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2019年12月31日 (火)

「カツベン!」:どうにもしまらない   #カツベン #周防正行 #成田凌

002_20191231203201 映画『カツベン!』は、寡作の周防正行監督5年ぶりの新作。『舞妓はレディ』以来なんですけど、もうそんなに経つんですね。これまで現代ものしか撮っていなかった周防監督が初めて挑む時代物でもあります。大正期の活動写真の世界を舞台にしたコメディですが、うーん、少しもたついているというか、…悪くはないけど、周防さんには多くを期待しちゃいますからねえ。

活弁の世界ってやはり古めかしくて、かなりの映画ファンでないと興味を抱けないかも知れないので、題材としてはリスキーです。まあ、でもそれは『ファンシイダンス』におけるお坊さんの世界、『シコふんじゃった。』における相撲取りの世界、『Shall we ダンス?』における社交ダンスの世界、『舞妓はレディ』における舞妓さんの世界同様の異世界ネタですから、特に心配はいらないのですが、どうも『それでもボクはやってない』をピークに、周防さんのパワーが下がって来ているような気がするんですよね。

 

004_20191231212901 腹から笑える場面がそんなにはない、かと言って大きな感動があるわけでもない、どうもピリッと締まっていないのです。大らかと言えるのかも知れませんが、なんだか映画自体も大正のテンポに引きずられちゃったのでは?

成田凌が初主演映画と聞いて、びっくり。言われてみればそうでしょうか。でも主演なのに助演の時よりも精彩がないですね。この人はやっぱり助演体質なのだと思います。ダメ男やらせれば当代一なんですから。ただ、弁士の口跡は見事でした。かなり練習したんでしょうね。高良健吾(浦和レッズの槙野みたい)、永瀬正敏も見事でしたが、(役柄上ってこともあるんでしょうけど)成田が一番素晴らしかったです。さすが主役(あれ?精彩ないわけじゃなかったのかな)。そして黒島結菜はハマリ役でした。

001_20191231222001 篇中で使われている無声映画はすべて周防監督が新たに撮ったものだそうです(著作権、肖像権の関係なんでしょうね)。でも画質といい、顔といい、いかにも昔のあの作品、この作品っぽいのでびっくり。『キネ旬』で読んでいたにもかかわらず、城田優や草刈民代や上白石萌音が出てることはすっかり忘れていたので、途中から気づいて、あーそうかと驚いた次第です。

昨日の『男はつらいよ お帰り 寅さん』と同じく、この作品にも『ニュー・シネマ・パラダイス』へのオマージュがあるのでした。

 

 

☆2019年も『大江戸時夫の東京温度』をご愛読いただき、ありがとうございました。来たる2020年もよろしくお願いいたします!

 

 

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