皇陛下が表紙! これにはびっくり。いいんでしょうか? まあ公人だからいいのかなあ。英王室とかなら珍しくもないのですが、日本ではおそらく「初」なので、ちょっと驚きました。こんなふうにゴムで十文字に縛っちゃっていいんでしょうか? 余ったら返本して断裁しちゃったりしていいんでしょうか? なかなかですね。

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で、やはりその頃から売っているのがこちらアサヒの『スーパードライ ロイヤルリミテッド』。「令和元年-特別醸造-」とあります。色々と紅白でおめでたい感じですね。別に皇室ファンではありませんが、1本買って、即位礼の日に飲んでしまいました。

それはそうと、スーパードライが2020東京オリンピックのオフィシャルビールになったとかで、大江戸的にはショックです。サッポロ、キリン、サントリーのビアは好きなのですが、スーパードライはねえ…。あのコクのない薄い味が日本代表の味になって、各国の人をもてなすなんて・・・。うーむ。

 

_20191028_230630768x1126 サントリーといえば、BOSSの『カフェ・ド・ボス 振って泡立つふんわりカプチーノ』を試してみました。振ってみました。

_20191028_230546768x932 うーん。結構振ったんですが、なんだこりゃ。一応泡はできましたが、一番上の層だけで、すぐ消えてしまいました。パッケージ写真のイメージとは随分違いますね。これぐらいで商品にしちゃうなんて、ちょっと努力不足なんでないかい?

 

 

_20191028_2304031024x435 そして最後に、こんなわりばし! 中野の古いビストロで出て来ました。

オールカラーでバラの絵入りです。インサイドはバラと同じローズピンク。わりばし自体は普通。いやー、すごい! 鮮烈&斬新。長年生きて来て、初めておめにかかりました。カラー絵入りのわりばし袋ってもんが、そもそも初めてかも知れません。普通はコストを考えて、1色かせいぜい2色刷りですもん。 それにしても、こんな「未開の分野」があったのですね。これからはわりばし袋の絵で差別化する時代かも知れません。ま、エコじゃないけどね。

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2019年10月27日 (日)

「マレフィセント2」:現代へのメッセージが効いてます   #マレフィセント2 #エルファニング #ディズニー

369014_007 映画『マレフィセント2』を観に行ったのは、ひとえにエル・ファニングが出てるから。前作でも可憐なオーロラ姫はなかなか結構でしたし、こういうエルを見られるのもあとわずかでしょうからね。確かに今回も期待通りでした。

でも、作品自体がかなり面白く、良くできていて、そこは期待を上回りました。ドナルト・トランプの移民排除へのカウンター・ピクチャーにもなっていて、おお、さすが!と思った次第。

 

369014_003 マレフィセントお姐さまがかなりカッケーです。前作でも複雑味のある魅力的なヴィランでしたが、本作では更に翼のはためきが決まっていて、隈取的なメイクや見得を切るようなポーズと合わせて、なんだか歌舞伎みたいなケレン味を感じました。一方ではユーモアに溢れたコミカルな場面もいいのです。更にはミシェル・ファイファーとの対決においても、なんだか二大怪獣激突的な迫力に満ちていて、娯楽映画としては大成功です。

飛翔シーンをはじめとするVFXアクションの切れ味に磨きがかかっていますし、何と言っても撮影(絵造り)が良いのです。映画的に美しい絵、凝った絵に満ちておりまして、映画のクォリティを引き上げています。

 

369014_004 そして、ディズニーらしい「正義は勝つ」感とか「愛情バンザイ」とか幸福感とかに加えて、平和を希求するメッセージ性が素敵です。恐怖による、あるいは恐怖感を利用した支配はダメよ、人種差別はダメよ、無知・無理解からの弾圧はダメよ、などと大変良いことをおっしゃっています。いいね、ディズニー。(城の)タワーが崩落する場面なんかは今でも9.11を連想させて、ちょっとドキッとしちゃいますけどね。

それにしてもマレフィセントが出て来ると、あの尖った頬骨ばかりを見てしまいました(あれはCGなんだか特殊メイクなんだか?)。

 

 

 

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2019年10月26日 (土)

CKB『PACIFIC』ライブ@中野サンプラザ   #CKB #クレイジーケンバンド #小野瀬雅生 

_20191026_164224768x1232 中野サンプラザでクレイジーケンバンドのライブ。ここで観るのはたぶん4年連続4回目です。2階席ではありましたが、ちょうどいい大きさで音響の良いホールなので、堪能できました。ただ2階はずーっと着席しっぱなしなので、踊れないことがちょっと物足りないんですけどね。

5時スタートで第1部が2時間弱。その後2度のアンコールで、計2時間45分ほどでした。今回は8月に出たニューアルバム『PACIFIC』のツアーってことで、アルバムの曲を中心に、20年ちょいのキャリアの中から、あの曲この曲を披露してくれました。

ポピュラーなナンバーとしては、『タイガー&ドラゴン』も『GT』も『流星ドライヴ』も『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ』も『生きる』もやってくれましたし、それほどポピュラーじゃないナンバーも、『ある晴れた日曜の朝』とか『エル・ディアブロ』とかいろいろやってくれました。

小生の大好きなギターののっさん(小野瀬雅生)は、ニューアルバムから『北京』を披露。今回は、「小野瀬雅生ショー」までの1時間ほど、のっさんは地味にしていたのですが(アルバムを反映して、シンヤマンのベースが目立ってました)、「小野瀬雅生ショー」以降はソロの演奏を結構出していて、やっぱりいいっすね。うまいっすねー。アイシャちゃんは参加後1年以上を経過して、なんとか慣れて来た感じですけど、やっぱり愛子ちゃんがいいなー。もう戻って来てはくれないのでしょうかねえ。

今回はいくつか違いが見られました。最初の方でお客様にお辞儀からの流れで、廣石組長へのお辞儀で「おお~」で敬礼!っていうお約束がなかったし、ジャッカルへの「まぶしいっ!」ポーズもほとんどありませんでした。まあ、それでも「逃げろっ!」とか剣さんの回転台ぐるぐるとかはありましたけどね。

来年還暦を迎える剣さん(と組長とわかばさん)ですが、衰えを知らない声量と歌唱力にはいつも感動します。みんなまだまだ元気でやれそうです。これからも楽しませていただきたいと思います。

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2019年10月25日 (金)

「帰れない二人」:やさぐれ純愛映画   #帰れない二人 #ジャジャンクー #チャオタオ

367685_005 映画『帰れない二人』は、ジャ・ジャンクーらしい、通俗味に寄せながら、大きく人間を描いていこうとしている作品。大江戸などは、このタイトルを聞くと『東京上空いらっしゃいませ』なのですが、あのようにチャーミングな作品ではなく、厳しい目で突き放しながら描く作品です。“やさぐれた”作品という事もできるでしょうか。日本だったら、石井隆になら作れそうな作品と言えましょうか。で、テイスト的には’60年代ぐらいの任侠映画です。そして純愛物語です。

