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2020年10月31日 (土)

湘南、横浜FCにお返しの勝利!   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対横浜FC 

Screenshot_20201029080744_copy_540x1080 秋晴れのBMWスタジアムで、湘南ベルマーレ-横浜FCを観戦。今日のJ1リーグは、なぜか7試合が1時から7時まで一時間おきにキックオフという見たことのないスケジュール! 何かの実験なのでしょうか? 

_20201031_155733_copy_800x661 また本日からアルコール飲料の販売も解禁になったので、2月の開幕戦以来のスタジアムビールとなりました。夏場に体験できなかったのは残念でしたが、今日は午後3時キックオフだったので、暖かな日に冷えたビールが心地よかったから良しとしましょう。

_20201031_155843_copy_1024x517 スタジアムの外には、クラウド・ファンディングへのお礼メッセージが出てたりしました。

アウェイでの前回対戦では、ベルマーレが前半20分までに4失点してしまい2-4で負けたので、今日はその雪辱です!半返しだ!

_20201031_150335 で、1-0で勝ちました! 2点差負けに対して1点差勝ちなので、確かに半返しができました。倍返しだと8点取らなきゃならないので、それはさすがに無理ってもんですけど(オルンガとかいないし)。

そして、クリーンシートでの勝利は、気持ちの良いものです。舘、石原広教、田中の緊急スリーバックも、試合をこなすごとに板についてきて危なげがありません。身長は低いけど、石原の統率のもと常に高いラインをキープして、固い守備を見せてくれてます。

_20201031_155946_copy_1024x619 攻撃では指宿の2試合連続ゴール! 身長高いけど、この人やっぱり頭はダメで、足元は器用。ようやく覚醒の時を迎えたようです。サポーターたちも(大江戸も)さんざん失望させられて、さんざん悪口言ってましたけど、ようやくの名誉挽回ですね。けなしてて、ごめんなさい。

 _20201031_171720_copy_1024x547 JFLのFC大阪へ期限付き移籍していたところを急遽復帰した(といっても、いきなりレンタルだったので初見参ですが)謎の助っ人オリベイラもベンチ入りしましたが、今日の出場はナシ。依然として謎に包まれております。

_20201031_171813_copy_768x968田中聡と畑大雅の18歳コンビは毎試合素晴らしいと思います。来年以降がほんとに楽しみです。

_20201031_172415_copy_1024x647 これで、ベルマーレはここ4試合で2勝2分と負け知らず。毎年終盤になってようやくいろんなものが噛み合って来るんですよね、このチームは。幸い今年はまだ9試合も残っているので、勝ちを重ねて一つでも順位を上げていきましょう(まだ16位なんで)。

 

 

 

 

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2020年10月30日 (金)

クレイジーケンバンドの武道館ライブ!   #クレイジーケンバンド #CKB #クレイジーケンバンドの武道館ライブ 

_20201030_183957_copy_1024x604 1年以上も待ち焦がれていたクレイジーケンバンドの日本武道館ライブに行って来ました! CKBが武道館に立つのは15年ぶりとのこと。新アルバム『NOW』を引っさげての、久々の有人ライブ(たぶん2月以来では?)です。

こういう記念碑的なライブなら4時間ぐらいやるだろうCKBなのですが、コロナ禍下ということで、コンパクトに2時間ぴったりにまとめました(ライブ配信の都合もあるのでしょうが)。7時ジャストに始まって、9時ジャストに終わりました。

検温&アルコール消毒して入る館内には(外にも)密を避けるためにグッズ販売はなく、ちょっと残念。もちろん飲食は厳禁です。

小生はアリーナの上手寄り(のっさん寄り)の席で、座席は3席に1席しか座らせてなくて、前後の間隔もやけにたっぷり。コロナ対策は徹底してます。なにしろ、始まって27分で第1部が終わって(『香港グランプリ』で剣さんのテレビ台ぐるぐるもあって)、のっさんの(「逃げろ!」じゃなくて)「換気!」という掛け声で一斉にハケて、扉が開いて換気休憩に入ったぐらいですから。でも、その後は9時に終了するまで換気休憩は無し。ただ、扉が開いてる時はありました。

Dsc_4673_copy_1024x576 第2部が『木彫りの龍』で終了したのは8時半。剣さんはもう一度テレビ台ぐるぐるをやっておりました。 そしてアンコールは(いつもとは違って)1回だけ、30分で終了でした。うーん、ちょっと聴き足りない。もっと聴きたかったです! まあ2時間なんで、ずっと立ちっぱなしでも楽でしたけどね。

剣さんとアイシャのデユエット『愛があるなら年の差なんて』はアルバム『NOW』でピカイチの曲で、ナマで聴いていて何度も鳥肌が立ちました。そして小野瀬雅生ショーでの『イカ釣り船』にはコーフン! のっさん、やっぱりスゴイっす。荒神っす。 そしてアンコールの最後の曲、『ガールフレンド』はやっぱり名曲ですねえ。 とにかく満足しました。シャイコー! でも、もっと聴きたかったのも事実です。

ソーシャルディスタンスだし、声を出しちゃいけないんで、とにかく手拍子と拍手での参加でしたけど、やっぱりCKBのライブは素晴らしい!久々に堪能いたしました。

一応アリーナも1階スタンドも2階スタンドもまんべんなく客が入ってましたが、本来の1/3ぐらいの数なんでしょうね(MCでもそんなこと言ってました)。これじゃあ、大した儲けにはなりませんよね。物販収入もないし。CKBは(ソロ・アーティストとは違って)11人食わしていかなきゃいけないわけだから(+スタッフ、関係者)、大変だと思うんですよ。なんとか早いところ、もっとライブを打てるようになりますように! まずは明日以降で、このライブの有料後追い配信を見るといたしましょう。

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2020年10月29日 (木)

マカダミアナッツおかき、うまし!   #マカダミアナッツおかき #岩塚製菓 #フレンチコネクション

_20201029_220432_copy_575x687 とても気に入って、ここ半年ぐらい家で切らしたことがないのがこれ。岩塚製菓(新潟県)の『マカダミアナッツおかき』です。

大江戸は甘いもの好きなので、せんべい・おかき類にはほとんど興味がないのですが、これは例外。パッケージのコピーにある通り「さくっとふんわり。」で、マカダミアナッツもいい仕事していて、飽きないおいしさ。ビールのみならず、赤ワインにだって合わせちゃいます。

 

_20201029_220340_copy_598x694 ところが、先日こんな緑のパッケージがスーパーの棚にあって、「お、ライバル社がパクリ商品を出したのかな?」とよく見ずに買ってきたら、なんとこちらも岩塚製菓さんの商品なのでした。

