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2020年7月31日 (金)

円相のワイン×2   #円相 #円相ワイン #オリヒウム #オーレゼルヴァ

15962019239300 「円相」とは、禅において悟り、真理、宇宙などを表現する円(丸)を一筆で描いたもの。 大江戸は、なんか好きなんです、円相。

で、最近1,000円前後のデイリーワインで、エチケット(ラベル)に円相を描いたものを立て続けに飲みました。なにしろ今年の夏は(これまでのところ)涼しいので、7月でも普通に赤ワインなのです。ついでに言えば、(例年以上に)夏でもホットコーヒーしか飲んでないのです。

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まずはスペインの「オリヒウム」。こっちの方が少し高いです。割と濃厚でベリー的な甘みと酸味。悪くないですね。スペイン特有の土臭さがない分、華やかな印象。ベルリンで受賞しているってシールがついておりますね。

 

 

15962017243681 そしてもう1本は、チリの「O(オー)レゼルヴァ」。円相?の絵が先なんだか品名が先なんだかわかりませんが、「O」という名前になってるところが面白いですね。ネットで説明を見たら、「OはOrganicのOでもある」と書いてあり、びっくり。確かにオーガニックワインで、」よく見るとこの円も地球を表してるみたいですね(木が生えてたり、動物がいたり)。

ぶどうはカルメネール。なのにあまりクセが強くなく、むしろ軽やか。こっちもベリー系で、悪くありませんが、あまり印象にも残りません。無難系でしょうか…。

 

2本とも「ジャケ買い」でしたが、まあ当然ながら「値段なり」でもありました。

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2020年7月30日 (木)

老舗菓子屋のロングセラー   #銀座の蜂蜜バームクーヘン #チェリージア #タカセのカジノ

15961112532181 ロングセラーとなっている老舗菓子屋の名品は、やはり支持されるだけの理由があるなあと思います。

まずは文明堂の「銀座の蜂蜜バームクーヘン」。これの1本ものは、以前にも紹介したことがあります↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-82a2.html

15961112455410 今回はスライスしたもの。松屋銀座の限定商品のようですよ。

はい、間違いなくおいしいですね。しっとりしっかりしたコクのある生地。表面のはちみつシュガー・コーティングの軽いカリカリ感。常に手軽に入手できるバウムクーヘン(バームクーヘン)の横綱格ってことにおいては、やっぱりユーハイムと文明堂だよなあと思う大江戸なのです。もっともこの商品に関しては、銀座はちみつとのコラボなので、そんな大昔からのロングセラーではないのですが(まだ10年程度でしょうか)…。

 

15961112725652 次のご紹介は、これまた松屋銀座の地下に売っていた(飯倉)キャンティの「チェリージア」。これは、ロングセラーです。焼き菓子の横綱格です。

15961112792643 上質のクッキー生地とバタークリーム、その中にチェリー。こいつも間違いなくおいしいです。砕かれたようにして入っているチェリーが、いい仕事しています。

今日紹介したのは、通常のチェリージアですが、これも「銀座のはちみつチェリージア」ってのがあるんです。そっちのが高いけど、はちみつが効いていて、最高峰のうまさなんですよ。

 

15961113290674 そして最後に、昭和タイムスリップ的な池袋の洋菓子店・タカセのロングセラー、「カジノ」です。とにかく「昔っぽい(昭和っぽい)」菓子パン。

15961113905575 上部がホワイトチョコのが1本、普通のチョコレートのが1本入っていて、税込200円。結構大きいのに、安いっす。パンの中には煮リンゴとかレーズンとかがたっぷり入ってて、食べてるうちにサイドからぼたぼたと落ちて来ます。白い方はホイップクリーム、黒い方はカスタードクリームを使っています。そして、とにかく甘いっす。虫歯にしみるほど甘いっす。「甘さ控えめ」なんて概念のなかった時代からの商品ですもんねえ。15961113953306

「甘いもん食ったー」という満足感の高い商品です。その分、カロリーも高いんでしょうけどね。

 

 

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2020年7月29日 (水)

ユーハイム、好きなんです   #ユーハイム #フランクフルタークランツ #りんごのバウムクーヘン

Dsc_4096 ドイツ菓子のユーハイム。どこの百貨店にも入っていて、「古豪」と呼ぶにふさわしいブランドですが、他の古豪に比べても比較的古臭くはなっていないと思います。それって意外と大変なことだと思いますが、きちんと「現役感」を放っております(それとも、大江戸のひいき目なんでしょうか?)。

ユーハイムといえば、当然バウムクーヘンであり、大江戸も何度か紹介しているのですが、今回はこれまたロングセラーの定番「フランクフルタークランツ」をご紹介。時々食べたくなるんです、これ。なぜならば、大江戸が大好きなバタークリームケーキを手軽に味わうすべだから。

_20200114_213417 バタークリームのコクと淡い塩味が粉砂糖の甘さとスポンジ生地の上品さと相まって、そこに細かく砕いたアーモンドも加わって、飽きの来ない味になっております。

ちなみに「フランクフルタークランツ」とは「フランクフルト市の王冠」という意味だそうです。

 

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そしてもう一品は、もしかしたら「未来の定番」になるかもしれない新商品。

見た目は巨大なリンゴ。でも、これは赤セロファンで巻いてあるだけ。それを取ったら…

15956017207861 じゃん、色的には焼きリンゴみたいです。球体ではありますが、中心を貫く穴と北極部分の年輪によってバウムクーヘンだとわかりますね。

 

15956017275732 そして、それを二つに割ってみれば…なんと!中には丸ごとリンゴが入っておりました!

かなり「桃太郎」なビジュアルです(?)。

15956017332573 そしてそれを細かく切り分けていただきました。うーん、絵的には…ピータンですね。

お味の方は、シャキシャキ感と甘みのある煮リンゴが主役で、バウムクーヘンは脇に回っております。で、リンゴにある程度の水分があるだけに、バウムクーヘン生地が妙にパサパサに感じられてしまうのでありました。つまり、ビジュアルは素敵なのですが、マリアージュとしてはうまくいってないんじゃないかなあ。もちろん一定のレベル以上での話なので、普通においしいのですが。

これ調べたら、「羽田ホーニッヒアッフェルバウム16」という羽田空港だけの限定販売商品なのでした。確かに(ネタとしては強力なので)おみやげには最適ですね。

 

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2020年7月28日 (火)

羽田「うちのたまご」のたまごかけごはん   #たまごかけごはん #TKG #うちのたまご

15959455360731 羽田空港(第一ターミナル)から京急乗り場に行く途中に数年前からあるTKGの専門店、ずっと気になってました。TKG・・・もちろん、東京・京都・群馬じゃなくってですね、たまごかけごはん!