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ジャ・ジャンクー映画のミューズ=チャオ・タオが、17年の年月の移ろいをヘアメイクと演技力で演じ分けます。確かに20代半ば~40代前半ぐらいに見えますもん。健闘してます。それに比べると、男(リャオ・ファン)の方はほとんど変わらないんですけど…。

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序盤で、平気で嘘をついて罪を認めなかった男の前に関羽の像が置かれたとたん、正直に罪を認めるって場面がありました。すごいな、関羽様。

中国の風景と歴史的変化の中での男と女を描き、普遍的でハードな物語を作り上げるジャ・ジャンクー。「らしさ」は健在です。ま、小生はそんなに好きじゃないんですけどね。

 

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2019年10月24日 (木)

「宮本から君へ」:スゲー! パネエ!   #宮本から君へ #真利子哲也 #蒼井優 #池松壮亮 #ピエール瀧

366965_003 映画『宮本から君へ』は、真利子哲也監督の前作『ディストラクション・ベイビーズ』以上に破壊的な問題作。スゲー!パネエ!スゲー!パネエ!・・・だけでページを埋めてもいいほどのパワーと熱量に満ちた作品です。原作マンガもTVドラマ版も見てなかっただけに、あっけにとられて驚きました。

とにかく池松壮亮と蒼井優が泣き叫びまくり、罵りまくり、表情筋全開のフルパワーでぶつかり合います。二人とも感情を振り切った超絶演技です。特に、蒼井優はその中に池松以上に繊細なあらゆる表現を潜ませ、ヌードも濡れ場も辞せずのぶっ飛んだ名演で、もともと名優と思われている彼女の自己ベスト演技を更新しました。これは主演女優賞でしょう。大江戸はそうします。

 

366965_005 池松と蒼井は、1年近く前の『斬、』でも共演しましたが、あちらが「静」だとすればこちらは「動」。池松はその前の『君が君で君だ』でも愛する女性の髪の毛をむしゃむしゃと食べていました(!)が、ここでも炊飯器からしゃもじで口いっぱいに飯を食ったり、飯粒を飛ばしまくってしゃべったりしてます。とにかく異常なキャラクターを、憑依的に演じております。

いつもとは違うチョイ悪でうさんくさい井浦新とか、増量して憎々しい役を演じる一ノ瀬ワタルとかも見ものですが、ピエール瀧が見事。この瀧を見ていると、やっぱり「得難い俳優」だと思わざるを得ませんし、あの体格、あの風貌は替えが効くものではありません。罪は罪として、(多くの人が関わった)映画作品自体はそれとは切り離して考えるべきです。そして罪を償ったら、更正の機会を奪ってはいけません。

 

366965_001 (以降少々ネタバレあり) クライマックスの男二人の対決場面は、なかなか凄いものがあります。でもそれ以上に暗いインパクトがあったのはレイプ・シーンで、蒼井優の壮絶な演技も相まって、人によってはトラウマ的な(あるいはトラウマを呼び起こされるような)場面だと思います。

それはそうとこの作品、かなり「時間の解体&再構築」みたいなことを行っているのですが、何の効果があるのかわからず、単に見にくいというか、理解の妨げでしかありませんでした。ストレートで良かったのにねえ。

大江戸としてはちっとも好きになれない主人公たち(実際お近づきにはなりたくない人たち)ですが、とにかくその濃さに圧倒されました。疲れるけど、ある程度は評価したい映画です。

 

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2019年10月23日 (水)

「楽園」:人間のしょうがなさと哀しさ   #楽園 #吉田修一 #瀬々敬久 #杉咲花

365459_001 映画『楽園』は、吉田修一原作の犯罪映画。ま、そう言っても吉田作品の場合、「犯罪を通して人間を描く」のが主眼です。ミステリーじゃないんです。だから映画としては妙にすっきりしない、もやもやと残尿感のある感じの作品が出来上がるのです。『悪人』にしても『パレード』にしても『怒り』にしてもそうですもんね。小説はあまり読んでないのですが、新聞の連載で読んでいた『悪人』にしても『国宝』にしてもそうでした。

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ただ、世の中に蔓延する負の空気をしっかり反映させています。そういった意味では、『ジョーカー』みたいな作品ですね。気持ちが晴れるわけもありません。 そして「田舎って(田舎の人間関係って)いやだなあ」と強く感じてしまいます。大江戸的には、ちょっと耐えられません。申し訳ないけど。各種差別や村八分=同調圧力の嫌な空気と救いのなさに、暗澹たる思いになります。ダウナーな映画です。人間ってしょうがないなあ。哀しいなあ。

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そんな中で相変わらず可憐な杉咲花は、一服の清涼剤。もう22歳なのに、幼く見えますね。 村上虹郎はビジュアル的にも、役の性格的にも、どんどん崩れていくなあ。 そして片岡礼子がここのところ復活して来ましたね。また活躍してもらいたい女優さんです。

作品のテイストとしては『悪人』に似ています。そして、これを瀬々敬久が撮るってのが、ピッタリ過ぎ。でも瀬々監督が吉田作品を撮るのって、初めてなんですってね。2度目がありそうな気がしますね。

 

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2019年10月22日 (火)

「サタンタンゴ」:7時間18分(8時間15分)の修行   #サタンタンゴ #タルベーラ 

366915_001 今日は即位礼拝殿の儀ということで今年限りの祝日。TVは面白くないし、ラグビーもサッカーも試合がないしってことで、こんな時でもなければなかなか観る勇気のわかない7時間18分の超長編映画『サタンタンゴ』を、渋谷のシアターイメージフォーラムで観ました。ここの会員なのですが、この作品は各種割引なしの特別料金ってことで、3,900円均一! でもまあ普通の作品4本分ぐらいの長さなので、しょうがないですね。1994年作品の25年を経ての日本初公開です。

当たり前ですが1日1回限りの上映。12:30の開映で、予告編および10分(実際は15分近くありましたけど)と30分の休憩を入れて、終映は20:45ごろ。8時間15分もかかりました。いやー、なかなかです。これまでにベルトルッチの『1900年』とかベルイマンの『ファニーとアレクサンデル』とか、バカ長い映画も色々観て来ましたけど、たぶんこれまでの最長でしょうね。苦行とは言いませんが、修行のようなものです。モノクロなのがせめてもの幸いです。カラーよりも情報量が少ないので、目や頭の疲れが少しでも低減されるような気がします。

 