_20201029_221431 確かに商品名はこちらも『マカダミアナッツおかき』。「ナ」の字の上の四角の中に「ふんわり」と書いてあります。どちらも国産米100%使用。そりゃまあ、米どころ新潟ですからね。個包装の7枚入りってのも同じです。

_20201029_220411_copy_390x439 一つ一つの外見もほぼ同じ感じ(個体差程度)ですし、パッケージの裏側を見ても同じ原材料です。「もち粉」の表記が微妙に違うのが気になりますが…。

_20201029_220356_copy_511x571 果たしてこれって同じものなのか、違うものなのか? 謎は深まる一方です。

あ、もちろん食べてみました。でも同じような気がします。でも、微妙に違ったりするのかなあ…。

 

 

_20201029_222551_copy_784x404 栄養成分表を比較しても、まったく同じ。

うーん、これはやはり同じものなのか・・・と、二つのパッケージを手に取ってみると、

 

_20201029_220934_copy_607x552 ん??? なんか緑の方が軽い気がする。 そうだ!

そこで、中身を一ずつ取り出して、キッチンはかりに乗せてみました。すると、どうでしょう! 緑のやつは9グラム。それに対して青の方は10グラム。なんと新しく売られていた緑バージョンは9割のサイズに変更されていたのでした!

_20201029_220901_copy_477x353 で、岩塚製菓のWEBサイトを見てみたら、緑のパッケージの方だけが載っていて、「リニューアル」の文字がついておりました。なーんだ、やっぱり同じもののリニューアルですか。お値段はどちらも(小生の買ったスーパーで)238円でした。

でもこれって、リニューアルによってほんの少し小さくなっちゃったってことですよね。せこい話で恐縮ではありますが…。 この謎を解明した時には、映画『フレンチ・コネクション』でポパイ刑事が税関の記録によって出国時と入国時の車の重量差に気づき、内部に隠して密輸した麻薬を発見した時の喜びと同質のものを感じました(何のこっちゃ)。

でも、本当においしいから許しちゃいます! 大江戸は寛大です!

 

 

 

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2020年10月28日 (水)

「生きちゃった」:ものを言おうよ   #生きちゃった #石井裕也 #仲野大賀 #若葉竜也 #大島優子

1_20201028230001 映画『生きちゃった』は、石井裕也監督が前作『町田君の世界』の軽みから反転して、かなりヘヴィーな題材に挑んだ作品。仲野大賀、若葉竜也、大島優子の3人が暑苦しいほどに熱演して泣いたりわめいたりします。

でも基本的には3人の中でも主人公と言える仲野大賀は、言うべき言葉をことごとく呑み込んで何も言わない男として描かれています。そして、それが日本という国と重なって見えるところが本作のお値打ち。近年でも国際的に「もう少しものを言った方が、説明した方がいいんじゃない?」と思いますもんねえ、この国。逆にこの作品を観た海外の人たちが、「ああ、日本人にとって、ものを言うってことはこんなに大変なのか」と思ってくれたら、それは相互理解に向けて意義深いことだと思います。

ここのところどんどん成長して、立派に主役を張れる俳優になった感のある大賀。あまりにも黙して語らずなので、観ていてイライラしちゃうほどです。大江戸もあまりものを言わない方ではありますが、さすがにここまで来ると「きちんと説明しろよ/主張しろよ」と思っちゃいます。 若葉竜也の芝居も、大島優子の芝居も、真剣に熱演だってのはわかるのですが、観ていてしんどいんです。まあ、そういう映画を作ってるんですけど、観ていてつらいんです。大江戸は好きになれませんでした。

「日本映画=暗い」と言われていた1970-80年代あたりの匂いもします。まあ、軽薄な作品ばかりじゃなくてこういう作品も必要だってことはわかっているんですけどね…。

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2020年10月27日 (火)

今年もバッカスとラミーの季節   #バッカス #ラミー #バッカスとラミー #洋酒チョコ

昨年の2月にも紹介した洋酒チョコ(↓)、冬の季節商品なもので、また今年も出てまいりました。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/vsmelty-kiss-72.html

_20201027_230830_copy_800x717 まずは東西の横綱というか、最強の2トップというか、ロッテの『バッカス』と『ラミー』です。どちらもパッケージをリニューアルして、縦横比率が少し正方形に近づいてきました。たぶん(ライバルである)明治の洋酒チョコ『Melty Kiss』のパッケージに合わせたんじゃないでしょうかねえ。

「バッカス」のパッケージをよく読んでたら、なんと使用されているブランデー中のコニャックの割合が、2シーズン前の51%から60%にアップしておりました! (アルコール分は変わらず3.2%)銀紙包装だったのがビニール包装に代わってもいましたね。

_20201026_183850 「ラミー」の方も、アルコール分3.7%は変わらず。で、こちらも銀紙包装からビニール素材に代わったのみならず、以前の板チョコ状から、ご覧のように個包装対応になっておりました。この包みが3つ入っているのです。

 

いずれにしても、CMでYOUさんがPRしているようにオトナなロングセラーです。どちらも1965年からの半世紀以上にわたる人気商品なのです。どっちも好きです。でもどっちか選ばないと殺すとか言われたら、「ラミー」ですかねえ。ラムレーズン好きなもんで…。 

そして、こう並べてみると緑と赤のクリスマスカラーではありませんか! さらに言えば、村上春樹『ノルウェイの森』のようでもありますね。

 

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2020年10月26日 (月)

「博士と狂人」:辞書編纂からの脱線   #博士と狂人 #オックスフォード英語辞典 #メルギブソン #ショーンペン #舟を編む

1_20201026223801 映画『博士と狂人』は、かのOED=オックスフォード英語辞典を(ほぼ)作り上げたと言っていい二人の人物の物語。ですが、残念ながら『舟を編む』の方向には進まず、この二人の奇妙な関係および、一人の男の狂気と贖罪と恋愛をめぐる物語だったりします。で、そうなったためにとっちらかってしまいましたし、辞書作りの描き方が物足りなくなってしまいました。もっと辞書作りにフォーカスしていただきたかったです。本来もっと堂々たる名作に仕上がってもよそさうなのに、妙にジャンル映画っぽい味わいなんですよねー。

メル・ギブソンとショーン・ペン、二人ともが似たようなひげもじゃで笑えます。メルはだいぶ顔が変わりましたねえ。でもやっぱりショーンの方がうまいですね。

それにしても、「現実的にある程度で終わらせるべく仕事をして、それでも15年かかった『舟を編む』」と較べて、無謀というかあり得ないというか、全時代からの用例採取って、異常です。大英帝国の威信と矜持ってもんが背後にあったればこそなのでしょうね。まさに大言海!おそろしやおそろしや。

