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2020年9月10日 (木)

「れいこいるか」:じわじわとしみる   #れいこいるか #いまおかしんじ

1_20200910224701 映画『れいこいるか』は、25年間(ほとんど)ピンク一筋だった いまおかしんじ監督初の自主製作映画であり、『キネマ旬報』などでも非常に評価の高い一本。大江戸にとっては、初のいまおか作品です。

1995年の阪神大震災からの贖罪の日々、葛藤の日々を送る元夫婦の心の旅路。正直、オープニングから2-30分は、「うーん、評判ほどでもないなあ。この感じ。あまり好きじゃないかも。」と思っていたのですが、物語が進むにつれてじわじわと良くなっていきました。じわじわと心にしみて来るのです。失礼ながら「有象無象」と言っていいような、しょーもない庶民のおっちゃんたち、おばちゃんたちの生が、その人生の機微みたいなものが、じんわ~りとした感銘を与えてくれるのです。

いまおか監督の市井の人々に対する「みんなダメなやつらだけど、愛おしい。人間っていいな。」的な優しい視線が、この作品のすべてです。それをイルカのぬいぐるみやら、巨大な鉄人28号やらに仮託して描く、そこにこそ「映画」が立ち現れるのです。

_20200910_230104_copy_800x483 それにしても今年は、『アルプススタンドのはしのほう』の城定秀夫監督といい、いまおか監督といい、ピンク界の俊英が一般映画に進出して活躍してますねえ。 

今日はアップリンク渋谷で観たのですが、いまおかしんじ監督は公開当初の新宿k's シネマでも(たぶん)毎日毎回トークショーをやっていたし、こっちに移ってからもそれは続いているようです。本日のお相手は、この作品のプロデューサーである川本じゅんき さん。想定よりはだいぶヒットしたみたいで、良かったですね。

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