366915_002 タル・ベーラ監督作品は『ニーチェの馬』(2011)を観たことがあって、あれは素晴らしかったのですが、本作は正直なところそこまで良いとは思えませんでした。物語はあって無きようなもの。ただひたすら「延々と」人の営みを見続けます、追い続けます。そう、この映画はとにかく「延々と」長回しの撮影で、異様な長さに渡って撮り続けることの繰り返しなのです。438分の作品が約150カットで成り立っているというのですから、1カットの平均が約3分。(1ロールの長さに限界がある)フィルム撮影の時代にこれは、凄いことです。しかも道を歩いているところを延々と追っていくとか、酒を瓶に移し替えて注いで飲むような、普通の映画ではもっと省略する描写を(ある意味、無駄に)延々と見せるのです。だから、これ普通に撮ったら、1時間半ぐらいで描けちゃう内容の映画ですよ。驚いちゃいますね。

366915_005 酒場でのアコーディオン演奏とダンスの場面を延々と-しかもアコーディオンが同じフレーズの繰り返しで-見せる場面などは、もう気が狂いそうになります(役者は汗だくだったでしょうけれど)。それを目にした女の子が絶望しそうなほど、生きていてもしょうがないやって感じにあふれておりました。あれだけ繰り返された音楽のフレーズを5分経ったらきれいさっぱり忘れちゃいました。人間の脳の「嫌な事を忘れようとする」働きなのでしょうか?

親切な説明はないし、台詞もモノローグもハッキリ言って何言ってるかよくわからない感じなので、なかなか難解な映画でありました。そして、7時間18分のマラソンを終えても、なぜか達成感はなかったのでありました。なぜだろう? おそるべし、タル・ベーラ!です。

 

 

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2019年10月21日 (月)

有楽町スバル座が昨日で閉館   #スバル座 #有楽町スバル座 #スバル座閉館

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地味に報道されていたように、有楽町のスバル座が昨日で閉館しました。淋しいことです。53年間、このビルの前の大劇場時代からは73年間の歴史だそうです。最後までネットで座席指定などできない、自由席の劇場でした。

_20191021_1329161024x686 大江戸にとっては、この3月に『きばいやんせ!私』を観たのが最後となりました。その時から閉館の事は知っていたわけですが…。 閉場前の2週間ほどでメモリアル上映をやってるのも知っておりましたが、あまり観たい作品がなくってねえ。

(3月の様子はこちら ↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-32ec.html

_20191021_224726600x882 1日後の今日、様子を見に行ってみると、有楽町駅側の入口前にあるガラスケース(?)は、閉鎖されておりました。ここにいつも、上映作品と次回作品のポスターや写真パネルが入っていたものです。

_20191021_191140 そして2階の劇場入口に行ってみると、ベルトポールでふさいでいるものの、照明も灯ってご挨拶パネルも出ていて、小生のようなファンに応えてくれているかのようでした。

そしてこんなシンプルなご挨拶。 日本初の洋画ロードショー劇場の最後にしては、地味な終幕でした。時代の波ってやつですね。最後の方は、地方の助成金を使った地域振興映画専門館みたいにもなっておりました。

_20191021_132954768x1192 有楽町駅周辺の映画館も、昨年はマリオンの東宝3館がなくなり、今年はスバル座がなくなり…ですね。ピカデリーさん、ヒューマントラストシネマさん、角川シネマさんには、頑張り続けていただきたいものです。

 

 

 

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2019年10月20日 (日)

桜の日本、旅の終わり   #ラグビーワールドカップ #ラグビーW杯 #日本対南アフリカ 

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ラグビーワールドカップ、初の決勝トーナメント進出を果たした日本は、3-26で南アフリカに敗れ、1ヶ月間の冒険が終了しました。残念は残念ですが、4連勝でここまで来られたのが出来すぎぐらいでしたから…。ブレイヴ・ブロッサムズ、本当によくやったと思います。拍手!

やっぱり南アフリカは強かった。特にフォワードの力強さがハンパなくって、モール組んだらどんどん前進して来るし、具やラファエレや姫野が突破しようとしても押し戻されちゃいます。

そして9番のデ クラーク、球出しの巧さだけじゃなくて、身体能力の高さが大したものですね、小兵でロックスターみたいな風貌なんですけど。

それでも前半は 日本3-5南ア とロースコアの戦いで僅差に留め、後半に期待をつなげてくれたのですが、じわじわと点差を広げられて、いつの間にか手遅れになっていました。後半はとにかく南アフリカのターンオーバーが多かったです。すっごいジャッカル力(りょく)でした。

9月20日の開幕前は、(4年前でああだったのだから、かなり盛り上がるとは思っていたものの)大江戸もここまで日本中が熱狂に包まれるとは思いませんでした。素晴らしい大会という評価を聞くにつけ、嬉しい気持ちになります。チケットを入手出来て生観戦したのは1試合だけ(9.22アイルランド×スコットランド@横浜国際総合競技場)でしたが、それでも1試合観られて良かったと思います。まさに「一生に一度」と言える自国開催でしたから。

すでに引退を表明しているトンプソン、福岡(東京五輪七人制ラグビーの後)だけではなく、何人もの選手たちが代表から離れていくのでしょう。そういう新陳代謝は当然必要なことです。この結果を残しての引退ということで、悔いはないでしょうね。ほとんど国民栄誉賞モノですから(ベスト8じゃあげられないでしょうけど)。

さて日本代表のメンバーたち、明日からは「時の人」としてテレビ出演などがしばらく大変でしょうね。そして、CMにも引っ張りだことなることでしょう。そして来年1月からのトップリーグの試合、きっとチケット争奪戦になるのでは? 大江戸も行きたいですもん。

 

 

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2019年10月19日 (土)

湘南、新監督で「らしさ」復活   #ベルマーレ #湘南ベルマーレ #湘南対横浜 #浮嶋新監督

_20191019_231913800x590 曺貴裁監督が退任して浮嶋新監督になってからの初戦=vs.横浜Fマリノスってことで、三ッ沢競技場に行って来ました。ラグビーワールドカップ開催で日産スタジアムが使えないためか(今日は試合が無かったけど)久々に三ッ沢での観戦となりました。だからチケットもすぐ売り切れになった試合です。

まずは横浜駅そばで買った崎陽軒の永遠のロングセラー「シウマイ弁当」で腹ごしらえ。横浜を食ってやろう!ってところです。ウマウマウー!