で、ついに入ってみました。お店の名は「うちのたまご」。福岡県のとある養鶏所の卵を使用しているようです。後からネットを見てみたら、なななんとこのお店、三代目・市川猿之助(今は隠居して、市川猿翁)プロデュースの和食店「赤坂うまや」の系列店でした! なお、三代目は今『半沢直樹』の悪役で話題の四代目・市川猿之助のお父さんではなくて、香川照之(=市川中車)の方のお父さんなのです(ちょっとややこしいけど)。

15959455301210 注文したのは当然、たまごかけごはん(税込550円)。おかわりオッケー、たまごは2個までオッケーです。1席ずつアクリルパーテーションで仕切られたカウンター席には、それぞれの席に消毒用アルコールが置かれていました。テーブル奥には、たまごかけごはん専用のしょうゆが2瓶。片方はこの店のオリジナル、もう片方はくまもんの絵がついていて、九州の甘いしょうゆを使ったものでした。ただ、どちらも「だし醤油」だったんですよねー。大江戸は、たまごかけごはんにも普通の醤油と考えるストロングスタイルの男なので、ちょっと残念。

で、当然ながらごはんも卵も質がいいので、おいしゅうございました(普通の関東の醤油ならもっとおいしかったかも)。劇的にうまいとめでは言えなかったけど。 普通盛り+おかわり半分で、卵は2個使いました。かつおでんぶと切り昆布と香の物が添えてありました。あおさの味噌汁もあるのですが(別売)、大江戸はストロングスタイルなので、そんな邪魔なものは取りませんでした。

15959455424552 で、店内のポスターで見て気になったのでお土産に買ったのが、この「ミニケーキ」(税込220円)。いい卵を使ってるならきっとおいしいはず!と思って、買いました。15959455476873

ただまあ、そこそこですね。この外見通りの味。想像できる味です。割としっとり感もコクもなくて、素朴なさっぱり味。悪いものは使っていないので、それは良い点。でも、古典的なああいう味です。感動するまでには至りませんでした。

やっぱり「たまごかけごはんの店」として認識した方が良さそうです(親子どんぶりもおいしいそうですけど)。

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2020年7月27日 (月)

(番外編)羽田と北九州で   #羽田空港 #サーティワン自販機 #スターフライヤー #悪書追放白いポスト #ギャグ花輪

15955840806590 この連休のうち3日ほどは、どうしても行かねばならない法事で、飛行機で北九州に行きました。なので、「東京温度」番外編です。 

「不要不急の外出は(ましてや旅行は)控えてください」のおかげで、羽田空港は、7月の休日だというのにひっそり&ガラガラ。驚くべき光景でした。ショップもあいてない所があったりしてね。

で、その一角にあったのがこの自販機。もともとグリコのアイスクリーム自販機はあったし、今もあるのですが、こいつは初めてお目にかかりました。バスキン・ロビンス、つまりサーティワンのアイスクリーム。12種類で、320円とか330円のカップ入りです。買わなかったけど。

15955848086550 そして、あらあら、「TOKYO 2020」のオフィシャルショップは、閉まっておりました。当日は7月24日の夕方。本来なら、開会式が間もなく開かれるはずだったのではありませんか。ああ、無常。

15955848913231 店内を覗くと、POPも1年後に思いを馳せておりました。ちなみに大江戸はオリンピック賛成派なので、マスコットの名前もちゃんと「ミライトワ」と「ソメイティ」だと存じ上げております。

 

飛行機は黒くてかっこいい「スターフライヤー」。座席は、左右に3席ずつなのですが、左右とも真ん中の1席ずつをあけることで何とか距離をとっておりました(十分ではないし、映画館みたいに市松模様でもないけれど)。もちろんお客も乗務員もみんなマスク着用です。 全日空なんかは機内のお飲み物をブリックパックに切り替えたとニュースで見たけれど、こちらはちゃんと客室乗務員がサーブしてくれました。ただ、いつもはホットコーヒーにチョコレートがついてるんだけど、今回はナシでした(これはちょっと解せないですね)。

15956568876272 さて、北九州で見つけた変なものは・・・、じゃん、懐かしの昭和の遺物。悪書追放の「白いポスト」です。まだあったんですねえ、こんなもの。てか、今は何が入ってるんだろ?

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そして、高速バスの座席背もたれ下に設置されていたのが、この「携帯電話用コンセント」。全座席の下についておりました。こんな家庭用タップが…。

15957474949351 普通はこちらのようなUSBポートだと思うんですよね。だけど、コンセントというか、クラシカルなタップ。まあ携帯電話用に二股ソケットの充電器を持ち歩いてる人には、ありがたいのですけどね。

 

 

 

15956584476481 そしてびっくりしたのが、パチンコ屋の前に並んでいた変な花輪。

・コンビニでネコ缶買ったら箸がきた

15956584203820 ・息子がドヤ顔で言う…「母さん!テストたくさん書いたよ!」 解けたじゃなくて書いただけ…? 

何これ? 大喜利? 欽ドン? はみだしYOUとぴあ?

なんで祝いの花輪がこれ?

で、横に回ると・・・

15956686982943 花輪だらけでしたー!(笑)

拡大して読んでいくと、

・こんにちワンコ

・おはようございマスク

から、

・ガリガリ君を買って「袋はいりません」「え?いいんですか?」「はい!いりません」 袋を破る店員さん…

まで、何これ?づくし。

うーん、かなりシュールな文化です。

 

 

 

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2020年7月26日 (日)

「アルプススタンドのはしの方」:輝けなくたって・・・   #アルプススタンドのはしの方 #城定秀夫

1_20200726225701 『アルプススタンドのはしの方』は、純粋に楽しい映画、良い映画。75分という短さも、ちょうどいいサイズ。最後の部分を除いては、描かれている物語時間と映画の時間がイコールで、場面もアルプススタンドのはしの方と球場のコンコースのみだから、「これ演劇にできる」と思って観ていたら、なんともともと演劇だったのでした。しかも、高校の演劇部顧問の先生が書いたそうで。いやー、いいホンだと思います(浅草での舞台公演を経て、今回は映画用に改変された脚本)。青春のステージでキラキラ輝けない、いや、ステージに立つことすらできない人たちを描いて、いい味出してくれてます。

100本以上のピンク映画を監督している城定秀夫監督の、一般作品デビュー。しっかりしたいい仕事ですよね。笑えるし、最後には感動させるし。役者たちもみんな魅力的で、ノー・スター映画ながら、最後には彼らにとても親近感と共感を覚えてしまいます。大江戸はいつも通りメガネっ娘に目が行くのですが、本作では吹奏楽部キャプテンのキャラクターがむしろ心に残りました。

(以降ネタバレあり) 試合が終わって、そしてその後の後日談パートが効いてるんですよねー。ますます彼らに愛情を感じてしまいます。時間は、いろんな物事に変化を与えてくれますし、変化していく、成長していくって、大切なことですね。

それにしても・・・、このロケ場所のスタンドがまったく甲子園球場に見えないという開き直り方! どっかの市営球場にしか見えません。スタンドの後ろに灌木が見えてる風景が、甲子園じゃないやね。

 

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2020年7月24日 (金)

銀座 に志かわの食パン   #銀座に志かわ #高級食パン

15954773147510 2018年に銀座のはずれ(新富町との間)にオープンした高級食パンの店「銀座 に志かわ」。目的があって来ない限り、ふらりと立ち寄ることはないような場所にある店なのに、昼過ぎとかに見かけるたびに「本日分は売り切れました」の表示でした。

先日久しぶりに通りかかったら、まだ販売中だったので、買ってみました。売ってるものは「食パン」1本(2斤)税込864円、これ1種類のみ! うーん、ストロング! かっこいいっすね。

15954773302142 「水にこだわる高級食パン」というキャッチフレーズの通り、アルカリイオン水を仕込み水にしているそうです。あとは、こだわりの小麦粉、バター、生クリームと隠し味のはちみつ。

買った日の夜にちょこっと食べてみると、うわ、なんてやわらかいこと。ふわふわなのにしっとりしていて、幸せな味がしました。もちろん、何もつけないでおいしいのです。ほのかな甘みがあるのです。

で、翌朝まだふわふわ。スライスしたままの生パンでいただきました。バターをちょっとつけると、めちゃめちゃうまいじゃありませんか! バターの力で、このパンの実力が乗算的に引き出されました。

15954773364533 その次の日の朝も、まだ生パンで行けました。この時期なのでカビが心配だったのですが、大丈夫。朝食後に冷凍して、翌朝はトーストでいただきましたが、これまたうまい。でもやっぱり特徴は、生パンに出ますね。