物質としての紙の本の素晴らしさ--これもまた描かれておらずに残念だった箇所です。現代において、ぜひ描いてもらいたかった部分なんですけどねー。そういうところにフェティシズムがある人に作ってもらいたかったなあと思うのです。

 

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2020年10月25日 (日)

「スパイの妻」:終盤が残念   #スパイの妻 #黒沢清 #蒼井優 #高橋一生 #新宿ピカデリー

1_20201025230601 映画『スパイの妻』はタイトルに「劇場版」とついていて、何のこっちゃ?と思ったら、今年の8月にNHKのBS8Kと4Kでやっていたのを劇場用に「スクリーンサイズや色調を新たに」調整しての公開ってことだそうです。

黒沢清作品と言いつつも、普通のエンタテインメントです。まあ、そう言いながら過去の黒沢作品にも普通のエンタテインメントはありました(『リアル~完全なる首長竜の日~』とか『クリーピー 偽りの隣人』とか…)。でも歴史ものは初めてですし、戦争を背景にしたテーマ性が強く出ているあたりが、これまでの黒沢作品とは異質なところです。

それでも、風が木の枝やカーテンを揺らしていますし、何か禍々しいものが潜むような闇がたびたび登場します。黒沢映画の意匠は、保たれています。だからこそのヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)なのでしょう。

ただ、終盤がモヤモヤと混乱しましたねえ。成功作かと問われれば、残念ながらそうはならなかったと思います。エンタテインメント、アート、テーマ性(今という時代への警鐘)、どれも中途半端に終わってしまいました。

演技に関しても、蒼井優も高橋一生もあれぐらいはできて当然って人たちですから、特段の感銘は受けませんでした。ただ、蒼井優はこのあたりの時代の女優を意識した発声やエロキューションを行っていて、それによる時代感は出ておりました。

_20201025_182326_copy_1024x716 新宿ピカデリーの1Fスペースには、本作の主要キャラクターの衣装が展示してありました。でも衣装に関して言えば、本作では1940~45年にかけての話なのに、男も女も帽子をかぶらな過ぎ。そこが気になりました。

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2020年10月24日 (土)

「星の子」:芦田愛菜の凄さを見る映画   #星の子 #芦田愛菜 #大森立嗣

1_20201024233101 映画『星の子』は、とにかく芦田愛菜を見るための映画。子役からの休業期間を経て、「若い女性」となった現在16歳(撮影時はたぶん15歳)の愛菜さんが、圧倒的な演技を見せます。なんか、素晴らしいものを見せてもらったって感じです。ありがたいありがたい。

多くの観客もそうだと思いますが、新興宗教アレルギーのある大江戸としては、主人公ちひろの両親の行動には頭を抱え、弱りました。まさに、大友康平と池谷のぶえが演じる夫婦のような一般的スタンスです。大森立嗣監督の前作『MOTHER マザー』で長澤まさみが演じた「毒親」とは全く別のタイプですが、この両親もまたある種の毒親なのです。愛情にあふれた毒親なのです。「子供に親は選べない」とは、よく言ったものです。

愛情にあふれているだけに、ちひろもこの親から離れられない、離れる理由がない…でもいつかはきっと離れる日が来るのでしょう、このラストを暖かみのあるハッピーエンドと取るか、絶望感をはらんだアンハッピーエンドと取るか、…大江戸は後者です。

全体的には大森監督、手堅い良い仕事をしましたが、あのアニメーションの使用だけは、失敗だと思いますねえ。なんでああしちゃったかなあ?

001_20201025000701 いずれにしても、無邪気な子供っぽい表情から、衝撃と動揺で目に涙を浮かべた表情、海を見つめる真摯な表情、などなどの力に圧倒されます。心打たれます。 また、彼女が泣きながら走る場面の横移動撮影も名場面です。

芦田さん、この後どれだけ凄い女優になっていくのでしょう。彼女の聡明さがあれば、変な使われ方でつぶされたりはしないと思います。映画を中心に、世界に通用する女優になってくださいね。

 

 

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2020年10月23日 (金)

「大幹部 無頼」(1968年):芦川いづみが哀しくも美しい   #大幹部無頼 #渡哲也 #芦川いづみ #田中邦衛

_20201023_233536_copy_468x646 神保町シアターの追悼・渡哲也特集で、『大幹部 無頼』(1968年)を観ました(初見)。実は、芦川いづみ目当てです。

小澤啓一の初監督作で、助監督に澤田幸弘がついていたりします。脚本は池上金男と久保田圭司。渡哲也の「人斬り五郎」シリーズ第2弾なのですが、第1弾のタイトルが『無頼より 大幹部』って…。まぎらわしいにも程があります! どちらも1968年作品で、3か月半しか公開に差がないのだから、二番館、三番館がわんさかあった当時だけに、ややこしくて大混乱だったのではないかと思います。なんでまた、こんなことにしたんでしょうか??

典型的なジャンル映画ではありますが、いやー、思ったよりも断然素晴らしかったですよ。そりゃあプログラム・ピクチャーですから、いわゆる「名作」ではないのですが、日活のヤクザ映画として面白かったです。ヤクザの汚さ、辛さ、悲しさを通俗的に力強く描いて、かなり感情が揺さぶられてしまいました。ラストのドブ川での渡と内田良平の死闘なんて、すさまじいアクションですし、そこに女子がバレーボールをする場面が妙なクロスカッティングで挿入されるというケッタイな編集も含めて、忘れがたい作品です。

小澤演出はシャープに冴えていて、テンポも良く、アクションにおいても心情ドラマにおいても、時折挟み込まれる見事なロングショットが非常に生きているのです。

本作のヒロインは松原智恵子なのですが、それ以上に印象深かったのは芦川いづみ! 彼女が32歳の時の作品で、同年に藤竜也と結婚して引退している彼女の最後に近い映画です。かわいさと味わい深さを兼ね備えて、まさに「憂いを含んでほのかに甘く」(昨年発刊された芦川いづみ本のタイトル)でした。渡と彼女が二度ならず三度も偶然出会っちゃう展開にはちょっと笑ってしまいますが、でも彼女と渡と田中邦衛をめぐる恋情のあれこれは、かなり心に迫るものがありました。哀しいねえ。

で、終盤に田中邦衛が「北海道にでも行こうと思う」みたいなことを言う場面があるのですが、これまたちょっと笑ってしまいました。そうか、それで富良野に行って、渡から「五郎」って名前をもらって、子供二人と暮らしたのですね、って、それは『北の国から』!