 

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今日はゴール裏での観戦。やっぱりこのスタジアム、ピッチが近いです(写真ではわかりませんが)。声援の反響もいいし、傾斜も観やすいし、良い専用競技場ですね。席数の少なさと

場内放送の聞こえにくさが玉にキズですが…。

_20191019_2314301024x618 今日は試合開始前に両チームがサークルになって、先週の台風19号で犠牲になった人たちに黙祷が捧げられました。 それはそうと、先発メンバー11人が日本人の湘南に対して、横浜は11人中6人が外国人選手。うーむ、対照的ですね。

 Dsc_38291024x576-1 午後2時過ぎのキックオフ。試合開始からベルマーレがハードワーク。本来の姿を取り戻したかのようです。ここ数試合の覇気のなさや自信のなさとは大違いでした。

 _20191019_2315141024x644 監督が代わってモヤモヤが晴れたってことなんでしょうね。前線からの守備をガンガン仕掛けて走り回るフォワード陣、球際で負けないミッドフィールダー陣、危機に体を投げ出すディフェンダー陣。そうそう、それでなくっちゃ! そういえば今日は4バックでした。

_20191019_2316531024x556 5分頃に湘南が相手のネットを揺らした場面がありましたが、残念ながらオフサイド。あれが得点になっていれば…でした。

39分に失点するまでは拮抗した展開だったのですが(ポゼッションはマリノスですが)、1点取られてリズムが狂ってしまいました。前半を0-0で折り返せれば、ってところでした。

Rscn2822 で、結局1点目は中川、2点目はマテウス、3点目のPKはマルコスジュニオールの技量にやられちゃったんです。選手のクォリティが違うってことが、勝敗を分けました。資金力の差です。切ないですね。つまんないですね。

でも最後(90+2分)に坂のラストパスを山崎が押し込んで1-3。久々に点取りました。これが次につながるんです。反攻のきっかけの1点です。

_20191019_2317421024x698 今日で降格プレーオフ圏の16位に落ちてしまいました。でも最後の1点のおかげで、そして久々にベルマーレらしいサッカーができていたってことで、気持ちは暗くありません。大丈夫。残り5試合、しっかり勝ち点を積み上げていきましょう!

 

 

 

 

 

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2019年10月18日 (金)

「ある船頭の話」:オダギリジョーは良い監督   #ある船頭の話 #オダギリジョー #クリストファードイル

367056_001 映画『ある船頭の話』は、オダギリジョーの初監督作品(脚本も)。ご本人は一切出演されていません。で、本気の映画です。新人監督のデビュー作としては、上々よりも更に上でしょう

柄本明を主演に迎えて、どっしりとじっくりと地味な物語を紡いでいきます。ただ、テンポが悠揚かというとそうではなくて、次から次へと物語が転換していくのです。その移ろいの早さがむしろ不思議なほどなんです。カット尻がやけに短いと言いましょうか…。

 

367056_002 クリストファー・ドイルが担当した映像も、特に「美しさ」を狙ってはいないのですが。見事に映画的な「いい絵」が撮れています。限定された空間であるにも関わらず、見飽きないというか、素敵な映画時間が流れていく映像なのです。

オダギリジョーが監督するということで、この豪華なキャストや豪華なスタッフが揃ったのでしょうけれど、柄本明、村上虹郎、橋爪功、伊原剛志、村上淳、浅野忠信、蒼井優、永瀬正敏、草笛光子といった面々が揃っているのも、作品自体が地味なだけに、凄いことです。そしてカメラのクリストファー・ドイルや衣装のワダエミさんも、相変わらず「いい仕事」しています(ヨーガンレール的な女の子の衣装は、オシャレ過ぎですけど)。

 

367056_010 ちょっとカッコつけすぎて観念に走ったところとかありますけど、全体的には大いに評価したい監督デビュー作です。オダギリジョーが映画ってものをわかってるって感じの作品でした。

柄本明の淡々とした主役芝居も、橋爪功や永瀬正敏の「さすが」な芝居も、立派です。赤い服の女の子=川島鈴遥の野生味も、当世なかなか貴重だと思います。

ジャ・ジャンクーとかの良質なアジア映画の雰囲気を湛えた作品であり、2時間17分飽きることはありませんでした。オダギリ監督の次回作が愉しみになるような映画ですね。

 

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2019年10月17日 (木)

「真実」:実にフランス映画   #真実 #是枝裕和 #カトリーヌドヌーヴ

T0024376p 映画『真実』は、是枝裕和がカトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークを使って撮った“フランス映画”。(実際の国籍はともかく)映画の佇まいがとにかくフランス映画なのです。これ、『キネマ旬報』ベストテンでも当然外国映画枠ですよね?

大女優の母と、コンプレックスを抱えた娘。ほとんどベルイマンの『秋のソナタ』の世界です。でもベルイマンなら重く激しく人間の奥底に迫ろうとするところを、是枝さんはあくまでもフランス映画的な軽やかさとエスプリで通します。まるで「フランス映画らしい作品を作ってみろ」というお題があって、それに応えようとしているかのようです。

ただ大江戸はもともと(どちらかというと)フランス映画が苦手ですので、こういうフランス映画らしさがぷんぷん匂う作品は、どうもしっくり来ません。家族の中だけで大した事件も起きない「小体(こてい)」なドラマに終始してしまって、そこを突き抜けるパワーはありませんでした。ライトウェイト過ぎて、物足りないのです。

ただ、このキャスト(特にドヌーヴ)を使って堂々とこういう作品を作れちゃうところは、どう考えてもスゴイことです。そして、フランスの巨匠がリラックスして作った1本と言われたら信じてしまいそうな作品に仕上がっていることも確かです。映画に関する台詞がかなりベタですけどね。

いずれにせよ、これでコレエダが(これまで以上にしっかりと)映画史の中に組み込まれました。

 

 

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2019年10月16日 (水)

「ブルーアワーにぶっ飛ばす」:監督、投影し過ぎです!   #ブルーアワーにぶっ飛ばす #夏帆

_20191016_2235391280x903映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』は、CMディレクター出身という箱田優子監督(脚本も)の長編デビュー作。去る10月11日(金)の公開だったのですが、翌日の舞台挨拶が大型台風19号で中止(テアトル新宿自体が休館)の憂き目に遭いまして、で、急遽今夕の上映前に行うことになったのです。舞台挨拶に立ったのは、夏帆と箱田監督と黒田大輔さん。映画を観ると黒田さん、印象的ではありますがかなり小さな役。「なんでオレが?」と思ったんじゃないかなあ。

もともと小生は12日の舞台挨拶には行く予定がなかったのですが、今日のは行って来ました。まあ、もともと長年の夏帆さんのファンですし。ナマ夏帆を見るのは、舞台の『ラヴ・レターズ』(2016)以来です。夏帆はやっぱりスラリとして、顔が小さくて、ステキでした。その場で箱田監督から夏帆への手紙が読み上げられ、二人して涙ぐんでハグする一幕も。 舞台挨拶の最後には観客向けのフォトセッションも約10秒だけあって、「SNSなどで使ってもいい」とのことでしたので、使わせていただいております。

_20191016_2236091280x924 で、映画の方ですが…うーん、確かにデビュー作らしいし、ある種の勢いはあるのですが、あまりにも「(私小説ならぬ)私映画」っぽいかなあ。なんか映画学校で「自分を題材に、内面をさらけ出して書いてみなさい」と言われて作ったみたいな脚本なのです。仕事のこと、パートナーのこと、家族のことetc. 当然映画としての脚色はあるでしょうけれど、かなり監督の人生が投影されているように思われます。心情吐露の度合いはスゴイです。だから、2作目作るのって大変かも知れませんね。まあ、そういう作品なので、世界は狭いです。終盤の演出なども、どうも的確でない。上手に伝える表現ができていない気がいたしました。

