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2020年9月29日 (火)

「甘いお酒でうがい」:黒木華がサイコー過ぎる!   #甘いお酒でうがい #大九明子 #松雪泰子 #黒木華

1_20200929231701 新型コロナで春の公開が延期になっていた映画『甘いお酒でうがい』は、予想以上に素敵な作品でした。監督は大九明子。原案と脚本はシソンヌじろうってことなんですけど、お笑い(吉本)系に弱い大江戸は、彼のことも主人公・川嶋佳子のことも、全く知りませんでした。そんなことに関係なく、1本の映画としてステキでした。

40代女性の主人公というのが、特に日本映画では珍しい。しかも、彼女の日常を淡々とスケッチするだけで、そんなに大事件は起きない。ちょっとした事件が起きても、描写が淡々としているので、あっさり流れていく。淡々と1年数か月が流れていく。いいですねー。そういうの好きなんです。

淡々としながらも、クスリクスリと笑わせて、テンポ良く場面(日々)が変わっていくので、飽きません。飽きないどころか、蓄積効果で主人公や周りの人々がどんどん愛おしくなっていくのです。チャーミングな佳作です。

そして、何といっても主人公の会社の同僚であり、年下の友人である「若林ちゃん」役の黒木華がサイコー!です。面白過ぎて、味わい深過ぎて、目が離せません。一家に一台(?)置いときたい感じ。ヘンテコリンで笑っちゃいます。もう大江戸の助演女優賞は決まった!って感じ。佳子(松雪泰子)とのコンビネーションも素晴らしく、この二人の日常の「続き」を見たくなってしまいます。ああ、愛おしい。

白い光に満ちた映像も素敵でした。ラストも素敵。 「憂いを含んで、ほのかに甘く」ってのは、昨年刊行された芦川いづみ本のタイトルであり、その元はアーウィン・ショーの短編小説のタイトルなんですけど、まあ、割とそういう映画でした。

 

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