ザ・フーの新譜『WHO』 #ザフー #フー #THEWHO #WHO #ロジャーダルトリー #ピートタウンゼント
昨秋発売されたザ・フーのニューアルバム『WHO』。13年ぶりのオリジナルアルバムってことで、しかもサイトなどには(煽り文句とわかっちゃいるけど)「最高傑作」みたいなことが書いてあって、それじゃー買わんといかんなあとCDを購入した次第。安い輸入盤でいいや、と思っていたのですが、日本版は(例によって)ボーナストラックが入っていて、「どうしようかなー」と思っていたら、WEBニュースでロジャー・ダルトリーが、「完璧なアルバムができてるのに、なんでボーナストラックなんてものを足さないといけないんだ!かなり不愉快だ」的なことを言っていて、それを読んだ大江戸は「おお、そうかそうか、それなら輸入盤でいいんじゃん」となったのでありました。
全11曲。うーん、傑作と言えるかあ?という感想。でもまあザ・フーらしい音は出ていました。そして、ロジャーの声とピートのギターがあれば、とにかくザ・フーになってしまうのです。それはまあ、ミックの声とキースのギターがあればストーンズになってしまうのと同じです(つまり他のメンバーは交換可能)。ただ、キャッチーなナンバーが割と少なくて、最後の1曲も暗くもやっと終わるので、晴れ晴れと「いいアルバムだったなあ」という感じにならないんですよねー。アルバム後半に進むほどつまらなくなっていくというか…。
とは言え、1曲目の『All This Music must Fade』の、パンチとザ・フーらしさは最高です。このリズム、このギター、ピートが軽いステップで演奏するシーンが目に浮かびます(さすがに今はもう軽いステップやジャンプは無理かなあ。10年ぐらい前の日本公演では、まだ軽いステップも見せてましたけど)。
いずれにしても、現在ピート74歳、ロジャーは75歳なんですよ!! ロジャーなんか1944年生まれの「戦中派」! それなのに、シャウトも昔のままだし、しっかりと声に伸びがあります。いったいどうなってんでしょ? あのレジェンド二人が、これだけのロックをしっかりやってくれてるってだけで、奇跡ですよね。そういった意味では、もっと有難く拝聴すべきアルバムなのかも知れません。せっかく作ったんだから、あと1回来日公演してくれないかなー。
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