夏帆演じる主人公が口の悪いCMディレクターなんですけど、今年の『きばいやんせ!私』でも夏帆は口と性格が悪いフリーアナウンサー役でした。けっこうかぶります。去年が『友罪』とか『ビブリア古書堂の事件手帖』とか、おとなしいキャラが多かった反動でハジケてるのでしょうか? 対するシム・ウンギョンは、『新聞記者』の彼女と随分違うので、ちょっと驚いちゃいました(こっちのが本筋?)。

 

 

 

 

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2019年10月15日 (火)

日本、タジキスタンにも順当に勝利   #W杯予選 #日本対タジキスタン #タジキスタン戦

FIFAワールドカップ2次予選のアウェイ タジキスタン戦は、3-0で日本が順当に勝ちましたが、タジキスタン結構健闘してましたよ。

なにしろ前半は0-0。向こうにしてみれば、してやったりの展開です。意外といいチームでした。全員が守備をさぼらずに、しっかり守備をします。前線でも中盤でもしっかりプレッシャーをかけますし、運動量が多いので数的優位を作り続けます。ボールを奪ったら、縦に速く攻めるし。なんかベルマーレみたいなサッカーですね。(ブロック作って守り倒さないスタイルでの)弱者の戦法と言うべきか。

でもやはり力の差は大きいので、後半は南野、南野、浅野と決めて3点。この2試合で見ると、伊東純也は堂安に勝ったって感じです。遠藤航も橋本に勝ったって感じです。 それにしても久保はモンゴル戦も出てないんだから、もっと早く投入して欲しかったです。永井より前に入れて欲しかったなあ。入ってからの動きが良かっただけに…。もーりーやーすーさーんー。

 

それはそうと、U-22代表がブラジルに勝ったそうですね。凄いことです。フロンターレの田中碧が2得点の活躍。これは五輪に向けての自信になりますね。

 

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2019年10月14日 (月)

「ジョーカー」:陰鬱ホアキンのワンマンショー   #ジョーカー #ホアキンフェニックス #ロバートデニーロ

5_20191014232601 映画『ジョーカー』は、重いっすねえ。ヴェネツィア国際映画賞で金獅子賞(最高賞)を獲得したのがうなずける、シリアスな社会性を持ちながら人間の深奥を覗いていくドラマ。でもそれが大成功を収めているかというと、そこまでじゃないような気がします。大江戸的には『ダークナイト』の方が上だと思いますし…。

どの問題も、きちんと描いてはいるけれど、掘り下げは意外と浅く中途半端。暗さも重さも「極北」にまでは到達しておりません(メジャー大作映画なんだから当たり前か)。いずれにしても、これをデート・ムービーに選んじゃいけませんよ(選んじゃった人がいっぱい場内にいましたけどw)。気分がダウンしちゃいますもんねえ。

 

11_20191014233701 ホアキン・フェニックスのワンマンショーですが、この人の陰鬱かつ暴力的な個性がよく反映されています。どの役やってもうまいけど、好きにはなれない、そんな役者です。表情も往年のロバート・デ・ニーロ(特に『ケープ・フィアー』あたりの)みたいですし、映画の内容的にもデ・ニーロの『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』的でもあります。てなわけで、本作へのデ・ニートの登場は必然だったのでしょう。彼のおかげでメジャー感が担保されました。本作に描かれたジョーカーって、それこそ若き日のデ・ニーロが絶対やりたかった役でしょうね。

 

3 1980年前後の荒れて汚れたニューヨークそっくりのゴッサム・シティが舞台です。あの時代のNYの荒廃感と暴力的な空気が、見事に再現されております。そもそもオープニングのワーナー・ブラザーズのマークが、’70年代頃に使われていた赤と黒のシンプルモダンなもの(懐かしいと言うと、年がバレます)。さりげなくもしっかりと、徹底的な時代再現を行っています。

このジョーカーと、今の暗いバットマンが戦う映画ができるのかなあ。暗くてバイオレントなやつ。まあ、(怖いもの見たさで)見てみたい気もしますけど…。 大江戸は、明るくポップな狂気を振りまくジャック・ニコルソン版のジョーカーが結構好きだったりいたします。

 

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2019年10月13日 (日)

ラグビー、日本が感動のベスト8!!    #ラグビーワールドカップ #日本対スコットランド #ベスト8  

_20191014_000707768x1250 ラグビー・ワールドカップ日本大会のグループリーグ最終戦、日本対スコットランド。本当に死闘でした。意地と闘志と執念がない交ぜになった熱いぶつかり合い。ガチ凄かったっす! 守り切った日本、テレビで見てるこちらも体をねじらせながら力が入りました。息が苦しく、はあはあしちゃいました。特に28-21と追い上げられてからの24分程は、本当に緊張・興奮しました。 そして28-21で勝利!! グループリーグ4連勝で、初のベスト8進出!! いやー、見事でした!!

速いパスと両翼のラン、そして負けないフォワード陣。ジャパンらしい戦いで、しっかりと得点し、守り抜き、堂々の勝利をつかみ取りました。残り2分からの攻防なんて本当に力比べで、息詰まる凄さでした。変な反則は絶対しないスコットランドを相手に、その意地をビシビシ感じながらも、総力戦で勝ち切りました。いやー、スコットランドの体力が後半もっと落ちると思ったんですけど、落ちませんでしたねー。両チームとも、サブスティチュートの選手たちが先発に負けず劣らず素晴らしかったことも、この好試合を生んだ要因でしょう。

スコットランドだけが4ネイションズ(イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド)の中で決勝トーナメントに進めなかったわけですね。辛いでしょうけれど、2勝2敗なんだから納得してください。日本は前回大会で3勝1敗でも進めなかったわけですから(今回も危ないところでした)。それにしても、(何度も繰り返しますが)1勝1敗1分けでも決勝トーナメントに行けちゃうことの多いサッカー・FIFAワールドカップに較べて、なんと厳しいことか。

_20191014_0005441024x565 ベスト8まで行ったら、もう一つ。でも南アフリカには9月のテストマッチで大敗してますからねえ。あれが「油断させる戦法」だったら、いいんですけど。 それにしても、ラグビーのジャパンチームは、最初から「ベスト8が目標」ってことで統一されていましたが、サッカー日本代表って、これまでしばしば「目標は優勝!」とかいう絵空事を堂々と言ってました(特にビッグマウスの方が)し、それを言わないことが弱気みたいな風潮すらありましたけど、それってどうなの? 気合としては必要なのかも知れませんが、でもあまりにも現実離れしていて…。もう少し現実をきちんと見据えた目標を設定して、メデイア、サポーターとの共通認識にしないと、世界から笑われちゃいますよ。