銀座の北側(京橋寄り)の高級食パンというと、高速道路そばのセントラル・ザ・ベーカリーが有名ですが、大江戸はここんちの方が気に入りました。おいしゅうございました。

 

もともとこういう高級な食べ物を、このブログで取り上げることを想定していなかったもので、カテゴリーの項目としては「B・C級グルメ」しかありません。それではあまりに失礼なので、「文化・芸術」カテゴリーにも入れて、何とかバランスをとったり(?)しております(これまでにもそういうことがありました)。お許しください。

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2020年7月23日 (木)

村上春樹の「一人称単数」   #一人称単数 #村上春樹

15955070096723 7月18日に刊行された村上春樹6年ぶりの短篇集『一人称単数』(文藝春秋)を、さっそく読みました。やっぱり村上さんは短篇の名手ですね。いろんなタイプの8篇が収められており、7篇は『文學界』に2018~19年にかけて掲載されたもの。最後の『一人称単数』(本書のタイトルでもあります)だけが書き下ろしです。

すべて一人称の小説です。村上さんなので、「僕」なんですけど、『一人称単数』だけは「私」となっていて、最初のうちは「女性が主人公なの?」って思っちゃいました。 「僕」って書かれていると、村上さん自身が語っているような気がして、フィクションであることを忘れてしまうのですが、気がついて、「おっと、小説だよな」と軌道修正するのです。『「ヤクルト・スワローズ詩集」』だけは実際村上さんの話で、小説というよりはエッセイですね。

タイトルにチャーリー・パーカーやビートルズが入る作品があったり、シューマンの『謝肉祭(Carnaval)』をタイトルにした作品があったりというのも、村上さんらしい。

そして、すべての作品にいつも以上に寂寞感や喪失感が感じられました。そういった中で、『品川猿の告白』のとぼけたユーモア(と『「ヤクルト・スワローズ詩集」』のゆるさ)に、ほっとするところはあります。

さて、『騎士団長殺し』以来の長篇は、いつ目にすることができるのでしょうか? 村上さんのことだから、新型コロナをメタファーにした傑作を書いてくれそうな気もするのですが…。

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2020年7月22日 (水)

「東京オリンピック」:1964大会の記録映画   #東京オリンピック #映画東京オリンピック #市川崑

本来なら、今日は24日の開会式に先駆けてスタートする女子サッカーの予選ラウンドを見に、東京スタジアム(味スタ)に行ってたはずなんですよ。何しろ、今日と横浜国際総合競技場の準決勝とオリンピックスタジアム(新国立競技場)の3試合(正確には今日は2試合分のセットなので4試合)、女子サッカーばかり当選してたもんで(観客席が多い割には、そんなに人気がないってことなんでしょう)。人生、先の事はわからないものでございます。

To てなわけで、先週NHK-BSPでやって録画しておいた市川崑総監督の記録映画『東京オリンピック』(1965年)を見ました。これを見るのは、たぶん三度目。いくつかのバージョンがあるようですが、2時間49分の完全版と思われます。

記録映画といっても、純粋な記録ではなくて、かなり「創作」アティテュードの強いアート作品と言えるでしょう。詩的であり、純粋に映画であり、まさにスポーツ門外漢だからこそ作ることのできた秀作です。今だったら大問題になりそうなヤラセや、後からの追加撮影もあるそうで、まさにこの時代ならではの産物です。

東京の街、聖火、開会式から閉会式まで、その間に多くの競技を入れ込んでいるので、飽きる間もなくあっという間に3時間近くが経ってしまいます。しかも、一つ一つの競技の撮り方がそれぞれ違って、それぞれ趣向を凝らしたもので、さすがは市川崑なのです。

でも、当時賛否両論で世間が大騒ぎになったというのも、今回見てよくわかりました。こりゃー、スポーツ側の人にとっては、面食らう代物ですよ。競技をちゃんと撮ってないし、結果がわからないものも多いし、あまりにアップすぎてフォームが見えなかったりするし、かなり常識はずれなのです。今だったら、政府の横やりだとかSNSの暴力とかで、こういうものを作って公開することができなかったかも知れませんねえ(嫌な時代です)。

先日、『映画「東京オリンピック」1964』という本作のメイキング本について書きましたが、あの本を読んでいたので、一つ一つのシーンに「なるほど」とうなずきながら見ておりました。 (本のレビューはこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-fa4575.html

 

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2020年7月21日 (火)

『逃げ恥』ムズキュン特別編について   #逃げるは恥だが役に立つ #逃げ恥

新型コロナの影響による新作ドラマの撮影日程などの関係で、多くの旧作ドラマが再放映となっておりますね。TBSで『逃げるは恥だが役に立つ』ムズキュン特別編をやっていて、毎週火曜日のオンエアが突然打ち切りになって「えー!!」となったものの、結局は週末の土日に2話ずつ放映して終わらせましたが、土日分を録画しておいたのをようやく見終えました。

もちろん2016年の放映時にも毎週見ていたわけですが、今回もやはり楽しめました。いくつかの未公開シーンとか編集を直した場面とかがあるのですが、まあそれで印象が変わるほどではありません。いくつかコメントいたしますと・・・

・この時のガッキーはやっぱり無双!(個人的には『掟上今日子の備忘録』の方がもっと好きですが)

・星野源はイグアナっぽい。

・「とぐろターボ」がらみのエピソードは、かなり笑える。

・成田凌がまだ初々しいというか、小物っぽい。

・平匡もみくりもめんどくさい!

・特に第10話のラストから最終話にかけてのみくりの「小賢しい」めんどくささにげんなりする。プロポーズされて、「好きの搾取」はないだろ!

・でも平匡もその理由に「経済効率」なんか持ち出すからダメなんだ。

・もっとピュアに愛を信じようよ、と思う小生はロマンティスト。

・「恋ダンス」、再び練習しちゃいました(継続中)。踊れます。

・現在のキャストたちが踊るリモート映像を「恋ダンス」に加えた発想が素晴らしい。

・自宅にいる石田ゆり子さん、ちょっとふくよかになってません?

・続編、ほんとにできるのかなあ?

てなところでしょうか。何にせよ、楽しゅうございました。

 

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2020年7月20日 (月)

「アングスト/不安」:キ〇ガイに気をつけろっ   #アングスト #アングスト不安 #殺人鬼映画

1_20200720213901 映画『アングスト/不安』は1983年のオーストリア映画ですが、いろいろあって日本では劇場初公開。

この映画の公式サイトを見ると「STORY」にはたった2行、「刑務所を出所した狂人が、/とたんに見境のない行動に出る。」とこれだけしか書いてありません。でも、確かにそういう映画、それだけの映画なんです。このあらすじ書いた人、センスあるなあ。

ただそれだけの、即物的な映画なんで、けっこう飽きることも事実。面白くはありません。

でも、「キ〇ガイに対抗するすべはない」という教訓を得られる映画であります。「他者にもその人の人生がある」なんてことは毛ほども思ったことのないはずの、野に放ってはいけない主人公なので、被害者家族はただただお気の毒としか言いようがありません。ただ、描写のエグさや残虐さは言われてるほどではなく、やはり今年公開されたドイツ映画『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』の胸糞の悪さに較べると、むしろ上品なほどです。(以降ネタバレあり)やけにあっさり捕まっちゃうシーンで終わるのも、両作に共通しております。

昨年公開の『ハウス・ジャック・ビルト』も含めて、極北の殺人鬼映画の公開が続きますね。今という時代の何かを示すサインなのでしょうか?

