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2020年5月30日 (土)

「シャークネード」:驚天動地のラスト   #シャークネード #サメ映画 #おバカ映画

Sharknado1 映画『シャークネード』(2013)は、トンデモ映画の代表格。まあ、アメリカではテレビ映画として作られ、日本でもテレビ放映のみなんですけど、続編が「6」まで作られたという人気作(日本では最終作のみ映画館で公開されました)。その名の通り、大量のサメがトルネードによって陸地に運ばれて、空から降って来るという、超バカバカしいお話です。テレビ東京で放映したのを録画しておいたのを、ようやく鑑賞。

でもくだらなさを楽しめます。とにかく最初から最後まで、サメ見せ場の連続。イワシじゃあるまいし、サメが群生していて、それを襲った台風の竜巻によってサメがトルネードに乗ってやって来て、LAの住宅街を襲います。ダレ場がないのがいいですね。そして何でもアリです。キャストのビリング・トップのジョン・ハードが30分くらいで死んでしまうという掟破り! 一方、ポリウレタン的な質感のサメは妙にかわいくて、笑っちゃいます。そして、なぜかトルネードが運んでくるのはサメだけ。他の魚介類は一切含まれておりません。なぜだ?

(以降ネタバレあり) 最後のサメとの対決にはぶっとびました。驚天動地のラストとは、まさにこれのことでしょう。チェーンソーを手にした主人公が、空から降って来たサメの口に向かってジャーンプ! 飲み込まれたと思ったら、しばらくたって腹をチェーンソーで切って出て来る、しかもその後に引っ張り出すのは、その前の場面でサメに食われていた女性! 5分とかたつだろうに、その間呼吸はどうしてたんだ?とか全然消化されてなくてケロリとしてるぞ!とか、思考がパニックになります。そもそもあれだと、確実にチェーンソーに斬られてるだろうに…。 いやー、やってくれます。話のタネに、見ておいて損のない作品です。

エンドタイトルはもちろん「Fin」。フランス映画の「The End」にあたるfin(ファン)と、サメの「ひれ」のfinをかけてあるわけですね。なんかこの手法って、別のサメ映画でも見たような気がします。 そもそも本作の主人公の名前がFin(フィン)でありました。

 

 

 

 

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コメント

ビバリーヒルズ青春白書の人ですね。

投稿: R江 | 2020年5月31日 (日) 08時15分

おお、R江さん、そうだったんですか。見てなかったから、どっちしろ知らんけど。

投稿: 大江戸時夫 | 2020年5月31日 (日) 23時29分

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