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2020年9月13日 (日)

「チィファの手紙」:中国版『ラストレター』   #チィファの手紙 #岩井俊二 #ラストレター 

1_20200913230301  映画『チィファの手紙』は、岩井俊二監督が今年公開された『ラストレター』を自分自身で中国でリメイクした作品。と思いきや、さにあらず。こちらの作品は2年前の2018年に中国で公開されていたのでした。こちらの方が先行していたのです。びっくりですね。

確かに同じ物語です。そりゃ細部の変更はありますが、基本的に一緒の話で、一緒のディテールです。それを中国を舞台に、中国人の俳優が中国語をしゃべりながら演じます。確かに岩井ワールドになっています。映像のルックがそうなってます。撮影監督は『リップヴァンウィンクルの花嫁』や『ラストレター』の神戸千木。ここでしっかり岩井ワールドのルックを作ることができたのは大きいですよね(でも、かつて岩井がアメリカで撮った『ヴァンパイア』では、撮影は岩井自身なのにうまくいってたとは思えませんでしたけど)。

大江戸は『ラストレター』をかなり気に入っておりますが、こちらの作品は今一つでした。『ラストレター』は夏の映画なのに、こちらは冬の映画。そしてそれ以上に、こちらは「陰」の映画で『ラストレター』は「陽」の映画なのです。『ラストレター』の主人公(福山雅治、松たか子)や姉妹(広瀬すず、森七菜)の方が、基本的に明るいのです。そこが映画を弾ませているのです。笑えるのです。対する本作は、(暗いわけではありませんが)なんか寂しくて静けさに満ちているのです。

いやいや、それ以上に、単に観てて面白くなかったんです。それは筋立てを知っちゃっているってことだけではなくて、なんか引き込まれないし、作品が私つかんでくれなかったのです。中国の人がこれを観ると、『ラストレター』よりも面白かったりするのかなあ? 映画って不思議です。

 

 

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