「アングスト/不安」:キ〇ガイに気をつけろっ #アングスト #アングスト不安 #殺人鬼映画
映画『アングスト/不安』は1983年のオーストリア映画ですが、いろいろあって日本では劇場初公開。
この映画の公式サイトを見ると「STORY」にはたった2行、「刑務所を出所した狂人が、/とたんに見境のない行動に出る。」とこれだけしか書いてありません。でも、確かにそういう映画、それだけの映画なんです。このあらすじ書いた人、センスあるなあ。
ただそれだけの、即物的な映画なんで、けっこう飽きることも事実。面白くはありません。
でも、「キ〇ガイに対抗するすべはない」という教訓を得られる映画であります。「他者にもその人の人生がある」なんてことは毛ほども思ったことのないはずの、野に放ってはいけない主人公なので、被害者家族はただただお気の毒としか言いようがありません。ただ、描写のエグさや残虐さは言われてるほどではなく、やはり今年公開されたドイツ映画『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』の胸糞の悪さに較べると、むしろ上品なほどです。(以降ネタバレあり)やけにあっさり捕まっちゃうシーンで終わるのも、両作に共通しております。
昨年公開の『ハウス・ジャック・ビルト』も含めて、極北の殺人鬼映画の公開が続きますね。今という時代の何かを示すサインなのでしょうか?
| 固定リンク
« 「カセットテープ・ダイアリーズ」:’80年代のボスはいいね #カセットテープダイアリーズ #ブルーススプリングスティーン | トップページ | 『逃げ恥』ムズキュン特別編について #逃げるは恥だが役に立つ #逃げ恥 »
コメント