「21世紀の資本」:103分で効率良くお勉強 #21世紀の資本 #トマピケティ #ピケティ
映画『21世紀の資本』は、2013年にベストセラーとなった経済学の大著(700ページ超!)を著者のトマ・ピケティ自身が監督(ジャスティン・ペンバートンとの共同)として映画化した作品。大江戸としては、本は読む気になれないけど103分の映画で概要がわかるのなら…と、お勉強モードで鑑賞いたしました。
なかなか面白かったです。18世紀から今日に至る富の偏在とリッチ&プアーの歴史を、豊富な映像のリミックス感覚で、わかりやすく教えてくれます。映画もその一翼を担っていて、『怒りの葡萄』『ウォール街』『レ・ミゼラブル』『エリジウム』んどのフッテージが使われています。その他に、アニメーションや政治家たちの映像や撮りおろしの映像、そして経済学者たちへのインタビューなどで、決して眠くならずにお勉強が進みます。
終盤になって本作の結論として、「IT企業一人勝ちで、18世紀の貴族社会のように極端な貧富の差が出ている」21世紀の状況と、それを是正する方法が語られます。なるほど、タックスヘイブンへの本社移転などによる税金逃れってやつですよね。確かにバミューダとかバハマとかサモアとかばかりが潤って、「万骨枯る」状態になるのは、許せませんよね。あまりに身勝手です。恩返し、あるいは「人類の幸福」っていう視点が無さ過ぎるじゃありませんか。なんとか、フェアーに税金を納めてもらう方法を、世界中で築き上げていただきたいものです。世のため人のために。
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