 

 

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2020年7月19日 (日)

「カセットテープ・ダイアリーズ」:’80年代のボスはいいね   #カセットテープダイアリーズ #ブルーススプリングスティーン

1_20200719225401 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の原題は“Blinded by the Light”。ブルース・スプリングスティーンのファーストアルバムの1曲目のタイトルです。まあ直訳が難しいのはわかるけど、『カセットテープ・ダイアリーズ』って邦題はなかなかドイヒーですね。

この軽やかにキラキラした青春ものみたいな邦題とは違って、人種差別や家族との葛藤を描いた社会派青春映画です。主人公はパキスタン移民の青年、舞台はイギリスと来れば、まさに『ボヘミアン・ラプソディ』なのですが、あの作品同様こちらの主人公も「パキ」「パキ」と差別を受けます。

時代は1987年。もうボスが日本でもエスタブリッシュメントになってしまった時代の話なので、ニューウエイブ系音楽が好きな連中からは「古い」って感じにバカにされるのですが、わかる人は「これこそが真の音楽ってもんだ」と、わかっていらっしゃるのです。実際、大江戸も(佐野元春の影響で)’80年代のブルース・スプリングスティーンは大好きでした。アルバムもみんな買ってましたし。久々にこの映画で聴いたボスの曲、ボスの言葉、やっぱり心を捉えてガツンといいですね。 

ただ、作中で2か所ほどミュージカル調の場面があるのですが、そこは、うーん今一つ。中途半端な扱いですし、もっとエキサイティングにできたろうになあと思っちゃいました。

(以降ネタバレあり) 終盤の父との和解場面は、なんか突然わだかまりが氷解しちゃって、説得力なかったなあ。 全体的にも、悪くはない映画なのですが、これまで繰り返されたような青春の葛藤と親との対立と和解みたいな物語が、普通に展開して行くって感じで、新鮮さはありませんでした。ところが、エンディングで「実話に基づく」ってことがわかって、本人がボスと一緒に撮った写真とかも出て来て、びっくり! そうだったんすかあ!(でも、映画の評価は変わりませんが・・・)

 

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2020年7月18日 (土)

「今日から俺は!!」:アラサー高校生のバカまつり   #今日から俺は #福田雄一 #賀来賢人

1_20200718224401 映画『今日から俺は!!』は、あの福田雄一ワールド。なので、ゆるゆるグダグダのおバカギャグが延々と続きます。好きな人には嬉しいでしょうが、大江戸なんかはもう飽きて来ましたねえ。いつもこの調子ですから。なんも残りませんから。

何も残らなくても面白ければいいんですけど、この作品は面白さも中ぐらい。そうすると、ノれなくてシラケた気分になってしまうのです。粗製乱造で、くだらなさがパターン化しちゃってますから。多くの人が思ってるでしょうけれど、もういいかげんやめてくれ!佐藤二朗の独演会!!(ムロツヨシもね。)

日テレのドラマ版は見ておりませんでしたが、昨日やってた公開記念の2時間スペシャルは(予習として)見ました。うーん、今この時代に『今日俺』をやる意味って何なんでしょうか?(意味なんかねーよ!って言われちゃいますかね。)

それにしても賀来賢人は当たり役でしたねえ、この三橋役。振り切ってます。これまで決定打の無かった彼の代表作になりました(『ちはやふる-結び-』の彼は、この役とは全く違ったアプローチでとてもいいと思いましたが)。かなり石橋貴明入ってますけど。

賀来賢人30歳、柳楽優弥30歳、矢本悠馬29歳、仲野太賀27歳、磯村勇斗27歳と、かなりお兄様たちが高校生演じてます。ま、日本映画の常ですけど。そして高校生に見えませんけど…。清野菜名も25歳ではありますが、けっこうキビシい感じでした(でもアクションできるのはステキ)。

’80年代が舞台なだけに、スマホ、ケータイが一切登場しません。そこが今かえって斬新だと思いました(そこをもっと生かした脚本だと良かったんですけどね)。

 

 

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2020年7月17日 (金)

TOHOシネマズ池袋のこと   #TOHOシネマズ池袋 #ジョンソンヴィル #ナポリタンドッグ

_20200712_172844 7月3日に池袋にオープンしたTOHOシネマズ池袋に、先日行って来ました。以前豊島公会堂があった、あのあたりの再開発ビル群の一つで、目の前には公園というかオープン・スペースがあたりします。

_20200712_172811 で、その一角にはこんな池袋らしいフクロウ型ポスト(なぜ黄色?)。しかも「羽角」と呼ばれる耳みたいなのがついてるので、池袋じゃなかったら「ミミズク」と呼びたいところです。

 

ま、そんなことはどうでもいいのです。エスカレーターを昇ってたどりつくと、そのロビーは・・・

Dsc_4454 はい、普通にTOHOシネマズのロビーですね。黒を基調にして、いつものあの感じです。昨今の傾向として、コンセッションはガラ空きです。

_20200712_172747 とは言え、開館のご祝儀代わりってことで、ジョンソンヴィルのナポリタンホットドッグを買いました。おいしそうに見えた割には、まあ普通。ナポリタンが弱くて、何のために入ってるんだって感じ。もっとケチャップ味を強くしないと、完全にチーズに負けちゃってます。まあ、いいや。

_20200712_172726_20200717232001 あとは3つのフロアに10スクリーンを収めたシネコンです。音の良さに特色があるとは書いてありますが、IMAXやMX4Dのスクリーンがあるわけではないし、すぐそばに昨年オープンしたグランドシネマサンシャイン池袋に比べると、特色がないですねー。この2館の勝負はどうなっていくのでしょうか?

そうそう、チラシや広告の図柄が、シンジたち『エヴァンゲリオン』のキャラクターが池袋駅で待ち合わせしてるもの。コロナ禍で延期となっている『シン・エヴァンゲリオン』の公開が待たれますね。

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2020年7月16日 (木)

特別展「きもの」@東京国立博物館   #特別展きもの #きもの展 #東博きもの展

15949038709911 上野の東京国立博物館・平成館で開催中の特別展『きもの』(~8/23)に行って来ました。4/14~6/7の当初会期を、コロナの影響で変更しての開催です。それにしても潔いというか、堂々としたタイトルです。

昨今の展覧会の例に漏れず、これもインターネットでの日時指定制。ま、当日の2時間前ぐらいでも取れたから良かったんですけど、会期終盤になるとそうはいかないでしょうねえ。

というわけで、会場内は見やすい人数。観客にとっては喜ばしいことですけど、興行的にはキツイでしょうけど。

15949038635620 室町時代の小袖から現代のYOSHIKIMONOまで、時代に沿って日本のファッションとしてのきものを、絵画や工芸品なども含めて展示してあります。

この会場の常として、大きな二つの部屋に分かれているのですが、後半つまり江戸後期~現代の方が豪華絢爛だったりして目に鮮やかでした(篤姫のきものなんか、その細工に感嘆しました)。ま、前半にも驚くほどモダンなデザインとかがあったりもするのですけどね。

男物のコーナーは、全体からするとかなり少ない分量ですが、現代のきものワールドの比率からすれば一コーナー作ってもらえただけでも良しとせねば、ですね。当然観客も95%ぐらいが女性って感じでした。でも明治以降の男きものが無かったのは残念です。

15949038790772 とにかく会期を遅らせてでも開催出来て良かったと思います。ただ、当然ながら紹介できていない領域もあれこれあるので、そのうち「Part 2」を開催する手もあるんじゃないかなあなどと思ったりしました。

そういえば入口には「混雑回避のため90分以内での観覧をお願いしております。」という看板がありました。大江戸は前半45分+後半50分と、まあ5分はオーバーしたものの1時間半ちょっとで会場を出ました(久々に音声ガイドも聞いたりしちゃいました)。

本当はきものを着て鑑賞した方が気分出ただろうなあ(大江戸はたまに着るのです)。でも、会場内のきもの比率も意外と低かったです。平日の夕方だったからかなあ…。あと、このご時世なのでしょうがないけど、外国人客がほとんどいなかったのが残念なのでありました。

