ナイキの低速用厚底シューズ #厚底シューズ #エアズームペガサス36 #低速用厚底
東京オリンピックにナイキのヴェイパーフライが使えるかどうかってことで、にわかに世間一般にも浸透してきた「厚底シューズ」。ただ、このヴェイパーフライってやつは、脚がすいすい前に進むぶん筋肉や間接に負担がかかるので、きちんとトレーニングを積んだランナーじゃないと、危ないそうですね。そもそも安定が悪いし、初心者が履いたりしたらケガや故障に直結しそうです。例えて言えば、「レーシングカー」みたいな靴なんだそうです。
で、大江戸は低速ランナーなので、はなっからそんなもんには興味なし。ただ、大江戸の場合アディダスにしろアシックスにしろ、これまで履いてきたシューズはたいてい厚底気味。それは単にクッション重視で、長距離走った時に脚や間接に負担がかからないようにということなのです。練習が足りていないので、本番で無理して、故障が起こらないってことがポイントなのです。実際、東京マラソンの20㎞すぎにハムストリングスが肉離れ状態になって、ひどい目にあったことがありましたのでね。
この写真のシューズは、昨秋買ったナイキの「エアズーム ペガサス36」。ご覧の通り、けっこう厚底に見えます。アッパーは冬場は寒いんじゃないかって程の薄いメッシュ状。全体的に軽いです。色もキレイでしょ。価格はお高いヴェイパーフライの半分以下(安く買ったので、むしろ1/3に近い)です。
で、初めて履いた時にびっくりしました。前に進まない! 着地した時に真上に跳ね上がって、前へ行かない印象だったのです。それを前へ進めるためには、前傾気味になって、接地後の蹴りを強くして、蹴りで前に推進するイメージ。これまでの走りをまるっきり変えないと使えない印象でした。実際、走っていると接地時にやたらと底が地面に擦れて削れる感じ。やたらとザッザッと当たって削れるような音がしておりました。これまであまり使っていなかった筋肉にも負担がかかり、筋肉痛も多少出ました。やっぱり練習不足ランナーには御しがたいシューズなのでしょうか。
ただ、何度か走っているうちに、慣れるもんですね。だんだんと走り方のコツがつかめたようで、何とかこのシューズと折り合いをつけて走れるようになりました。先日の3時間練習走の時もこれ履いて、特に痛みや問題が出なかったので、まあ問題ないでしょう。そして、平地よりも上り坂、下り坂の時に走りやすくスピードが出る気がします。アップダウンの多い青梅マラソンには向いているのかもね。ま、無理しないで走ることにいたしましょう。
トップランナーにはトップランナーなりの、低速ランナーには低速ランナーなりの、シューズ選択の難しさがあるのです。
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