 

 

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2020年10月22日 (木)

国立劇場の10月歌舞伎   #国立劇場 #ひらかな盛衰記 #幸希芝居遊 #松本幸四郎

_20201022_123809_copy_800x735 国立劇場で歌舞伎を観ました。コロナ騒動が始まって以来、初の観劇です。ってか観劇自体昨年の11月以来と、ほぼ1年ぶりでした。

第一部を観ましたが、出し物は『ひらかな盛衰記 -源太勘当-』と『幸希芝居遊(さちねがうしばいあそび)』。前者は時代物、後者は新作舞踊劇。 劇場はコロナ対策で、一つおきの着席。第一部も第二部も演目は2つずつで、30分の幕間を入れて2時間30分と、通常よりも短くなっております。また長唄や三味線の方々は、特製の長く垂れた黒マスクを着用しておりました。

_20201022_123922_copy_1024x837 『ひらかな盛衰記』は、中村梅玉、中村扇雀、松本幸四郎らによる葛藤も人情味もあふれる作品。衣装がなかなか華やかで、他の段も見たいと思わせる作品。

『幸希芝居遊』は、コロナで劇場が閉まって歌舞伎ができなかった日々を江戸時代に置き換えて、歌舞伎の名場面のパロディーやオマージュとして、芝居の素晴らしさをうたい上げた作品。松本幸四郎が大活躍で、コミカルな楽しさとビューティフルな歌舞伎愛に満ちて、最後の華やかさなどは眼福でした。

いつも通りイアホンガイドをしての鑑賞。2階席ではありましたが、花道もまあまあ見えて、久々の舞台鑑賞を堪能できました。

 

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2020年10月21日 (水)

今日のいたずら16

_20201021_225315_copy_481x990 人さまの椅子に目をつけて、カワイくする。

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2020年10月20日 (火)

「建築と時間と妹島和世」:映画として建築も人も生かせず   #建築と時間と妹島和世 #大阪芸術大学 #妹島和世 #ホンマタカシ

1_20201020213301 映画『建築と時間と妹島和世』は、妹島和世が携わった大阪芸大の「丘みたいな建物」が建つまでの日々を追った60分のドキュメンタリー。と言いましたが、普通想像できるような仕上がりにはなっておりません。

わかりやすく順序だてて建物が建つまでを描いてくれるわけでもない。建築家(妹島)から「ここはこういう意図で作った」云々というような解説もあまり具体的ではなく、映像を生かしていない(そういう話の時は、妹島を捉えたフィックス映像のみ)。建築に費やした年月の流れも映画的には描かれず、定点カメラで撮ったコマ落とし映像が目まぐるしく流れていくのみ。そもそも完成の瞬間さえ撮られていないし、完成した建物のディテールもほとんど映らない。などなどと、こういう映画を常識的に撮るのなら…というセオリーをことごとく外しているのです。だからといって、それが新機軸とか別の意図のために、ってわけでもなく、観てる側からすると、なぜこうしたのかほとんど意味不明な構成になっているのです。

あえて言えば、妹島和世の言葉や話し方、服装(コムデギャルソン好きなんですね)などから、人物を浮かび上がらせようとしたのでしょうが、それも成功したとは思えません。彼女が建設途中にチェックして回る場面を超ロングショットで延々と撮った場面などは、何が起きてるかわからないし、話の内容も不明だし、ただただ退屈しました。

まあ、監督・撮影のホンマタカシの興味に沿った映画なのでしょうね。彼の本業は写真家なので、写真の場合は興味の赴くままに撮っても、それはそれで面白いものになるのだと思います。でも映画は、ちょっと違うんですよねー。

この映画、製作は「大阪芸術大学」なのですが、完成作を観た時に担当者は頭を抱えてしまったのではないでしょうか? 自由な自由な芸術大学とは言っても、学校というのはけっこう守旧派なところがありますし、それなりのお金も使って、学内の期待もあったでしょうしね。いや、こんな心配が杞憂なら良いのですけれど…。

 

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2020年10月19日 (月)

ロルバーンのゴジラノート   #ロルバーン #ゴジラ #ゴジラノート

_20201019_225351_copy_600x774 今年になってから大江戸が仕事で愛用しているロルバーンのノートブック。そう、ゴジラのノートです!

こちらの赤いのがこれまで使ってたやつ。日比谷ミッドタウン内のSmithで買った日比谷限定商品。どこが日比谷限定かというと、まあ色もそうなんですけど、(写真だと見にくいけど)時の部分にうっすらと「ヒビヤ ゴジラ」と書いてあるんです。あ、だからゴジラも『シン・ゴジラ』バージョン。つまり、日比谷のシャンテ広場(ゴジラ・スクエア)に設置されてるやつなんです。 _20201019_230246

カッコイイっすよね。A5変型判といった持ちやすいサイズで、後ろの方に透明ポケットも5枚ついているのです。そういえば、スパイラルの部分もゴジラの背びれを連想させなくもありません。

 

_20201019_225426_copy_600x752 で、赤が終わりになったので新たに購入したのが、こちらの白。おお、ゴジラ巨大化しとります。真っ赤なゴジラってのも、カッコイイっすよね。赤くてもレッドキングではありません。ってか、レッドキングは金色(一部青)じゃないかと思いますよね。私も思います。でも、なぜかそうなってます(気になった人は、自分で調べてください。ウィキとかに載ってます)。

で話を戻すと、この白い方は新宿三丁目のマルイアネックス1Fにあるゴジラストアで買いました。赤と同じ仕様で、お値段も同じ(650円+税)。

ワインじゃないけど、赤と白があります。紅白でめでたしめでたし。

 

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2020年10月18日 (日)

湘南、柏に3-2で勝利!!   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対柏 #まい泉のカツサンド 

_20201018_143735_copy_1024x691 BMWスタジアムで湘南-柏を観戦。今日はベルマーレ公式LINEのプレゼント企画で当たったため、バックスタンド6ゲートのミックスゾーンです。この位置、この角度は初めての経験ですねー。アウェイサポーターの入場がOKになってから初めてのホームゲームでもあり、ゴール裏の黄色い人たち(レイソルサポ)にもかなり近い席でした。

_20201018_142509_copy_800x461 試合前には久々に(伊勢原の小田急OXで調達した「まい泉のひれカツサンド」を食べました。「勝つ」サンドってわけでして。でもまい泉、手を広げ過ぎてちょっと味が落ちてないかなあ?(個人の感想です)

スタジアムの向こうには、秋の富士山もくっきりと。なんか縁起良さそうです。_20201018_172345_copy_1024x712

柏はとにかくオルンガがいるわけで、その上クリスティアーノも江坂もいますから、何点取られるんだ?っていう心配と、これを食い止めたら凄いんだけどなっていう期待とが半々で、キックオフを迎えました。

 

すると、なんといきなり4分にキャプテン岡本がするすると切り込んで、角度のない所から狙いすましたシュートで湘南先制! 