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2020年7月15日 (水)

「ダークナイト」:IMAXレーザー/GTテクノロジーで鑑賞   #ダークナイト #バットマン #IMAX

Dn クリストファー・ノーラン監督のバットマン映画第2弾『ダークナイト』('08)はもちろん公開時に観ておりますが、池袋のグランドシネマサンシャインでIMAXレーザー/GTテクノロジーとやらでの上映を行うということで、行ってまいりました。6つのシークェンス、合計26分をIMAXカメラで撮影し、高解像度で上映。IMAXカメラでの撮影部分は、1.44:1の画角まで拡張。つまり通常のスクリーンに比べて、上下合わせて40%広がるってことです(グランドシネマサンシャインのみ)。要するに、スクリーンの横幅いっぱいに加えて天井から床面ぎりぎりまで全部がスクリーンになってしまうというドデカさなのです。これは、昨年この劇場で『ダンケルク』を全編このサイズでやってくれた時と同じサイズです。でも前述したように、2時間32分のうち30分足らずがそのサイズということなので、他の場面は普通のワイドスクリーンだったりします。それでも、ジョーカーがらみの見せ場の多くがこの巨大スクリーンになるので、やはりその迫力とスケールに感激してしまいます。

ただ、もともとこの作品、そんなに好きってわけでもないんですよねー。暗い、重い、楽しくない、と三拍子揃ってますもん。まあ、そこがノーラン版「バットマン」リブート三部作の特色ではありますが、それにしても『キネマ旬報』の「2000年代(2000~2009年)外国映画ベストテン」の3位になるほど凄い作品とも思えないんです。

ホアキンに先駆けたヒース・レジャー版ジョーカーの鬱屈とねじ曲がり方とか、正義と悪の問題だとか、終盤の2隻の船と爆弾の場面での「究極の選択」だとか、いろいろと考えさせてくれる映画ではあります。でもアクション・シーン、バトル・シーンも比較的少なく、病院爆破シーン以外は、割と地味目なのです。クライマックスも地味ですし、ラストもやけに地味。

堂々とした映像、重厚な音楽を得て、風格のある映画ではありますが、どうにもこうにも物足りないんですよねー。そうそう、大江戸は第3作『ダークナイト・ライジング』の方を高く評価していたのでありました。

 

 

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2020年7月14日 (火)

ドレス・コード? -着る人たちのゲーム   #ドレスコード #ドレスコード展 #ファッション展覧会

15947312420272 初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の展覧会『ドレス・コード? -着る人たちのゲーム』(~8/30)に行って来ました。当初は4~6月の開催だったのが、新型コロナの影響で後ろ倒しになって7月4日からスタートしたところです。

結論から言っちゃうと、とっても素晴らしい展覧会でした。キュレーターがいい仕事してます。ファッションを中心に置きながら、アートとの関連や時代との切り結びを通して、大いなる文明論になっているのです。

15947312200921 12章に分かれたそれぞれの切り口の面白さ。写真や映画や絵画やアートとの関係性の興味深さ。展示方法もユニット式のステージなどを使って、適切に洗練されておりました。

展示された衣服も、エクセレント! 古い年代の歴史的スーツから、最新のテクノロジーを使った新時代のファッションまで、エスタブリッシュメント的ファッションからパンク、アヴァンギャルドまで、国内&国外から多面的に紹介し、ファッションの素晴らしさと可能性を十二分に見せつけてくれました。展示作品のクォリティも高いです。見ていて興奮&感激するような服が揃っています。

15947311976480 終盤の壁面に貼られた日本の独特なファッション現象を捉えた写真の数々は、かなりインパクト大! ヤンキー、ロリータ、奇妙な肌の色、田舎のじいさんばあさん、週末パンク、ラブドール、ゴム族、地下アイドル、刺青などなど・・・やっぱり日本スゴイです。特殊です。

「ドレス・コード」というテーマに留まらず、いやむしろそこからはみ出して、ファッションというものの多様性、限界の無い創造性について、改めて気づかせてくれるステキな展覧会でありました。

 

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2020年7月13日 (月)

「WAVES ウェイブス」:なめてるとヤケドします   #WAVES #ウェイブス #A24

1_20200713223601 映画『WAVES ウェイブス』は、今を時めくA24(アメリカの映画製作・配給会社)の作品。実験精神を持ったクールな若者映画を作り続けていて、感度の高い人々に注目されているのですが、最近では『ミッドサマー』がヒットしましたね。

とにかく色が美しいですね。『ムーンライト』っぽくもあります。そして、「プレイリスト・ムービー」というキャッチフレーズが示す通り、全篇が旬のおしゃれ音楽に満たされています。ただ、大江戸にはそれらの音楽がほとんど心に響きませんでしたし、あまり印象に残りませんでした。MVのような魅力すら感じられなかったというか…。まあ、ここらへんは好みの問題なのだと思います。

で、もともとは(予告編を見た段階では)MV感覚のおしゃれ映画なのだろうと思っていたのですが、観て驚きました。シリアスで、観る者を圧倒するような剛球じゃないですか! 特に前半の重さ、苦しさ、辛さときたら…。海が出て来るキレイで音楽たっぷりのおしゃれ映画と思ってデートでやって来た観客は、面食らったことでしょうね。なめてかかると、ヤケドしちゃいます。人生がどんどん崩れていくさまが、怖いほど容赦なく描かれています。でも、映画としては見事なんです。

しかし兄が主人公の前半が終わり、妹が主人公の後半になると、トーンががらりと変わります。静かに、内省的に、人生や人間を見つめていく感じ。これはこれで悪くありません。ただねえ、前半の激しさとテンポの良さに較べると、あまりに地味でスローで、ちょっと飽きちゃいました。バランスに難ありだと思います。

それにしても、金持ちのぼんぼんのタイラー兄さん、あまりにもしょーもない奴ですよ。他人のことを全く考えず、アンガー・マネージメントがまったくできない瞬間湯沸し器。弁護の余地なしですし、そこに悲しみを見いだせといっても無理です。もう少しまともな所のある奴だったら、現代のホールデン・コールフィールド(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)みたいになれたかもしれないのにね(金持ちの家、親からのプレッシャーetc.)。妹は、とってもフィービー的なキャラクターだったし…。

 

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2020年7月12日 (日)

Jリーグ観戦の復活!(湘南-札幌戦)   #湘南対札幌 #ベルマーレ #湘南ベルマーレ

15945564451361 無観客のリモートマッチ2試合を経て、この週末からJリーグも5000人を上限に観客を入れて試合をすることになり、開幕戦以来4ヶ月半ぶりにBMWスタジアムに行って来ました! いや、一気に冬から夏ですもん。 今日の湘南-札幌戦は、アウェイの観客は入れずに、声援、歌、手拍子、タオル回しなどは禁止で、ほぼ拍手のみの応援スタイルが義務づけられております。

15945564065820 客席は1m以上の間隔をあけてということで、両隣りが2席ずつ空席になっておりました。約15,000席のスタジアムなので、約1/3ってことですね。もっとも今日の観客は3,327人。ここのスタジアムはけっこう高齢者や家族連れ比率が多いので、今日はまだ来る気にならなかったのかなあ。雨模様でもありましたし。でも、その割にはけっこう埋まってるように見えました。まあ、20年ぐらい前のJ2苦闘時代には普通にこれぐらいしか入らない日もありましたからねえ…。

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今日ばかりは5ゲートのアウェイ・サポ席も含めて、全部ベルサポ。こんな時でないと見られない角度からの観戦を楽しんだ人もいたのでしょうね。一方、ホーム側サポ席にはこんな横断幕。「コロナ・大雨に負けるな! みんなで頑張ろう日本」「応援していただいている全ての企業・団体の皆様 ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!」そして、「ウメ・大橋待ってるぞ!!」(梅崎と大橋は故障離脱中)でした。

