「架空OL日記」:シュールだけどキャラがいきいき #架空OL日記 #バカリズム #夏帆
映画『架空OL日記』はバカリズムが原作・脚本・主演。銀行員仲間たちも同キャストで、TVの深夜ドラマだったんですってね。知りませんでした。
とにかくバカリズムがそのままの顔で(一応メイクして)女装して、そのままOLやってます。みんながそれを自然に(女子として)受け止めてる世界です。 なんか銀行員っていうと、店頭の接客業だったりもするので、大江戸的にはあまり「OL」っていうイメージじゃないんですけど、まあいいや。 というわけで、かなりシュールな光景が展開して行くのですが、すぐ慣れます。バカリズムの個性が「気を殺す系」というか出しゃばらず押しが弱いので、溶け込んであまり気にならないのです。
一方で女子たちは、かなりキャラが強くて、そのバリエーションというか取り合わせが、なかなか結構です。お局的な山田真歩がかなり良いじゃありませんか。臼田あさ美も、NHK『LIFE』とかみたいですけど、良いですよね。佐藤玲の天然系妹キャラも良いし、夏帆のサバサバした快活キャラも。それにしても夏帆って、いつの間にかこういう「サバサバ系毒舌キャラ」の人になっておりますねえ。やけにそういう役が多い昨今です。 シム・ウンギョンや三浦透子も適材適所で良いですよ。
作品自体は、さすがの観察眼と想像力って感じです。かなり笑えました。でも、男としてはちょっと苦い思いになる場面もいくつかあり、小生はやっぱりOLにはなれないなあと思いました。だって、「私たちが求めているのは真実じゃなくて、矛先だから」なんて台詞がありましたけど、大江戸はどうしても真実を求めちゃうんですよねえ。精神構造が根本的に違うんでしょう、たぶん。
ラストは不思議過ぎてわけわかりません。どういうこと?? あくまでもシュールなのでした。
(追記) TOHOシネマズ新宿で観たのですが、なぜかMX4D用のスクリーン2で上映! もちろん椅子が動いたり風が吹いたりすることはなく、普通の上映でした。思うに新型コロナ警戒ってことで、風やミストで他人のウイルスが飛んで来そうなMX4Dはしばらく休んでいるってことなんでしょうね。
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