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2020年5月29日 (金)

「大怪獣ガメラ」:子供だましでドイヒーな脚本   #ガメラ #大怪獣ガメラ

15907602596590 映画『大怪獣ガメラ』を、数年前に買って未見だったDVDで見ました。1965年の大映作品、モノクロ78分。

大江戸はその昔、テレビで放映されたものを一度見たっきりだったと思うのですが、今回はまあまあ面白く見られました。序盤から最後まで、ガメラが出し惜しみなく出て来ます。そこは『ゴジラ』と違うところ。あの、なかなか見せずに、小出しで引っ張る演出とは真逆です。 でも、『ゴジラ』との類似点は多く、原爆との因果関係だったり、場面や構図の類似だったり、まあ当然と言えば当然パクッてるわけです。

かなり子供だましな展開や細部なので、ツッコミ所は多く、特に船越英二の教授が自衛隊の全権を握って指揮してるあたりにぶっとびました。この国難時に総理は全く出て来ないし、いったいどうなってんだ? そもそも作戦として原爆を爆発させようとしたり、一言言われると簡単にその案を引っ込めたり、もうメチャメチャ。 結末もやけにあっけなくて、拍子抜けします。 随所のアニメーション特撮もちゃちですし…。

役者陣の弱さも『ゴジラ』との差ですが、メイン女優(霧立はるみ)にまったく魅力がないというか、むしろ嫌な感じの表情で、致命的でした(『ゴジラ』の河内桃子とはかなり差があります)。そして、俊夫くんがウザイ! かわいげのない子供で、無茶なヤツで、かなりイラッとさせられました。やれやれ。

でも、大江戸は基本的にガメラ好き。ゴジラ・シリーズよりもガメラ・シリーズを愛する者であります。この作品の後に、バルゴン、ギャオス、バイラスという名作怪獣との対戦が続きますので、ここはまずお披露目ってことで。

それはそうと、このポスターのガメラ、新幹線を手(前足?)に持ったり国会議事堂に迫ったりしてますが、作品内ではそんなことはしていません。そこらのいいかげんさがまかり通るあたりも、時代ですねえ。

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