15945576451374 ベルマーレは、7月のホームゲームで使うブルーの七夕ユニフォーム。コンサドーレは、アウェイ用の白。試合前の先発メンバー集合写真も、ソーシャルディスタンス版。

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今日もベルマーレは走りまくっておりました。コンパクトな陣形を保ちながら、前線からの守備をしっかりやって、ボールを奪い攻撃します。結構うまく行っていたのですが、得点への仕上げの部分がねえ…。

15945578461627 鈴木冬一が見事なスタミナの走りと、素晴らしい技術と、卓越したセンスを見せつけてくれました。再開後どの試合も、チームのベスト・パフォーマンスなんじゃないかなあ。石原広教・石原直樹のダブル石原も、良かったですよ。あとはフィニッシュの工夫と精度ですよねえ。

 15945579055178 試合は結局0-0で終わりましたが、湘南にしてみれば勝てる試合でした。残念。でも今期初めての勝ち点を手にしたわけですから、まずは一歩前進です。

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ほぼ拍手だけですべての感情を表現するという応援は、確かに歯がゆいものでした。チャンスやピンチには(マスク越しですが)思わず声が出てしまうこともありましたし、スタジアムでは自然発生的に(なぜか禁じられている)手拍子が起きることも何度かありました。サポーター席の前に置かれたスピーカーからは時々、録音したチャントが流れておりました。そんな不自由な応援でしたが、確かに拍手を通して選手たちと心がつながる瞬間があったような気がします。拍手以前に、とにかくそこに我々が存在したことによって、またいつものJリーグ、いつものスタジアムが戻って来た、そんな空気がありました。

15945577906236 この試合で一番びっくりしたのは、後半頭からコンサドーレが4人一気に交代してきたこと! 5人替えられる新ルールがあってのこととはいえ、四枚替えとは!さすがミシャ(ペトロヴィッチ監督)。 一方湘南の浮島監督は、半ズボンなのでありました。 

現在は「必要最少人数で運営していこう」って方針なのでしょう。マスコットは禁止で、キングベルの姿はありませんでした(みんなが触るしね)。ベルマーレクイーンも不在でした(みんな触らないけどね)。無理せずに少しずつ前進していって、次の段階、また次の段階へと進めるといいですね。

 

 

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2020年7月11日 (土)

「透明人間」:サスペンス・ホラーの新たな古典   #透明人間 #リーワネル

1_20200711230501 映画『透明人間』は、従来の透明人間映画とはだいぶ毛色が違いますけど、まぎれもなく傑作。心理ホラーとして、サスペンスとして、ドキドキハラハラと無駄のない2時間(124分)を楽しませてくれます。

脚本・監督は『ソウ』シリーズの脚本を書いていたリー・ワネル。あの作品同様、何とも嫌な感じの「悪意」が禍々しく全編を覆っています。ノー・スターだし、あまり金かけてないなあと思えるのですが、アイディアと物語の力、演出の力で、とても面白いものを作ってくれました。キャメラや演出で、見えないものを感じさせ、緊張感を持続させ、主人公のみならず観客の神経まで消耗させていく映画作りの技が見事なのです。主人公の追い込み方、次々と襲いかかる恐怖と困難が、実によく組み立てれらているのです。

まったくのところ魅力的ではないエリザベス・モスの主人公が、リアルな恐怖と発狂しそうな心神耗弱状態を熱演します。いちばんのツッコミ所は、「なんでこんな女にそれほどまでにこだわるのか?」ってところなんですが、まあ、それを言っちゃあおしまいなんでしょうね。

恐怖と緊張を醸すカメラワークも見事、編集も上出来なのでありました。これ、こういったジャンルのお手本になっていく映画ですよ。今後このジャンルを志す映画作家は、これをよく研究すべきだと思います。

古典的に透明人間といえば…の包帯は出て来たりしませんが、終盤の病院の場面で包帯男が1カット写って、ああこれ意識してやってるなって感じでした。

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2020年7月 9日 (木)

「一度も撃ってません」:自由過ぎませんか?   #一度も撃ってません #丸山昇一 #石橋蓮司 #豊川悦司

1_20200709224501 映画『一度も撃ってません』は阪本順治監督が石橋蓮司を主役に据えて撮ったハードボイルド…というよりは、コメディーですね。大江戸にとっては、久々に脚本・丸山昇一ってのが嬉しいところ。松田優作との『処刑遊戯』『野獣死すべし』『ヨコハマBJブルース』といった和製ハードボイルドを手掛けたのも丸山ですし、『すかんぴんウォーク』に始まる大森一樹×吉川晃司3部作の脚本も丸山ですし、大好きな『翔んだカップル』や『友よ、静かに瞑れ』も丸山の脚本ですからねえ。映画は、2010年の『行きずりの町』以来10年ぶりのようです。

で、出来上がった作品は、うーん、微妙。出て来るベテラン俳優たちが楽しそうに和気あいあいとやってるのはいいけど、皆さんあまりに自由過ぎません? 特に桃井さん、自由過ぎて「これでギャラもらっちゃっていいの?」的領域まで行ってるんじゃありませんか。それに比べると大楠道代さんはちょうどいい塩梅で、良かったなあ。岸部一徳さんはかなり『ドクターX』でありました。蓮司さんは、なかなかカッコ良かったですよ(カッコ悪いところも含めて)。

(以降ネタバレあり) 驚いたのは豊川悦司。エンドタイトルで名前を見て、いったいどの役だったか考えてもわからなかったほどです。その後になって気づいた時には、ショーゲキでした!  まさかあんな短髪になっていようとは!

そして、佐藤浩市と寛一郎はさりげなく親子共演を果たしているのでした。

まあ、終始ゆるゆるグダグダで、一杯やりながら観るのが良さそうな作品。でも、作ってる人たちの方が面白かったんじゃないかなあ、これ。あ、でも懐かしの「東映セントラルフィルム(セントラルアーツ)」の匂いは出ておりましたね。

とってもオシャレで印象的だった「y」と「z」の木製看板のデザインが原田芳雄だとエンドタイトルでわかって、「へー、さすがだなあ」と感じ入りました。

 

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2020年7月 8日 (水)

2000年代日本映画ベストテン   #2000年代日本映画ベストテン #2000年代邦画ベストテン #大江戸時夫

今出ている『キネマ旬報』で、前号の外国映画に続き「2000年代(2000~2009年)日本映画ベストテン」を特集しております。
1位:顔、2位:EUREKA ユリイカ、3位:パッチギ!と、「そこまで素晴らしかったかなあ?」って感じですが、まあ選者の好みが大きいですからね。それにしても、選考メンバーを現在の執筆者だけとしているって、どうなんでしょう? それに、昔と比べて淀川さん、双葉さん、佐藤忠男さんみたいな、規範となる人がいませんからねえ。 そして、'80、’90年代に引き続き「邦高洋低」の'00年代です。

大江戸時夫の2000年代(2000~2009年)邦画ベストテン ( )内は監督
1.天然コケッコー(山下敦弘)
2.花とアリス(岩井俊二)
3.風花(相米慎二)
4.好きだ、(石川寛)
5.それでもボクはやってない(周防正行)
6.千と千尋の神隠し(宮崎駿)
7.花を摘む少女と虫を殺す少女(矢崎仁司)
8.エヴァンゲリヲン新劇場版:破(庵野秀明)
9.トウキョウソナタ(黒沢清)
10.運命じゃない人(内田けんじ)