 

_20201018_155353_copy_1024x707 その後CKからオルンガに頭で決められましたが、これはまあ必ず払わねばならない税金みたいなもの。オルンガですから(ちなみにこの試合前のオルンガの今年の得点は21で、ベルマーレのチーム総得点は15)。前半は1-1で折り返します。悪くない出来です。

 

_20201018_155504_copy_1024x623 で後半、52分にベルマーレ出身のレイソル神谷に決められて逆転されます。この時は、DF舘が変にボールをこねくり回してオルンガに奪われるというミスからの失点で、ちょっと嫌なムードが漂いました。

 

_20201018_172551_copy_1280x810

しかし、今日はそうなってもメンタルが落ちずに、運動量も変わりませんでした。柏に一歩も引くことなく、良い試合を展開していきます。良い試合をしてるのに勝てないのが、ここのところのベルマーレ。でも今日は違いました。78分の松田天馬のゴールで同点にすると、選手とスタジアムの雰囲気はイケイケに急変。これが調子いい時の湘南!と思っていたら、81分に石原直樹が頭で決めて逆転! そのまま3-2で逃げ切りました。連敗は6でストップ。3点取ったのは今シーズン初めて。約3か月ぶりのホームでの勝利です! 勝つサンド効果、ありましたね。考えてみれば、大江戸が生観戦で味わう今期初勝利ですし、そもそも湘南の勝利をナマで見たのは昨年の11月30日以来なのです。びっくりですね。

Dsc_4642_copy_1280x720 勝った瞬間、GK谷は前に突っ伏して倒れちゃいました。キャプテン岡本はインタビューで泣いちゃってました。大江戸も岡本の批判はさんざんして来ましたが、今日の彼は違いました。明らかに良いプレイをし続けていました。 でももっと素晴らしかったのは、まだ高3の田中聡と今年入団18歳の畑大雅。田中はここのところ先発定着で、試合ごとに進化しています。倒れない、負けない、体幹の強さとセンスの良い攻撃参加が見事。畑は足の速さと前への推進力。長過ぎるかと思ったロングフィードをしっかり胸トラップでマイボールにするとか、切り返しで相手を抜き切るとか、目を見張りました。二人とも今後が楽しみ過ぎます!

_20201018_155631_copy_800x730 勝ってもコロナの世の中なので、「勝利のダンス」ができずに拍手のみなのはちと残念でしたが、久々にベルマーレらしい試合、らしい勝利で、感動しました。試合終了時には、西の空が幻想的な色に染まっておりました。さあて、ようやくこれからです。

そういえば今日は水谷社長が、クラウドファンディングの目標達成の御礼に登場しました。目標額5,000万円の151%達成! 大江戸もユニフォームのコースで浄財を投じましたが、これだけのファンの思いが集まったのですから、ぜひ勝利という結果で返してもらいたいものです。「施されたら、施し返す。恩返しです!」

 

 

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2020年10月17日 (土)

「みをつくし料理帖」:舞台挨拶も見ました   #みをつくし料理帖 #松本穂香 #角川春樹

1_20201017235601 映画『みをつくし料理帖』、丸ノ内TOEI①で舞台挨拶つきの上映を観ました。チケットの抽選販売ではずれてしまったのですが、その後もう1回舞台挨拶が追加されたので、2階席の前から2番目の列がゲットできました。

登場したのは松本穂香、奈緒、石坂浩二、若村麻由美、小関裕太、窪塚洋介、中村獅童、藤井隆、そして角川春樹監督。このご時世なので、一人一人の間に透明なついたてが設置され、マイクは一人一本。撮影のエピソードやら映画本編の解説やらいろいろでしたが、まだ観る前なのにMCの人がちょっとネタバラシし過ぎではありました。 みんな(着物姿の若村さん以外)白い服装に身を包み、本日のセンターは当然松本さんです。ナマの松本さんを見るのは昨年の二宮健監督『疑惑とダンス』のトークショー以来ですけど、あの時はキャパ100人未満のスクリーンだったのに、今回は509席の劇場ですからねえ。松本さん、いつまでも「この場に立っていることが恥ずかしくてしょうがない」という風情なのが、初々しいですね。一つ一つ言葉を選んで真摯に語る姿には、やはり好感が持てます。撮影にあたって、澪(みお)の特徴である「下がり眉」にすべく、顔の表情を練習したそうです(確かに画面では練習の効果が見えてます)。 それにしても角川さん、なんであんなにやせちゃったんでしょう? 大丈夫なのかしらん?

_20201017_203817_copy_1024x695 さて作品は、オーセンティックな「映画らしい」仕上がりになってました。角川監督は、自分の個性を出そうとせずにオーソドックスに撮ったそうですが、文字のフォントでいえば「教科書体」みたいな映画です。大衆娯楽としてわかりやすく、でも映画作りの各パート(美術とか衣装とか撮影とか…)の質は高く、何より主人公の澪(松本)が魅力的なキャラクターとして描かれています。松本もいつものほんわりした芝居プラス「大きめの娯楽作品の主演芝居」ができていました(泣きの芝居をはじめとして)。心に迫る良い表情が、何か所もありました(まだ力不足な場面もありましたが)。角川さんが最後の監督作の主演に選んだぐらいだから、これからもっと伸びていくことでしょう。数年来のファンとしては、感無量(プラス一抹の寂しさ)です。そういえば彼女、1年ほど前の『わたしは光をにぎっている』でも、役名が「澪(みお)」でしたね。

作中に自然な形で江戸版のタピオカブーム、テイクアウトグルメ、ミシュランや食べログみたいなものが出てきて、「ああ、いつの世も変わらないんだねえ」と、現代とのつながりを感じたのでありました。

 

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2020年10月16日 (金)

ぶどうスイーツの秋   #とろける濃厚生チョコラムレーズン #レーズン #ガトーフェスタハラダ #グーテデレーヌ #パッケージに隠れネコ

_20201013_125108_copy_847x550 秋はぶどう。 ってなわけで、ぶどうの2連発。

まずはロッテの「とろける濃厚生チョコ ラムレーズン」。レーズン5%、アルコール分0.4%とあります。オトナですねー。でも形は雪見だいふく!このパッケージに2個入っていて、あのプラスチックの二股ようじみたいなやつで食べます。へんなの。

