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2020年9月25日 (金)

「人数の町」:オリジナルの意気や良しですが…   #人数の町 #中村倫也 #荒木伸二

1_20200925225501 映画『人数の町』は、脚本・監督=荒木伸二の映画デビュー作。この人、CMやMVを作ってきた人なのだそうですが、東大卒で卒論はジャック・リヴェットだし、脚本も書けるわけだし、満を持しての映画監督デビューってところかも知れません。

「オリジナル脚本で、有名スターも出ているエンタテインメント」という当世珍しい形でデビューしたものです。てか、今の日本ではそういう映画自体が珍しい。まあ、いわゆるディストピアものというか、少々気の滅入るSFです。そんなに褒めるほどのものでもありませんけど、よく頑張ったと言えるでしょう。心意気や良し。(以降少々ネタバレあり) ただ、終盤とか腰砕けですよねー。結末もかなり期待外れ。皮肉の利かせ方が、うまくいっておりません。

終始受け身で巻き込まれていく中村倫也は悪くないと思います。いつもながらに、独特です。でも、石橋静河はどうなんでしょ。妙に不機嫌で攻撃的だし、共感できません。ま、大江戸の個人的な好き嫌いってこともありますけど。

光と闇の使い方などで、冷え冷えした印象を与えています。もちろん作品の狙いであり、低予算の中でも絵作りがきちんとコントロールできているのです。ただ、仏作って魂入れずと言っては言い過ぎですが、どうにも映画としての土性っ骨がないというか、引き込んで夢中にさせるほどの魅力はないのです。残念ながら。

この監督で、まったく違ったタイプの映画を観てみたいと感じました。

 

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