 

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2019年10月11日 (金)

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」:音の映画、顔の映画   #ワンスアポンアタイムインザウェスト #セルジオレオーネ

T0024339p 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(これまでの邦題は『ウエスタン』)が9/27から(東京では)丸の内と新宿のピカデリーで再公開というか、2時間45分のオリジナル版は初公開となりましたが、興行成績は厳しかったようで、すぐ新宿1館になり、上映回数も減りました。残念なことです。だって、(大江戸は今回初めて観たのですが)素晴らしい傑作だったんです。

とにかく「映画らしい映画」というか、映画を観ることの愉楽に溢れています。映像と音楽と役者たちが奏でるハーモニー。荒々しく、誇りと泥にまみれているのに、上質の映画ならではの馥郁たる香気を放つのです。映画として隙が無いです。完璧です。詩のようです。セルジオ・レオーネの最高作というのも、納得です。

音の映画です。静かな冒頭15分程の場面の中の微かな音やあの音この音が、見事に効いています。 そして顔の映画です。超クロースアップの顔、顔、ツラ。顔のアップとロングショットが交錯する編集も、実に映画。 先日書いた『蜜蜂と遠雷』がそうであったように、本作もまた「音の映画、顔の映画」なのです。

エンニオ・モリコーネの音楽も素晴らしく、特に序盤にクラウディア・カルディナーレを乗せた馬車がモニュメント・バレーを行く時にかかる流麗なテーマ曲が、ただただ美しいです。

名場面は数々あり…いや、全篇名場面の連続。 そして数々の暴力を越えて、「昔むかしこんなことがありましたとさ」って感じのラストシーンでタイトルが出た時には、大いなる感動がありました。

メインの4人がしっかり描かれていますが、役者としては一番地味なジェイソン・ロバーズのおかげで、この作品にユーモアと下世話な人間味と深みが加わっています。もちろんブロンソンは(あの顔なのに)かっこいいし、カルディナーレはセクシーですけどね。ロバーズの見せる弱さと哀愁、好きだなあ。

そして“悪役”ヘンリー・フォンダ(よくこの役やりましたね)が、特に回想シーンでの若き日の彼が、驚くほど阿部寛にそっくり!で笑えます。正義の人=フォンダが悪人を演じたことが、アメリカ人と日本人には許せなかったのかも知れませんね。だから両国ではこの作品が大コケしたし、長らく評価されなかったのではないかと…。

 

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2019年10月10日 (木)

W杯予選、日本はモンゴルに大勝   #FIFAワールドカップ #日本代表 #日本対モンゴル

FIFAワールドカップ2次予選の第2戦。埼スタでの日本-モンゴル戦は、6-0で日本が余裕の勝利。ピンチは一つも無く(ですよね?)、レベルの違いが大きい試合でした。GK権田がヒマそうでしたもんねー。

日本は大迫をケガで欠いたものの、代役1トップに入った永井とその交代に入った鎌田がそれぞれ1得点を挙げるなど、影響なし。もちろん大迫のようなビールキープや気の利いたプレイができるわけではないのですが、永井はスピードを鎌田は点取り屋のポジショニングを生かして、二人とも合格点でした(ベンチには浅野もいたしね)。 そして2シャドーの一人、伊東純也が積極的で良かったです。得点こそありませんでしたが、3アシストは素晴らしい!

そして柴崎、遠藤のボランチコンビが、最高に気が効いてました。カウンターの芽をことごとくつぶすし、ボール奪取からスルーパスまで、サッカーをよくわかったプレイの連続。やはり今の日本代表のボランチは、この二人がベストですね。おまけに遠藤航は、代表初ゴールも取ったし。

得点と言えば、長友の10年目だというゴールも笑えました。あんまりにも超絶どフリーだったので。

まあ、この段階でこの相手に大勝は当たり前。韓国はスリランカに8-0で、やはり大勝しておりました。 それよりも最後の最後にハムストリングスをやっちゃったみたいな富安が心配ですね。

 

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2019年10月 8日 (火)

「惡の華」:正しく美しい青春変態映画   #惡の華 #悪の華 #玉城ティナ #井口昇 #秋田汐梨

368391_013 映画『惡の華』は、ぶっ飛んでました。いや、素晴らしかった。「深く感動できる変態映画」ってことにおいて、塩田明彦監督の『月光の囁き』以来の傑作です。

そしてそれは、玉城ティナが演じた主人公=仲村さん(と伊藤健太郎が演じた春日)の造形の素晴らしさによるものが大きな要因です。仲村さんの嵐のような激しさの内にある狂気と哀しさが、本作に深みを与えています。そして春日の、自分で自分をコントロールできない「どうしようもなさ」もモヤモヤと感銘を同時に与えてくれます。 二人とも苦しいんです。その魂の深い所での結びつきを描いて、秀逸です。正しい青春映画です。正体のわからない悶々との戦いなのです。

 

368391_010 井口昇監督の映画って、あまりにdisgustingなテイストがあって(しばしばスカトロ趣味まであって)、大江戸は好きになれませんでした。なので近作はほとんど観ていませんでしたが、キラキラ映画まで手掛けるうちに角が取れて来たのでしょうか? この作品では、全然過去のバッドテイストとは違っていました。これはいいです。激しさと哀しさと甘美さをないまぜにした演出が、ある種の青春ノスタルジア的な感興をもたらしています。登場人物への愛もあるし…。

「悪魔と天使」のように描かれる仲村と佐伯さんですが、この佐伯さんに抜擢された15歳(撮影当時)の秋田汐梨が実に素人っぽくていいですね。美人ってタイプじゃないけれど、クラスに一人か二人のかわいい子って感じにうまくハマってます。後半に見せる変貌した表情なども見ものです。こういう子を使うことにおいては、もう井口監督さすが!としか言いようがありません。 もう一人、別のタイプとして登場する飯豊まりえも、悪くありません。

 

368391_002 今年の玉城ティナは、蜷川実花監督の『Diner ダイナー』に次いで本作と、当たり年です。『Diner ダイナー』では、人形のような美しさが只事ではなかったのですが、本作ではクールなメガネ美人でありながら、悪魔のような形相からふにゃっとした笑顔までを使い分けて、演技的にも健闘しています。大したもんです。

ラストの波打ち際なんて、なんてすがすがしく美しいんでしょう。間違いなく、今年の日本映画の収穫の一本です。 ボードレールの『悪の華』、未読なんで読まなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

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2019年10月 7日 (月)

