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2020年8月21日 (金)

「2分の1の魔法」:知恵の結晶   #2分の1の魔法 #2分の1の魔法 #ディズニー #ピクサー

1_20200821232001 ディズニー/ピクサーの新作『1/2の神話』じゃなくて(そっちは中森明菜)、『2分の1の魔法』がようやく公開されました。でも原題は“ONWARD”(いや、樫山さんじゃなくって…)=前へ、とか前進してってことですね。意訳すると「この先の未来へ」ぐらいの感じでしょうか。

これ、3月13日の公開予定がコロナで延期になっていた作品ですよね。アメリカでは3月に公開されていたのですが、日本では5か月以上遅れての公開となりました。ただ、待った甲斐のある秀作でした。タイトルや広告ビジュアルや予告編からは、さほど期待していなかったのですが、なかなかどうして、近年のアメリカ製アニメーションの中ではピカイチではないでしょうか。

とにかくいつものディズニー/ピクサーの例にもれず、脚本が練りに練られています。映画作り、物語作りの一流のプロたちが、時間をかけて改稿を重ねながら、磨き上げたことがよーくわかります。大きな筋だけではなく、細かいディテールのうまさ、伏線の回収(例えば「棘」)など、実に見事です。知恵の結晶です。こういう所に才能と金と時間をかけるのが、やはりアメリカ映画の強さであり、ディズニー/ピクサーの強さなのです。もちろんテクニックに溺れることなく、観る者にピュアな感情のうねりをしっかりと起こさせる「真実」とか「魂」みたいなものを、ちゃんと織り込んでいます。

家族の物語、兄弟の物語を、くさくならずに、そして繊細な描写で、説得力をもって描きます。今日、くさくならずに教訓的なものができるって、すごいことです。笑えるし、感動するし、後味も爽やかだし。

もちろん映像的にも見事。オープニングの滑空、カーチェイス、峡谷の場面、洞窟内、などなど。そしてクライマックスのアクション! ここでのドラゴンは、造形的に見事なユニークさであり、かつ顔がオチになっているのも素晴らしかったです(マスク越しに笑っちゃいました)。

上映時間の関係で日本語吹き替え版を観たのですが、母親の顔を見て「自分なら絶対に近藤春奈(ハリセンボン)にやらせるな」と思ってたら、本当に近藤春奈がキャスティングされていたのでしたー。ま、そうですよね。ほんと、似てるんだから。

 

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