_20201017_002914_copy_661x351 でお味はですね、うーん、どうなんでしょう? ラムレーズンの含有量がやけに少ないし、ロッテにありがちなアイスクリーム(アイスミルク区分ですが)もチョコレートも今一つ二つっていうパターン。雪見だいふくの白い粉の代わりにチョコの粉末がかけてあったりしますが、これって食べるときに粉が飛び散るのが気になっちゃうんですよねー。期待した割に…ってことになってしまいました。

 

_20201017_001858_copy_800x600 気を取り直して、もう一つのぶどうはガトーフェスタ・ハラダの新作「グーテ・デ・レーヌ」。商品名の意味は「女王様のおやつ」ってことです。期待できますね。パッケージ等のラヴェンダー色もキレイです。

_20201017_002702_copy_800x574 薄切りガトーラスクの間にクリームとレーズンを挟んだ商品。まあ、おいしくないわけはありませんね。おいしいです。

クリームがホワイトチョコレート系なのですが、大江戸の好みから言うと、マルセイバターサンドみたいなバタークリーム系がいいなあ。ま、高望みをするならね…。

あとお値段はちょっと(ハラダの商品の中では)お高め。3個入りで税込540円でした。

_20201017_002450_copy_600x816 でもこれ、パッケージもラヴェンダー色でオシャレですよ。そして、商品がなくなって初めてわかるのですが、おしゃれな窓から覗くはなんとネコちゃん!

_20201017_002553_copy_880x691 これはカワイイ! これはバズりますね。 パッケージデザイナーさん、お見事です!

 

 

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2020年10月15日 (木)

「浅田家!」:テンポの悪さと毒気のなさ   #浅田家 #中野量太 #二宮和也 #黒木華 #菅田将暉 #浅田政志

1_20201015222201  映画『浅田家!』は、あのヘンテコ写真集『浅田家』の浅田政志とその家族を描いた物語。後半はそこに3.11東日本大震災が大きく関わって来ます。でも前半はまあまあ快調だったのに、後半は結構たっぷり長めの描写が続いて、映画のテンポが悪かったなあ。中野量太監督の思い入れの強さが空回りした感があります。

浅田政志とその家族って、相当ぶっとんだ変な人たちかと思ってましたが、(まあ変だけど)普通に毛が生えた程度で、親しみの持てる人たちとして描かれています。まあニノが演じるから仕方ないけど、この政志はダメな一方でマジメすぎ&カッコ良すぎですよねえ。ダメな政志をとっちめる若奈役の黒木華のおかげで、何とかキャラクターが成立しております。

てなわけで、またしても黒木華いいですねー。本当にいつもいつもうまい人です。 そして、菅田将暉も本作ではオーラを消して地味~に演じて良かったです。こういうワザも使えるんですね。

中野量太作品としては、『湯を沸かすほどの熱い愛』『長いお別れ』と2作連続でその年のベストテンに入れている大江戸ですが、本作は入らないでしょうねえ。テンポの悪さと毒気のなさが物足りないのです。

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2020年10月14日 (水)

日本代表、2020年初得点・初勝利!と、湘南またも0-1敗戦   #サッカー日本代表 #日本対コートジボワール #湘南ベルマーレ #ベルマーレ

_20201014_213942_copy_463x588 深夜に生中継されたサッカー日本代表vs.コートジボワール代表inオランダを観戦。ご存じの通り、またも(カメルーン戦に続き)スコアレスドローなのかと思ったアディショナルタイムに、柴崎のFKを植田がヘディングで決めて1-0の勝利。11月にも代表戦をセットしたそうですが、まずは1点取れて、勝つことができて、良かったです。

スタメンも当然初戦とはかなり変えてきましたが、こっちの方がコンビネーション、バランスが良く、しっかり戦えてました。やはりボランチに遠藤航が入ったのが攻守にわたり効いていました。さらに室谷、中山の量SBがかなり頑張っていたと思います。室谷があの程度できるのは当たり前ですが、中山はボランチではなくサイドバックでもあの程度まではできるというのは収穫でしょう。そして、CB吉田、富安の安定感とうまさ、強さ。2試合を0点に抑えたDFは、ほぼ完璧です。

一方で前の方には物足りなさが残ります。アタッキングゾーンでの連携の悪さ、アイディアの足りなさ、ミスの多さ(なんかベルマーレの前線のことを言ってるみたいです)。久保建英は結構ブレーキになってましたし、ボールを失うことも多過ぎました。なんか2試合とも調子悪かった感じ。 でも伊東純也は2試合とも、特別な存在感を見せつけていました。足の速さと前への推進力に加えて、守備面でも貢献大でした。あとはクロスやフィニッシュの精度なんですけど、伊東が良いクロスを入れてもFWがダメだったことも何度かありましたし。かなり株を上げたと思います。

それにしても、最後の最後に勝てたのは大きいですね。

 

一方で本日のJリーグ、湘南ベルマーレvs.セレッソ大阪戦をダゾーンで見たのですが、こちらは(湘南からすると)日本代表とは逆のパターン。0-0で引き分けかと思ったアディショナルタイム残り1分ぐらいのセットプレー(CK)で、またしても守り切れずに失点。ヘディングで決められ、土壇場ぎりぎりで勝ち点1を失いました。ほんとに今期は、こればっかりです! 21試合を終えて2勝3分16敗、そのうち1点差負けが12試合!そのうち0-1の敗戦が8試合! ほんとにあと一歩で踏ん張り切れないんです。75分越えてから(特にアディショナルタイム)の失点がやたらと多いんです。ファンとしては、いつもガックリです。

守備は頑張ってるんです。ここ5試合で6点しか与えていないんですが、ここ6試合で1点しか取れてない攻撃がねえ…。今日もタリクや岡本には随分とがっかりさせられました。ここまで負け続けるのはかつてなかったことです。新しい経験をさせてもらってます。忍耐力が鍛えられますね。

 

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2020年10月13日 (火)

「オン・ザ・ロック」:ウディ・アレン的な佳品   #オンザロック #ソフィアコッポラ #ウディアレン #ビルマーレイ

1_20201013215801 映画『オン・ザ・ロック』は、ソフィア・コッポラ監督(脚本も)の最新作。かのA24作品でもあります。そして、あたかもウディ・アレン作品のようにニューヨークを舞台にした小粋なコメディの佳品です。

アレン翁が社会的糾弾を受けて新作を世に放てない状況を受けて、ソフィアがその穴を埋めるべく作ったような作品。ロケ地の選定とか、全編にあふれるスノッブさやセレブ感、しゃれた台詞のおかしみ、音楽にジャズを使用、などなど--アレンへのオマージュにあふれているのです。

