2019邦画トップテン #2019日本映画ベストテン
お待たせしました、大江戸時夫の年間トップテン映画 of 2019年。まずは邦画篇から。( )内は監督名です。
1.愛がなんだ (今泉力哉) 2.殺さない彼と死なない彼女 (小林啓一) 3.アルキメデスの大戦(山崎貴) 4.惡の華(井口昇) 5.疑惑とダンス (二宮健) 6.わたしは光をにぎっている (中川龍太郎) 7.長いお別れ (中野量太) 8.蜜蜂と遠雷(石川慶) 9.半世界(阪本順治) 10.ウィーアーリトルゾンビーズ(長久允) 次点.宮本から君へ(真利子哲也)
<その他の記憶すべき作品> アストラル・アブノーマル鈴木さん マスカレード・ホテル 居眠り磐音 チワワちゃん ある船頭の話 つつんで、ひらいて 翔んで埼玉 キングダム クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし さよならくちびる 町田くんの世界 ホットギミック ガールミーツボーイ 新聞記者 よこがお 旅のおわり世界のはじまり コンフィデンスマンJP 凪待ち 火口のふたり ルパン三世 THE FIRST
※特別賞:この世界の(さらにいくつもの)片隅に (追加シーンを加えた別バージョンのため)
監督賞:今泉力哉(愛がなんだ) 脚本賞:今泉力哉、澤井香織(愛がなんだ)、 小林啓一(殺さない彼と死なない彼女) 撮影賞:平野礼(わたしは光をにぎっている) 主演女優賞:蒼井優(宮本から君へ) 主演男優賞:菅田将暉(アルキメデスの大戦) 助演女優賞:市川実日子(よこがお) 助演男優賞:柄本明(居眠り磐音) 怪演賞:松本穂香(アストラル・アブノーマル鈴木さん) ビューティー賞:玉城ティナ(Diner ダイナー) 新人賞:長久允(ウィーアーリトルゾンビーズ)
2年連続で邦画が豊作、洋画が不作となりました。普通の年ならベストテン級の作品が2-30本あって、選ぶのに困るほど。あれもこれもはみ出しました。ベストテン作品のほとんどの監督が、商業映画数本目の新進。日本映画の明日は明るいです。でも女性監督のデビューは増えたものの、質的には概して物足りなかったなあ。
テンの上位に恋愛映画が多かったのも珍しい傾向。中でも「愛がなんだ」と「殺さない彼と死なない彼女」は、日本の恋愛映画、青春映画の歴史に刻まれるべき名作となっていました。現代性と普遍性の両方がありました。 新人賞に輝く長久允監督の「ウィーアーリトルゾンビーズ」は、奇抜で騒々しい意匠を超えて、普遍的で心に響く作品となっておりました。
もともとうまい蒼井優は、「宮本から君へ」で自己最高を更新しました。驚くべき超絶演技。 「アスアブ鈴木」のラストで松本穂香が狂ったように踊る変なダンスはもう最高にヘンテコ! 「Diner ダイナー」の玉城ティナの、人間離れした美しさは圧巻でした。
(洋画篇はこちら↓)
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-1d276e.html
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コメント
圧巻です。ほとんど見てません!慌てて見ます。
投稿: ウンズ | 2020年1月18日 (土) 13時50分
おお、ウンズさん、どうも。
慌てて観てください。
投稿: 大江戸時夫 | 2020年1月18日 (土) 22時34分