「マレフィセント2」:現代へのメッセージが効いてます #マレフィセント2 #エルファニング #ディズニー
映画『マレフィセント2』を観に行ったのは、ひとえにエル・ファニングが出てるから。前作でも可憐なオーロラ姫はなかなか結構でしたし、こういうエルを見られるのもあとわずかでしょうからね。確かに今回も期待通りでした。
でも、作品自体がかなり面白く、良くできていて、そこは期待を上回りました。ドナルト・トランプの移民排除へのカウンター・ピクチャーにもなっていて、おお、さすが!と思った次第。
マレフィセントお姐さまがかなりカッケーです。前作でも複雑味のある魅力的なヴィランでしたが、本作では更に翼のはためきが決まっていて、隈取的なメイクや見得を切るようなポーズと合わせて、なんだか歌舞伎みたいなケレン味を感じました。一方ではユーモアに溢れたコミカルな場面もいいのです。更にはミシェル・ファイファーとの対決においても、なんだか二大怪獣激突的な迫力に満ちていて、娯楽映画としては大成功です。
飛翔シーンをはじめとするVFXアクションの切れ味に磨きがかかっていますし、何と言っても撮影(絵造り)が良いのです。映画的に美しい絵、凝った絵に満ちておりまして、映画のクォリティを引き上げています。
そして、ディズニーらしい「正義は勝つ」感とか「愛情バンザイ」とか幸福感とかに加えて、平和を希求するメッセージ性が素敵です。恐怖による、あるいは恐怖感を利用した支配はダメよ、人種差別はダメよ、無知・無理解からの弾圧はダメよ、などと大変良いことをおっしゃっています。いいね、ディズニー。(城の)タワーが崩落する場面なんかは今でも9.11を連想させて、ちょっとドキッとしちゃいますけどね。
それにしてもマレフィセントが出て来ると、あの尖った頬骨ばかりを見てしまいました(あれはCGなんだか特殊メイクなんだか?)。
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