雅叙園百段階段のいけばな展 #雅叙園 #いけばな百段階段 #百段階段
目黒の雅叙園観光ホテルに、『いけばな×百段階段2019』というイベント(展覧会)を観に行って来ました。ここで毎年開催されるようになって7年目だとかで、すっかり根付いて支持されているようです。
小生が雅叙園に来たのは、ホテルとして建て替える前のずっと大昔のこと。1階をちょっと歩いてみましたが、その頃からの美術品や意匠を現代感覚の中に配置して、独特の空間を作っています。いや、とにかくゴージャス。
展覧会場=百段階段に行くためにエレベーターに乗りますが、このエレベーターがまた巨大でゴージャス。外の扉も内側も螺鈿で装飾してあり、しかもドア高というか天井高というかが、やたらと高い。しかもエレベーターの定員が41名って、どんだけデカいんだ! まさに異世界に運んでくれる装置です。
新しいビルの中に埋め込まれた百段階段とそこから入る各室は、そこだけが昔のままの木造建築。よく遺しましたねえ、これ。
そして階段の上も畳敷きの各室の天井も、ことごとく絵画がはめてあるのです。扇面のところもあれば、『千と千尋の神隠し』のような円形の箇所も。いやー、お見事です。
いけばなも各流派が競い合って見事なのですが、この建物と相まってより素晴らしくなっております。でも、大江戸なんかはついつい建物の方に目が行ってしまって…。
太い丸柱に施された立体彫刻の人物に彩色が施されていたりして、あらゆる所に絵が入ってるようなトゥー・マッチな美学(華美の押し売りとでも申せましょうか)も、雅叙園の特徴だと言えるでしょう。日本的な削ぎ落としとかシンプル化とは無縁なのです。
窓や障子などの工芸も、実に手が込んで素晴らしいものばかりですね。
それはそうと、百段階段って、99段なんですね。ところどころにナンバリングがしてあって、それでわかりました。
階段の途中には展示用の古いトイレ。和式で水洗なのですが、このだだっ広さときたら! なんか落ち着かないでしょうねえ。驚きつつ、笑っちゃいました。
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