そこに加わるスパイスが、ビル・マーレイのポーカーフェイスな味わい。彼が演じる父親と娘との関係に、どうしてもフランシスとソフィアのコッポラ父娘がダブってしまうのですが、そこを見せるだけの映画でもあります。そして、成功しています。

さらさらとお茶漬けのように(?)軽い映画です。でもその軽さ、軽やかさがいいんです。ソフィアとしても、肩の力を抜いて作ったのでしょう。こういう良質の小品がきちんと映画館で公開される日本であり続けてほしいものです。でも調べたら、この作品はApple TVの配信がメインみたいですねえ。(配信嫌いの大江戸としては)「嫌な時代」だと言っておきましょう。

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2020年10月12日 (月)

「異端の鳥」:生きる   #異端の鳥 #映画異端の鳥

01 映画『異端の鳥』は、チェコ/スロヴァキア/ウクライナ合作でモノクロ2時間49分の力作。事前に「ヴェネツィア映画祭で途中退場者続出」とか「残酷で正視に堪えない場面が多い」みたいなことを聞いていたので、どんなに酷いのかと思っていたら、肩すかしというか、特段の残虐描写はほとんどありませんでした(目玉の件りぐらいですかね)。

ただ、人間の本性としての「悪意」「残酷さ」は全篇を通して描かれていて、そこらへんのいたたまれなさが心にのしかかってくるのです。

台詞は極めて少なく、台詞で物語を説明しようとはしておらず、あくまでも映像で物語を伝えています。その徹底ぶりは、ほとんど「セミ・サイレント映画」といった趣きです。後年、この映画を観ただけで「何年ごろの作品か?」と問われて、正解を答えられる人は少ないことでしょう。

人間は残酷なものであり、環境に追い詰められるほど(例えば戦時下)それが噴出しやすいということなのでしょうが、この少年の「地獄めぐり」の凄まじさは、確かに衝撃的です。ここから私たちは何を学び取れるのでしょうか。

“The Painted Bird”という原題の意味が明らかになるシークェンスでは、少年と「色を塗られた鳥」との相似に唸らされます。そして、残酷なのは人間だけじゃない。動物もだ。生きるものの本質なのだと気づかされるのです。しかし、何があってもこの少年は「生きる」のです。それもまた、命があって生きるものの本質なのでしょう。

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筒美京平先生がぁ… #筒美京平 #裕木奈江

筒美京平大先生が80歳でご逝去されました。1960年代から今日まで作曲活動を続けてきた「ミスター歌謡曲」です。報道によれば、2,800曲もの作品があるようですが、特に'70~80年代にかけては本当に見事な名曲の数々に驚愕します。さすがに’90年代後半以降はヒット曲もほとんどなくなってきましたが、過去からの曲もカバーされたりカラオケで歌い継がれたりして、その偉業は色あせることがありません。不世出の天才でした。

それにしてもヤフー!ニュースの見出しに「スニーカーぶる~す」を使って、一番の代表曲みたいな扱いにしていたのは遺憾ですねえ(書いた人には思い入れがあったのでしょうが)。もっとあれだとかこれだとか、数多くの名曲があるってーのに。

あまりに曲が多すぎるので、ウィキペディアの助けを借りて(当然そこにも全曲出ているわけではありません)大江戸が特に好きな曲名を挙げることで、追悼に代えさせていただきます(順不同・シングル曲に限りましたので、裕木奈江『平塚のうわさ』とかは入ってません)。合掌。

木綿のハンカチーフ(太田裕美)  また逢う日まで(尾崎紀世彦)  さらば恋人(堺正章)  ブルーライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)  17歳/潮風のメロディ/早春の港/ひとかけらの純情(南沙織)  初恋のメロディー(小林麻美)  私の彼は左きき/アルプスの少女(麻丘めぐみ)  日曜日はストレンジャー/プリティー・プリティー(石野真子)  半分少女/まっ赤な女の子/魔女(小泉今日子)  センチメンタル・ジャーニー(松本伊代)  夏色のナンシー(早見優)  あなたを・もっと・知りたくて(薬師丸ひろ子)  泣いてないってば/拗ねてごめん(裕木奈江)  AMBITIOUS JAPAN!(TOKIO)

 

 

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2020年10月11日 (日)

松本穂香「ジェラートってなに?」展   #ジェラートってなに #松本穂香 #川島小鳥 #渋谷パルコ

_20201011_215518_copy_1024x672 渋谷PARCOの1F「COMONGSOON」(小ギャラリー)で、写真家の川島小鳥さんが松本穂香を撮った写真展『ジェラートってなに?』をやってます(~10/14)。

_20201011_230450_copy_768x1077 これは同名の写真集が11月9日に発売されるのを記念しての展覧会(とは言っても1分もあれば見られるぐらいのものなんですけど)。

 

_20201011_215614_copy_768x1125 会場には大小の写真が壁面に貼られておりますが、なにしろガラス張りの狭いスペースなので、外にいてガラス越しでもあらかたの作品が見られるという…。ま、入場無料だから、いいんですけど。

 

_20201011_215544_copy_768x1206 川島さんらしく、女の子のナチュラルな良さを引き出しております。松本さんのぽわーっとした個性がにじみ出ておりました。色もキレイ。

 

Dsc_4616_copy_1280x720 会場ではこの展覧会グッズも売っているのですが、売り切れ続出のようで、もうTシャツとステッカーぐらいしか現物は残っていませんでした。あとはオンラインショップ買えるとのことでした。ちょっと残念。

 

_20201011_215415_copy_1024x994 入口正面にあったメガネの穂香さんも、割と良かったですね。ま、『ひよっこ』の澄子以来、この人のメガネ姿は無敵ですから。

 

 

 

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2020年10月10日 (土)

「フェアウェル」:オークワフィナがさらりと名演!   #フェアウェル #オークワフィナ #A24

1_20201010234601 映画『フェアウェル』は、これまたコロナの影響で公開が延期になっていた作品。今を時めくA24の作品で、いろんな種類のマイノリティーにフォーカスしていくA24らしく、中国人ファミリーを通して中国とアメリカの(東洋と西洋の)考え方のギャップを描いています。

(以降ネタバレあり) でも、大江戸は病気に関しては告知主義者なので、この中国の人たちの行動には(アメリカ人的に)抵抗があります。癌は死ぬ時期がわかってて、それまでにきちんと準備ができるから「良い病気」だとする説さえあるじゃないですか。だから、大江戸は絶対に教えてもらいたいし、家族がそうなったら教えたいと思います。