今回は、全て別の監督になりました。

はみ出した作品を列挙すると・・・
嫌われ松子の一生(中島哲也)
たそがれ清兵衛(山田洋次)
とらばいゆ(大谷健太郎)
深呼吸の必要(篠原哲雄)
誰も知らない(是枝裕和)
阿修羅のごとく(森田芳光)
春の雪(行定勲)
スウィングガールズ(矢口史靖)
博士の愛した数式(小泉堯史)
キサラギ(佐藤祐市)
クロエ(利重剛)                                                        ハルフウェイ(北川悦吏子)

ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴)

おお、ここまで含めてもダブってる監督がいないじゃないですか! なんかすごいことです。それだけ多士済々で粒揃いだったってことですよね。本当にステキな映画たちが揃いました。

※’00年代の外国映画篇はこちら↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-400919.html

 

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2020年7月 7日 (火)

「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」:ウディ印のNY映画   #レイニーデイインニューヨーク #ウディアレン #エルファニング

1_20200707232401 映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』は、ウディ・アレンの2018年作品。ウディが#MeToo運動で糾弾されて、アメリカではいまだ公開されていないのだとか。このニューヨーク映画をニューヨーカーたちが観られないなんて、不幸なことですね。

作品は久々のニューヨークで、たっぷりロケ撮影をしたゴリゴリのウディ印。美男美女によるスクリューボール・コメディーということで、実に古き良きアメリカ映画の伝統を継承した作品です。ティモシー・シャラメが昔のアレンみたいな茶系のヘリンボーン・ジャケット姿でマンハッタンを歩き、そこに早口のモノローグがかぶるという、まさに『アニー・ホール』や『マンハッタン』を思わせる作品でもあります。そこにジャズとエル・ファニングと来ては、大江戸好みのてんこ盛りではありませんか。

でも100%気に入ったかというと、そこまでは行きませんでした。ウディが主役じゃないから…ってこともあるのかも知れませんが、面白いんだけど面白さも中ぐらいなり、って感じ。鑑賞前に自らハードル上げすぎちゃったかなあ。エル・ファニングも天真爛漫にキラキラしているのですが、今ひとつ圧倒的とまでは言えません。セレーナ・ゴメスにしても、さほど魅力的ではなかったし(だからラストが唐突な印象)。 それぞれのエピソードも、割と普通にまとまった感じで、これまた突き抜けたものになりませんでした。ギャツビー(シャラメ)の母親をめぐるびっくり展開も、なんか微妙でしたし…。

撮影は『カフェ・ソサエティ』『女と男の観覧車』に続いて名手ヴィットリオ・ストラーロ。でも、『女と男~』の見事な色彩設計と圧倒的な美しさに較べると、本作はやはりそこそこ。オレンジ色の夕日みたいな光と、人の顔への光と影の作り方が特徴的でしたが、変に主張が強すぎて、この物語には合っていないような気がしました。

エロール・ガーナーの『Misty』(2回流れます)だけは、とっても素敵なのでありました。

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2020年7月 6日 (月)

「のぼる小寺さん」:ゆるくて普通で素敵   #のぼる小寺さん #ボルダリング #古厩智之 #工藤遥 #青春部活映画

1_20200706222501 映画『のぼる小寺さん』は、高校生の学園ものですが、いわゆるキラキラ映画とは一線を画した古風な青春映画。かといって、決してクソ真面目な作品などではありません。楽しめるいい映画です。

監督は古厩智之。これまで彼が作って来た『ロボコン』『奈緒子』『武士道シックスティーン』などと同様、上出来の「部活映画」なのです。で、今回はボルダリング部という珍しい(たぶん映画史上初の)切り口を持って来たところが、成功の一因です。 そして脚本は、『けいおん!』や『聲の形』などの吉田玲子。いいです。独特のゆるさと普通さかげんが素敵です。

とにかく(元モーニング娘。の)工藤遥(小寺さん)がほとんど自分で壁を登っているところがスゴイです。カットを割らずに見せられることで、映画の強度が増しています。言っちゃあ何ですが、美人なわけでも特別にカワイイわけでもない彼女(普通は主役を張るタイプではない)が、とても魅力的に見えるのです。身体能力が効いているのです。

そして、彼女の周囲の一人一人をしっかり描いていることも勝因。ある意味、一人一人がそれぞれに「小寺さん」=主役でもあるってことを示して、秀逸です。

ほんわかとゆるいラストを含めて、「傑作」といったレベルではありません。でも観ると、ちょっと幸せな気分、高校生の気分になれる映画です。それって、価値があることですよね。 ちょっぴりボルダリングを体験してみたくなりました(簡単なやつね)。

*上映前に、工藤遥と古厩監督からのビデオメッセージがついておりました。

 

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2020年7月 5日 (日)

「MOTHER マザー」:悪意のモンスター   #MOTHER #マザー #長澤まさみ #大森立嗣

11_20200705221701 映画『MOTHER マザー』は、『あゝ、荒野』『愛しのアイリーン』『新聞記者』『宮本から君へ』と、近年日本映画を揺さぶるヘヴィーな問題作を連打している制作会社=スターサンズ、プロデューサー=河村光庸の新作。しかして、これまで以上にヘヴィーな問題作なのでした。

先日観た『許された子どもたち』でも重要なモチーフだった「毒母」「母子の共依存」を、もっと突き詰めて描いた力作。とにかく嫌な気持ちになることにかけては、『許された子どもたち』以上だと思います。長澤まさみ演じるこの母親にムカついて、憤って、映画を観てる間中腹を立てていた大江戸です。とにかく善悪のネジがぶっ飛んじゃっている女で、人としてやっちゃいけないことばかりやっちゃうのです。しかも何があろうと、どんなに金がなかろうと、絶対自分では働かないという謎のポリシーを貫いているのです。悪意のモンスターです。長澤にしてみれば、勝負をかけた汚れ役。いろんなところで「主演女優賞」を狙える役です。大いに奮闘していると思います。でも、奮闘止まりかなあ。撮影時32歳の長澤よりも、もう少し年上の女優が演じた方が良かったんじゃないかなあ。ひと頃の永作博美とか、小池栄子とかみたいな…。もしかしたら広末涼子や宮崎あおいがやっても面白かったかも知れません。

阿部サダヲのチンピラが、ゲスでサイテーで、ちょっと『彼女がその名を知らない鳥たち』で彼が演じたキャラクターを思わせたりします。阿部と皆川猿時が共演している場面などは、大人計画かグループ魂ですね。 そして、夏帆演じる福祉職員も、物語に陰影を与えています。主人公の悪意の前では、彼女の善意がいかに無力で脆いものだったか。彼女のみならず、全てのキャラクターが見事に描けています。脚本は大森立嗣監督と港岳彦(『あゝ、荒野』『宮本から君へ』)。

人間の心の闇を黒々と描き出すことが特質の大森立嗣監督ですが、あの清らかな『日日是好日』の後には、かなりハードな『タロウのバカ』やこの『MOTHER マザー』を出して来るあたり、あたかも反動のようです。思えばデビュー作『ゲルマニウムの夜』からして、かなり胸糞の悪い映画でしたからねえ。相変わらず人間の「闇」をぶちまけて、置き去りにして、観る者の心に影を落としてくれちゃうのです。困った人だ。

オーディションで選ばれたという息子役の奥平大兼は、大型新人登場という趣き。期待できそうです。

 

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2020年7月 4日 (土)

待ちに待ったJ1再開!   #J1再開 #Jリーグ #湘南対仙台 #ベルマスク

15938715973290 とうとうというか、ようやくというか、J1リーグ再開の日がやって来ました! 2月末の開幕節から4ヶ月以上の空白を経て、いやー長かったですね。