「蜜蜂と遠雷」:音の映画、顔の映画   #蜜蜂と遠雷 #松岡茉優 #石川慶 #音の映画 #顔の映画

5 映画『蜜蜂と遠雷』は、原作者の恩田陸がベタ褒めしたのもうなずける秀作。何と言っても、音楽へのリスペクトに溢れているのがいいですね。ピアノ・コンペティションの映画というとリチャード・ドレイファス主演の『コンペティション』(1980年)がありますが、むしろ本作の方が勝っていると思います。

特にハッタリをかけたりはせずに「普通に」描くのですが、撮影にしても音響にしても演技にしても演出にしても、すべてが上等。上質の娯楽映画に仕上がっています。前作『愚行録』には今一つ乗れませんでしたが、石川慶監督、非常に良い仕事をしました。盛り上げよう、泣かせようとはしていないのに、中盤以降は結構泣かせ所が多くて、松岡茉優の演奏場面など、結構泣けましたねえ。

 

2 予告編や広告では松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が4等分の扱いなのですが、本編を観るとはっきりと松岡が主役でした。堂々と主役芝居をやってます。やはりうまい人です。 元天才少女の心の傷と葛藤、そして復活の物語。王道の物語展開ですが、実際に音楽が、ピアノが聴こえるというのが映画ならではの強みです。恩田陸さんも、この音にやられちゃったんでしょうねえ。もちろん、松岡はじめ役者陣の健闘も大いに貢献しています。

演奏シーンの撮り方は普通。つまり、多くの場面ではスタントダブルが手先のアップや後姿などで使われ、カット割りでそれらしく見せているわけです。『コンペティション』のドレイファスみたいに、猛練習で自分で超絶演奏をやっちゃうわけではありませんが、別にそれでいいんです。いくつかのシーンでは実際にある程度の演奏をしていましたし、それで十分です。

今はi-padに楽譜を入れて、ペダルと連動させてページが替わる…なんてことができるんですね。譜面めくりの人がいらないのですね。本作中で、森崎ウィンがそれをやっておりました。

 

11 この映画の完成に向けて、この世界の実現のために、その質を上げるために、多くの人々が相当な努力をしていることでしょう。とりわけ「音」の面では。なんか、そんな気になってしまった作品です。見事な音楽映画です。

そして、「顔」の映画でもあります。人物の顔のアップがえらく多いのです。そして、顔(表情)にいろんなことを語らせています。 音と顔、まさに小説を映画化するにあたって、石川監督がこれらを戦略的に生かし切ったということなのでしょう。

だから、できるだけ音響の良い劇場で観るべきです。感動が違ってくることと思います。大江戸は新宿バルト9の「ドルビー・サラウンド7.1」で観ましたよ。

 

 

 

 

 

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2019年10月 6日 (日)

湘南、川崎に0-5の大敗 #ベルマーレ #湘南ベルマーレ #湘南対川崎

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前節は清水に0-6で敗れ、おととい金曜にはJリーグから曺貴裁監督のパワーハラスメント認定とけん責および5試合の資格停止処分が下った湘南ベルマーレ。ファンとしては非常に憂鬱な気分で迎えた神奈川ダービーの川崎戦です。だからBMWスタジアムに着くまでは、いつになく重い気持ちでした。でもスタジアムに入ると、そこにはいつも通りの楽しさがあるのでありました。

スタジアム周囲の道には、いつもはキングベルの絵ですけど、今日はふろん太くんらフロンターレのマスコットたちが描かれていました。野外は5時半過ぎるともう真っ暗で、季節の移り変わりを実感させられます。なんか肌寒いし。

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今日はメンバー発表の前に、ベルマーレの真壁会長が(隣には水谷社長も)「曺監督のパワーハラスメント問題で、ご迷惑をかけた」ということで、お詫びの言葉がありました。

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そして、いつものようにふろん太やカブレラも来ておりました。ふろん太くんは、キングベルとハグをして旧交を暖めておりました。

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さて、試合。前半出だしは、湘南も気合いの入ったプレイをしていたんです。しかし15分にオウンゴールで川崎に先制されてからは、もうダメでした。35分までに4失点。その後はフロンターレにいいようにボールを回されてあしらわれる時間帯さえありました。

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終わってみれば、0-5の大敗。ベルマーレは前節の清水戦でも0-6で負けてますので、2試合で0-11!ボロボロです。

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やっぱりヘタなんだから、走らないと。調子がいい時のベルマーレは、とにかく運動量豊富に走り回ってます。なのに今日は…。前線からの守備がまるっきりハマらないし、チーム走行距離は112kmぐらい(良い時は120km台)。スプリント回数に至っては、フロンターレに負けてました。山崎の前からのチェイスがあまり見られなかったし、杉岡と坂は夏以降どんどんヘタになっているんじゃないかなあ。

せめて1点でも取ってくれれば…、観戦中一度でもゴールの興奮を味わえれば…終盤はそれが切なる願いだったのですが…。ゴールは遠かったです。 これでは、せっかくほぼ満員の試合が増えてきたというのに、またお客さんが離れていってしまうのではないでしょうか?

 

 

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高橋健二コーチが指揮を執ってからの6試合で、2分け4敗。16位の鳥栖とは勝ち点も得失点差も並んでの15位と、いよいよ降格がマジやばい状況です。8月上旬までは、誰にこの事態が想像できたでしょうか?_20191006_2109381024x688

後半の開始時からサポーター席前に出た横断幕には、「俺達の湘南 今日も戦おう こんな俺らがついてるのだから どんな時でも何も恐れるな 自分を信じ勝利を掴め」という応援用チャントの歌詞(一部アレンジ)が書かれていました。チームにとっても、サポーターにとっても、試練の時。救世主が欲しいですね。

 

 

 

 

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2019年10月 5日 (土)

日本サモアを下して3連勝!   #ラグビーワールドカップ #サモア島の歌 #日本対サモア

_20190921_192640473x732 日本中で熱く盛り上がってるラグビーW杯! 今日の日本-サモア戦も、なかなか力が入りました。どうでもいいけどサモアの国家は、「サモア島の歌」(♪あーおいあーおい空だよ くーものなーい空だよ サモアの島とこなつだーよー)ではありませんでした。

前半はサモアも力強く、また粘っこくジャパンの反則を誘い、だけど今の日本もやっぱり粘っこいチーム。ついに復調した田村のペナルティ・ゴールがじゃんじゃん決まり、後半にはサモアが疲労してきたので、トライも量産できました。

一つ目のトライはサモア出身のラファエレ。ここで早くも、なんだかじんと来ました。それはそうと、ラファエレのイケメン度はすげー高いと思います。

80分のホーン(ドラ)が鳴ってからのジャパンのスクラム~出して回して飛び込んでトライにも興奮、感動しました。前半終わった時点では「今日は無理かも」と思ったボーナスポイントをしっかり取れたので、これは大きいと思います。とにかく4つ目のトライを取るために必死でしたし、見てるこっちも体をよじらせながら力を入れておりました。でもそれで取り切っちゃうところが、今の日本の力量だよなあと感心してしまいます。そもそもモールで押し込むとか、スクラムで勝っちゃうとか、本当に頼りになるフォワード陣が強いんです!

