「バスキア展」@森アーツセンターギャラリー #バスキア展 #バスキア
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、『バスキア展 MADE IN JAPAN』を観ました。夜の6時過ぎに着いたので、前売りチケットを交換するまでに5分、52階フロアに上がってから入口前で5分少々待った程度で、かなりスムーズに入場できました(実は先週土曜の夕方に来た時、60分待ちだったのであきらめたのです)。
大江戸は昔からジャン=ミッシェル・バスキアが大好き。1997年に今はなき新宿の三越美術館でやった展覧会をはじめ、いろいろ観てます。だから、この展覧会のコピーに「日本初となる本格的な展覧会」って書いてあったのが、ちょっと遺憾であります。
今回の展覧会はサブタイトルにある通り、「日本」という切り口で編集したもの。メイン・ビジュアルに使われているのは、あの元ZOZOの前沢友作氏が123億で購入した作品です。やはり本展中でも1,2を争うパワフルネスを持っています。
会場には大き目なバスキア作品が並び、その多くはキャンバスむきだしです。ま、バスキアの絵に額やガラスが似合わないことは言うまでもありませんが…。
ただ、全体的には意外とパワーを感じる作品、ワイルドに圧倒してくる作品が少なかった印象。美術館のスペース内で行儀よくなってしまったのか、日本切り口の作品が多いのでおとなしくなったのか…。ちょっと残念。本当はもっと倉庫だとか廃墟だとかでやれば、良かったんじゃないでしょうかねえ。この会場、明るすぎるし。バスキアの作品から放射されるパワーは、本来こんなもんじゃないのだぞ。
どうでもいいけど、(「YEN」とか「¥」とか書いてある作品はいくつもありましたが)日本語で「トーヨーのおりがみ」なんて書いてある作品もあったりしました。
あとは彼がいろいろな言葉や走りがきの絵を書き止めていたノートのページだとか、生前のバスキアの映像なんかも。
入場料が当日2,100円、前売り1,900円と強気設定なのですが、その代わり入場者全員に音声ガイド端末が配られました。常日頃音声ガイドとは無縁な大江戸も、今日は聞きながら歩いておりました。音声ガイドの声は吉岡里帆。なぜ『バスキア展』に吉岡里帆?? けっこう謎です。
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