ダゾーンとの契約の関係で(と思いますが)、テレビ地上波=ゼロ、NHK-BS1で川崎ー鹿島をやったのみ。あとはダゾーンってのが、ちょっと寂しいですが、大江戸は当然BMWスタジアムの湘南-仙台戦を見ました。

リモートマッチ(無観客試合)ってことで、なかなか体験したことのない情景です。バックスタンドには段ボールパネルに写真を貼りつけたものが観客の代わりに並んでいたり…。それと、スマホを使って声援や拍手やチャントをスタジアムに送る(あるいはもともと流れるものをパワーアップできる)システムが試験導入されていて、小生もずっとスマホを叩き続けておりました。

15938708692010 ホームのベルマーレは、第2節にしていきなり「七夕仕様」の青いユニフォームになっておりました。毎年7月のホームゲームはこれになるのですが、今年の場合は「いきなり」って印象になりますね。

監督・コーチや控え選手はマスクも着用(監督はコーチングゾーンでは外してもいいそうです)。そう、大江戸も購入したこのブルーの「ベルマスク」(七夕ユニフォームと連動したデザイン)です! いい色です(カッケー!)。

試合前には医療従事者に感謝を捧げるために、円陣を組んで拍手をしました。先発メンバーの記念撮影も一定の距離を置いて、広がった形で行っていました。そうそうマスコットも入れないみたいで、キングベルの姿はありませんでしたね。

試合は開始3分の仙台のゴール(クロスが風に押されて入っちゃった、事故みたいなゴール)を結局守り通されて、0-1で湘南が敗れました。うーむ。開幕戦(浦和戦)の躍動感に較べて、ずいぶんピリッとしませんでしたね。やはり動きが今一つだし、連携がうまく行ってませんでした。鈴木冬一は一人気を吐いておりました。一方、浦和戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた石原広教は、押さえ込まれて(特に前半)ダメでした。ミスが多かったです。彼に限らず、みんなベガルタの前線からの激しくしつこいプレスに苦しめられていました。それがゆるんだ後半は、結構ベルマーレにもチャンスがあったのですが(未月、あれは決めておけ!)、引いてブロックを作って守るベガルタを崩せませんでした。歯がゆい試合でした。

今後は週末、水曜、週末、水曜…と試合が続いていきます。そして来週の第4節からは少しずつ観客を入れ始めます。用心深く、そして期待を持って、今後の展開を見ていきましょう。

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2020年7月 3日 (金)

CKBの「Ivory ep」   #クレイジーケンバンド #Ivory #CKB #ivory

15937835993990 先日発売されたクレイジーケンバンドの『Ivory ep』は当然予約して買ったのですが、EP版といっても11曲入り(笑)。ま、そのうち4曲はカラオケですが。更に1曲は収録曲のTVサイズバージョンですが。そして1曲は曲ですらないというか、剣さんとガーちゃんによる「Information」(近況報告と今後の予定)なのですが…。

メイントラックは「Ivory」。まさに大人の夏って感じの曲。シンヤマンのベースが聴かせます。アウトロののっさんの抑えたソロは1分以上あります。『じゅん散歩』の6・7月エンディングテーマだそうです。 シングル曲としてはこれと、先行配信されていた『門松』(映画『嘘八百 京町ロワイヤル』主題歌)と『夢の夢』(NHK Eテレ『おじゃる丸』エンディングテーマ)が収録されています。

今年は夏にこれを出して、晩秋にアルバムを出すようです。ライブという収入減が全くなくなっちゃったのに、11人と大所帯のCKBとしては、少しでも収入を得ておかなくてはなりませんもんね。今後も配信ライブなどで、お金を落としてあげなければ。

それはそうと、このジャケット写真、いいですね。女の人がヌードっぽく見えるし(笑)、カーリーヘアの女の人がどんな顔してるのか気になるし、テディベアが歌詞と違ってアイボリー色じゃないし(なぜなんだろう?)。MVに出て来るテディベア(シュタイフのなんですね)は、きれいなアイボリーなのに。MVの方は、コンピュータで色変換したとも考えられるぞ。いやいや、そうならジャケ写の方だって色変えられるじゃん。でもそうすると、全体がアイボリー系になって、ぼんやりしちゃうからかなあ・・・などなどと、いろんな思いを巡らしてしまいました。

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2020年7月 2日 (木)

「ペイン・アンド・グローリー」:色彩は魅力的だけど…   #ペインアンドグローリー #ペドロアルモドバル #アントニオバンデラス

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映画『ペイン・アンド・グローリー』は、ペドロ・アルモドバル監督の成熟を示す集大成的な作品とか言われて、高評価を得ているようですが、大江戸はそんなに感心しませんでした。

アントニオ・バンデラス、ペネロペ・クルスといったアルモドバル一座を配役し、そもそもバンデラスはアルモドバル自身をモデルにした映画監督の役ですもんねー。で、今年60歳のバンデラスがアルモドバル風の老けメイクで、実に渋いんです。いい感じに枯れて、これでカンヌの主演男優賞を獲ったり、オスカーの主演男優賞にもノミネートされたりしたのですから。 ペネロペも今年46歳なんですねえ(うーむ)。でもまあ、若々しいです。

映画監督による人生の回顧録といった趣き(『8 1/2』が引き合いに出されているようです)。このパーソナルな感じが、そんなに好きになれませんでした。まあ大江戸の場合、アルモドバルご本人にさして興味がないってことなんですけど。

美術にしても衣装にしても、ポップな色遣いはいつも通り魅力的でした。特に赤が効いてますね。 アルモドバル作品も『トーク・トゥ・ハー』('02)以降は、『ボルベール<帰郷>』とか『抱擁のかけら』とか『ジュリエッタ』とか、結構好きな映画が多かったのですが、本作はそこまで届きませんでした。ナルシシズムが普遍化を遠ざけたと言いましょうか…。まあ、評価は人それぞれでございましょうけれど。

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このブログの保存容量の残量がけっこう少なくなってきたので、これからは映画の画像も1点にしていったりします。でも、内容は今まで通りですので、今後ともごひいきに!

 

 

 

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2020年7月 1日 (水)

「その手に触れるまで」:不寛容と寛容   #その手に触れるまで #ダルデンヌ兄弟 #カンヌ映画祭監督賞

003_20200701213701 映画『その手に触れるまで』は、カンヌの常連ダルデンヌ兄弟が昨年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞した作品。84分と小体(こてい)ながら、見事に無駄のない、立派な映画です。

ほんのひと月ほどの間にすっかり(洗脳されたかの如く)筋金入りのムスリムになってしまった少年。その彼がとった行動と、その後の日々を描きます。いや、もう語り口がうまいこと! 映画と言うものを知り尽くした演出で、描かずにわからせる、微妙な心情を感じさせる、描いてないことを想像させる---こういった難事をやすやすとこなしているのです。監督賞も当然と言える手さばきなのです。

001_20200701215201 ムスリム、移民、洗脳、ジハードといった題材を描きながら、そこには特定の人種や宗教を越えた普遍性が浮かび上がって来ます。イスラム教に限らず、どの宗教だって大なり小なり「我々=正義、異教=邪悪」という危うい考え方を持っているわけですから。「自分の正義は他者の不正義」を意識的に頭に置いて、「物事を他者の立場で考えてみる」行為を通じてしか、望むべき明日はやって来ないでしょう。だって、KKKとかヒトラーとかドナルド・トランプなんて、その真逆ですもんね。

002_20200701220101 つまり、この映画が全体として訴えているのは、不寛容と寛容ということです。物事の多様性を認め、自分とは相容れない他者を許す寛容性。ラストにもそれが現れておりました(が、大江戸はいささか唐突な印象を持ちました)。とはいえ、わかっちゃいるけど「行うは難し」なんですよねー。でも、あきらめずに心掛けることが大切なのでありましょう(と自戒します)。

 

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