リーチマイケルは、今日もすっごく気合の入った好プレイの連続でした。すごいぞ、えらいぞ!

次のスコットランド戦(13日)は日本が勝ちますよ。一番の理由は日程。日本が中7日間休めるのに対して、スコットランドは中3日でロシア戦。その後、中3日で日本戦なのですから。 スコットランドはロシアに負けないでしょうから、日本としても「絶対負けられない戦い」になって来ます。でも開催国に有利な日程という恩恵は、とっても重要なポイントとして日本に勝利を届けてくれることでしょう。それにしても、4チームで競うFIFAワールドカップのグループリーグに較べて、何と抜け出しにくいことか! それだけに喜びも大きいでしょう。決まった時は、また渋谷が大変でしょうねえ。

 

 

 

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2019年10月 3日 (木)

「天気の子」展@松屋銀座   #天気の子展 #松屋銀座 #新海誠 #天気の子ポンチョ

_20191003_1521251024x643 松屋銀座で『「天気の子」展』(~10/7)を観ました。残念ながら時間があまり無かったので、さらりと流し見といった状態でしたが、(映画を観ている者としては)なかなか引き込まれるものがありましたよ。そう言えばこの会場では、『「君の名は。」展』もやったよなあなんて思ったりなんかして。

絵コンテ、作画資料、キャラクター、美術などが多数展示されており、ところどころにスタッフの映像証言が挿しはさまれたりします。そして全体を通して新海誠監督のコメントがついているのが、楽しく読めるのです。もちろん場面映像もあって、そのクォリティーには改めてぶっとびます。

 

_20191003_1520221024x652 そして『天気の子』がいかに「東京の映画」なのかってことがわかって、改めて感心します。東京の風景を、これまでの新海作品以上に徹底的に美しく表現しています。スーパーリアリズム的に写実でありながら、きちんとコントロールして心情を映した、新海さんらしい表現になっているのです。この展覧会を観たら、もう一度映画を観たくなっちゃいました。

終わりの方には理科の実験的な気象コーナーがあったり、これまでの新海誠作品をたどるパネル展示があったりしました。

_20191003_152002768x1025 で、いつもながらの販売グッズの超充実ぶり! マニアだったら、あれもこれも欲しくなって、大変なことになってしまうでしょう。 その中でも大江戸が注目したのがこれ。「天気の子」ポンチョ! ポスターの図柄などにも使われた大空の絵柄=上半分の青空と、雲やら何やら…。しかも雨天の時に使えるわけですから、映画の内容にも合ってるし、MOMAの青空傘を連想したりもするし、いやー、これは名作です。買いませんが…。

 

 

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2019年10月 2日 (水)

「アイネクライネナハトムジーク」:モーツァルトは流れない   #アイネクライネナハトムジーク #今泉力哉 #三浦春馬

366951_004 映画『アイネクライネナハトムジーク』は、『愛がなんだ』の今泉力哉監督によるメジャー作。結構評判が良いみたいですが、大江戸はダメでした。映画がおとなしくて弾まなくて、119分が3時間ぐらいに感じるテンポの悪さでした。『愛がなんだ』の見事な演出力と全く違うんで、ある意味驚いちゃいました。

結婚発表でタイムリーな多部ちゃん(30歳)と、最近おっさん化が著しい三浦春馬(29歳)が主演みたいな広告や予告編ですが、実際のところは10人ぐらいがメインの群像劇になっていました。 それにしてもあの美少年だった三浦春馬が、こんなにカッコ悪く、おっさんくさくなってしまったのはなぜ? 自分で、キレイな顔が邪魔だと思ったのでしょうか?

 

366951_006 「十年後」でいろんな話を展開させるうまさがあって、いろんな登場人物が交錯し収斂していって、・・・でもその切れ味が今一つなんです。これ多分原作の方が面白いんだろうなあと思ってしまいました。

それにねえ、重要なボクシングのエピソードなんですけど、オーディションで選ばれたという成田瑛基がぜんぜんヘビー級の体に見えなくて…。これは原作がそうだったとしても、階級を替えないとダメでしょ。

 

366951_007 俳優陣では、矢本悠馬の良くできた嫁さん役の森絵梨佳が意外に良かったし、若手注目株の垣松祐里も人を惹きつけるサムシングがありました。

それはそうと、クライマックスに流れるのかなあ?などと思っていたモーツァルトの『アイネクライネナハトムジーク』は、1ミリも流れないのでありましたー。ってか、そもそもあったかクライマックス?

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2019年10月 1日 (火)

「見えない目撃者」:わざと危険に突き進む?   #見えない目撃者 #吉岡里帆 #

368136_003 映画『見えない目撃者』は、韓国映画のリメイクだそうですが、そこらへんについてはできるだけ(広告展開や本編のクレジットの中で)隠そうとしております。まあ、今に始まったことではないんですけどね。、逆に日本映画を韓国や中国でリメイクする時の扱いってどうなんでしょうか? ちなみに大江戸は韓国版も、日本に先駆けた中国版リメイクも未見です。

最近、吉岡里帆の演技力を結構評価している大江戸ですが、ここでは主役にふさわしい堂々の芝居で押し切ってました。悪くありません。目が開いているけど目が見えないという役を、視力以外のいろんな感覚が鋭くなっている役を、丁寧に演じていることも確かです。

 

368136_001 で、かなり猟奇的な要素もある作品ですが、ミステリーやサスペンスとしてそこそこしっかり出来ているので、そこが独り歩きすることもなく、2時間超を飽きさせないエンタテインメントになっております。 時々挿入される「見えない主人公がイメージする映像」がペン画のように画面に描写されるシーンはが目新しかったです(元の作品にもあったのでしょうか?)。

でも終盤になるや、主人公たちが「それやっちゃダメ」な方にばかり進んで行って、それで危険な目に遭うことによってサスペンスを盛り上げようとしていて、ダメでした。あまりにも「バカなのか?」ってぐらい、危険な方に突き進んでいきましたから…。

 

368136_005 吉岡とバディ関係を組む高杉真宙。二人がだんだんと心を通わせていくあたりは、お定まりのバディものなんですけど、そういう通俗性は良いものです。 (以降ネタバレあり) ラストで高杉が言う台詞「俺も警察官になれるかな?」にはちょっと感動しました。お定まりではありますが、同じ「〇〇になりたい」という意味の台詞でも、『記憶にございません!』の「僕も総理大臣になりたい」とはえらい違いで、じんと来ました。 

それはそうと、先日『影に抱かれて眠れ』で目にした横浜の野毛の風景(川沿いの間口の狭い飲み屋がずらりと並ぶ建物のあたり)が、本作にも登場しておりました(東映がらみの作品で立て続けに)。

 

 

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