「パブリック 図書館の奇跡」:リベラルな米映画の伝統 #パブリック図書館の奇跡 #映画パブリック #エミリオエステベス
映画『パブリック 図書館の奇跡』は、エミリオ・エステべスが制作・脚本・監督・主演を務めております。久々にエステべスの顔を見たけど、父マーティン・シーンよりもむしろ、カーク・ダグラスやマイケル・ダグラスに似てるように見えたってのは、どういうことだ?
でもエステべス、いい仕事しました。リベラル派アメリカ映画の伝統に則り、権力に屈しない民の連帯を描いて、骨のあるエンタテインメントに仕上げてあります。平明かつユーモアたっぷりに、世の中の問題点を突き、告発する力を持った映画です。特に、クリスチャン・スレイターや女性リポーターら悪役が憎々しいので、こちらの怒りも燃え上がります。反トランプの意志も込めて製作した作品なのでしょうね。
ただ、終盤がイマイチかなあ。もっと盛り上がったはずだし、もっと名作にできた気がします。クライマックスでの「解決」も、今一つ腑に落ちないというか「それが何なの?」と感じなくもないですよね。この時代なんだからSNSをもっとうまく使えよ!って気もいたしました。
スタインベックの『怒りの葡萄』を持ち出してきたある種の「青臭さ」は、嫌いではないのですが…。
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