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2020年7月19日 (日)

「カセットテープ・ダイアリーズ」:’80年代のボスはいいね   #カセットテープダイアリーズ #ブルーススプリングスティーン

1_20200719225401 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の原題は“Blinded by the Light”。ブルース・スプリングスティーンのファーストアルバムの1曲目のタイトルです。まあ直訳が難しいのはわかるけど、『カセットテープ・ダイアリーズ』って邦題はなかなかドイヒーですね。

この軽やかにキラキラした青春ものみたいな邦題とは違って、人種差別や家族との葛藤を描いた社会派青春映画です。主人公はパキスタン移民の青年、舞台はイギリスと来れば、まさに『ボヘミアン・ラプソディ』なのですが、あの作品同様こちらの主人公も「パキ」「パキ」と差別を受けます。

時代は1987年。もうボスが日本でもエスタブリッシュメントになってしまった時代の話なので、ニューウエイブ系音楽が好きな連中からは「古い」って感じにバカにされるのですが、わかる人は「これこそが真の音楽ってもんだ」と、わかっていらっしゃるのです。実際、大江戸も(佐野元春の影響で)’80年代のブルース・スプリングスティーンは大好きでした。アルバムもみんな買ってましたし。久々にこの映画で聴いたボスの曲、ボスの言葉、やっぱり心を捉えてガツンといいですね。 

ただ、作中で2か所ほどミュージカル調の場面があるのですが、そこは、うーん今一つ。中途半端な扱いですし、もっとエキサイティングにできたろうになあと思っちゃいました。

(以降ネタバレあり) 終盤の父との和解場面は、なんか突然わだかまりが氷解しちゃって、説得力なかったなあ。 全体的にも、悪くはない映画なのですが、これまで繰り返されたような青春の葛藤と親との対立と和解みたいな物語が、普通に展開して行くって感じで、新鮮さはありませんでした。ところが、エンディングで「実話に基づく」ってことがわかって、本人がボスと一緒に撮った写真とかも出て来て、びっくり! そうだったんすかあ!(でも、映画の評価は変わりませんが・・・)

 

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