「ボディ・スナッチャー 恐怖の街」:不気味さとメタファー #ボディスナッチャー #ボディスナッチャー恐怖の街 #ドンシーゲル
映画『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』は、1956年のアメリカ映画で、日本では劇場未公開作です。その後、TVでオンエアされたりDVD化されたりしたわけです。以前NHK-BSで放映した際に録画しておいたものを、やっと見ました。
モノクロ80分でビッグスターも出ておりません。いわゆるB級映画ですね。でも今日まで生き残っているのは、一つはSFの古典とも言えるプロットのため、もう一つはドン・シーゲルの監督作品だからでしょう。長いキャリアを誇り(1945~1982年に監督作品があります)、後年には『ダーティハリー』『突破口!』などでも知られるアクション映画の巨匠ですが、この頃はB級の西部劇や戦争映画を多く撮っておりました。そして、西部劇や戦争映画と言えばこの人と言えるサム・ペキンパーが、本作では脚本に参加し、助監督と出演までやってます。
前半は何か不思議なことが起こっている、その不穏で不気味な感じをじんわり描いていき、後半には謎の種が明かされ、その後追跡アクションになっていきます。 当時アメリカが恐れていた共産主義の進出をメタファーとして描いたものだとか、いやその逆だとか、諸説があるようですが、・・・なるほどね。モノクロ映像でから不気味さが滲み出ており、後半の広場のロングショットなどは秀逸です。
ただまあ、最終的にはB級映画の枠を超えるものではなく、満足度は薄いかなあ。ただ、本作を入れて4回も映画化された原点だと思えば、見ておく価値はあったと思います。
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