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2019年11月13日 (水)

『キューブリックに愛された男』『キューブリックに魅せられた男』:一将なりて万骨枯る   #キューブリックに愛された男 #キューブリックに魅せられた男 キューブリック

T0024325p ドキュメンタリー映画『キューブリックに愛された男』と、その姉妹作のような『キューブリックに魅せられた男』が二本立的に同時公開されております。1999年にスタンリー・キューブリックが没してから20周年を記念しての公開ということで、キューブリック・ファンとしては嬉しいのですが…。

でも嬉しさも中ぐらいと言うか、この両作を観てると、スタンリーの「天才」が多くの人の犠牲の上に成り立っているのだということがわかって、ちょっと複雑な気持ちになります。まさに「一将成りて万骨枯る」ですね。

 

『キューブリックに愛された男』では、イタリア人の専属運転手兼雑用係のエミリオ・ダレッサンドロ(とその妻)が、あれこれとこき使われた日々を回想します。この人が映画好きじゃなかったので(キューブリック作品を全然観ていたなかった!)、映画ファン的な視点から観ると、物足りなさが残ります。でもまあ、面白い証言です。全面的献身を求めるキューブリックの只者じゃなさがわかります。それに応えたエミリオと、謎の友情めいたもの。まあ、こんな人生もあるってところですね。

T0024326p

そして『キューブリックに魅せられた男』は、もっと超パワハラ的な献身を余儀なくされた男=レオン・ヴィターリの超絶人生のドキュメンタリー。これは、ほとんど奴隷です。よく死ななかったもんです。その代わりハゲちゃって、老いさらばえました。でも、結局それを自分から求めに行っていて、今も全然後悔していないあたりに、人間の不可思議があります。昔からキューブリックの作品コントロールは徹底していて、ポスターから字幕に至るまですべて細かいチェックが入ると聞いたことがありますが、こういうことだったんですね。でも、大なり小なり世の中にはこういう人っていますよね。大スターのマネージャーとか…。逆に言えば、そういう人がいるからこそ、天才や大スターが存在していけるのだという…。「人並みはずれた献身が伝説を生む(ことが多い)」--今作った大江戸の名言です。

こっちの作品の方が、『愛された男』よりもワンランク上だと思います。 それはそうと、『シャイニング』のダニー坊やが、あんなおっさんになっちゃたのかー!という衝撃シーンと、ライアン・オニールって、こんな太目のじいさんになっちゃたのかー!という驚愕シーンがあって、観逃せないですよ。

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