「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」:女子二人の学園乱痴気コメディー #ブックスマート #卒業前夜のパーティーデビュー
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は、大江戸の苦手なアメリカン学園乱痴気コメディー。でもやけに評判の良い作品です。これまでなら男の子が担っていた役柄を少女二人が演じているあたりがウケたんでしょうかね。うち一人は恋愛対象が女性っていうのも、今日的ですしね。
ハイスクールの、あるいはパーティーの描写なんかは、A24的。そこらの現代感覚をバッチリ出した監督は、女優であるオリヴィア・ワイルド。あの『リチャード・ジュエル』で、軽薄で無責任なマスコミを代表していた女性レポーター役の彼女です。各方面から演出の才能ありと認められているようです。
色彩はキッチュなまでにカラフル。そして下ネタ全開です。で、とにかく主役の二人(ビーニー・フェルドスタイン、ケイトリン・デヴァー)のコメディエンヌとしての魅力とコンビネーションの妙が成功の最大の要因です(成功って書いたけど、大江戸にとっては「まあまあ」ってところですけど)。
変なクスリの影響で、二人がバービーみたいな人形になっちゃう(そう感じる)あたりが、かなり面白かったです。あとは、ハイジャックの件りと、その伏線回収も結構でした。
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