もちろんこの映画は、それが良いとか悪いとかじゃなくて、世界にはいろんな考え方があるということとや家族の温かさなどを描いているわけです。でも、そんなテーマ性よりもむしろ、ユーモラスな語り口の達者さだとか、人々に向けるまなざしの優しさに美点がありますよね。

そして、すべてを超越してこの作品の中心にいるのがオークワフィナ! 『オーシャンズ8』でも素晴らしく印象的だった彼女ですが、その表情が見事で目が離せません。心の残る人物造詣を、軽々とこなしています--決して力まずに、さらりと、あっさりと。大江戸の主演女優賞候補の一人です。

最後の最後でさらりと肩すかし。ちょっと笑っちゃいますけど、実話なんでしょうがありませんね。

 

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2020年10月 9日 (金)

日本代表、2020年初戦はスコアレスドロー   #サッカー日本代表 #サムライブルー #日本対カメルーン

_20201009_231658_copy_250x277 まっこと久しぶりのサッカー日本代表戦でした(うれしい!)。ヨーロッパ遠征での2連戦の初戦=対カメルーン@ユトレヒト(オランダ)。この状況下なので、日本からは選手を連れて行かず、全招集メンバーがヨーロッパのクラブに所属している選手たち。いやはや、凄い時代になったものです。

サムライブルーの先発は吉田から大迫まで、だいたいこれまでの主力たち。GKが権田だというのと、(長友が数日前に胃腸炎で離脱したので)左SBに安西が入ったのとボランチに中山が入ったことが新要素でした。ちなみにスタジアムは無観客。

前半は、両チームとも「ならし運転」って感じ。当然ながら、連携もよくできていないし、ミスも多いです。ただ、各国リーグのさなかなので身体のコンディションは良さそうで、走れてるし、球際もしっかりデュエルしてます。日本はいくつかあったチャンスをものにできずに、スコアレスで折り返し。

そして後半もいくつかの決定機はあったものの決めきれず、カメルーンもあまりコワさを見せつけることはなく、そのまま0-0で終了。うーん、なんか物足りない試合でした。堅すぎる。南野の代表6試合連続ゴールも成りませんでした。

後半途中から入った久保建英はミスばかりが目立ちました。相手のリーチと自らの体の弱さに難儀していた様子。まあ、尻上がりに良くなったのか、相手を外してあげたクロスだとか、枠に飛んだラストプレイのフリーキックとかは良かったのですが…。

どの選手にも良い部分と悪い部分がありました。まあ、これだけ間隔があいた代表戦なんだから無理もないと言えるでしょう。交代で入った伊東純也も、相変わらず足の速さは素晴らしいけれど、連携の悪さとクロスの精度の低さがねえ…。あと、フル出場の中山雄太は予想以上に良かったです。ミスもあったけれど、積極的な攻撃参加など健闘しておりました。

2試合目(コートジボワール戦)は、今日出なかった遠藤航とかシュミット・ダニエルとか、三好や室谷などに期待したいですね。

 

 

 

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2020年10月 8日 (木)

佃大橋と隅田川   #佃大橋 #隅田川 #勝どき橋 #隅田川の夕景 

_20201006_175553_copy_1024x613 おとといの夕方、佃大橋を明石町から月島に歩いて渡りました。日が落ちるのも随分早くなりました。

隅田川にかかる橋は夕方以降はライトアップされているようで、佃大橋もご覧のように美しく照らされて、またそのさまが川面に反射している様子なども、ことのほか風情がありました(って、なんか古文の解釈文みたいになっちゃってますね)。ってか、月島・佃側のビルとこの橋とで、なんかマンハッタンみたいかも。

 

_20201006_175653_copy_1024x633 佃大橋は上流側にも下流側にも歩道があるのですが、今回は下流側を通りました。なので、遠くには勝どき橋が見えるのです。右のブリッジでつながっているビルは、聖路加タワー。いいですね、ビルと水の風景。

 

_20201006_175807_copy_1280x760 勝どき橋もライトアップされてキレイ。いやー、ますますマンハッタンですね。

こういうの見ると、やっぱり水の景色があってこその東京だと思えますよね。戦後の東京からはどんどん水(川、運河)が消えていったわけですが、「えらいぞ、隅田川!」ですね。

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2020年10月 7日 (水)

ビミョーなドリンク×3   #グアテマラブレンド #天然水贅沢スパークリング白ぶどう赤ぶどう #ラッキーガラナ

_20201007_120812_copy_600x726 最近飲んだビミョーなドリンクを3つご紹介。

まずは10月6日新発売、セブンイレブンのホットコーヒーの「グアテマラブレンド」(レギュラーサイズ/税込120円)です。通常のコーヒーが税込100円。先日まで併売していた「キリマンジャロブレンド」が税込110円なので、最高記録?です。カップの色が赤(普通のは白、キリマンは青)。

で、お味は、うーん、どうなんすかね、これ? 普通のコーヒーより酸味が少なく、スッキリとした苦みが立っていたのがキリマンなら、今度のグアテマラは更に酸味がなく苦い感じ。香りもコゲっぽいほど、ローストが強いのです。うーむ。今後は普通のコーヒーでいいです。

 

_20200922_170337_copy_800x513 次にご紹介するのは、サントリーの「天然水 贅沢スパークリング 白ぶどう&赤ぶどう」。強炭酸です。ごらんのように、微妙に色がついた透明もどきの液体です。

で、お味は、うーん、どうなんすかね、これ? 味がない。まあ、基本強炭酸水なんでいいんでしょうけれど、多少ぶどうの香りがあるだけに、飲んでみて「あれっ?」っていう違和感は否めません。なんか、「つまんない」感じ。これだけブドウ感(武道館ではない)出したら、やっぱり味がして甘くないとどうしてもがっかりしちゃいます。でしょ?

 

_20201007_120411_copy_600x942 そしてこちらは、支援者の方からの函館みやげ。「ラッキーガラナ」。ドリンクとしては、なんとも珍しいデザインですね。下部に「HAKODATE LUCKY PIERROT」って書いてあるのは、この商品の販売者が(有)ラッキーピエログループだから。ついでながら販売者は、日本アスパラガス株式会社 岩内工場です。

いただいたおみやげなのに、「ビミョー」カテゴリーで紹介しちゃっていいんでしょうか?とも思いますが、まあ、ピエロとイカに免じて許してください。 _20201007_120658_copy_600x807 …ってわけで、裏面のデザインはこちら。 なんともドリンクっぽくありませんんね。しかも100万ドルの夜景をうたいながら、イカのかぶりものをした人たちを3人も潜り込ませています。それはイカがなものかなあ。まことにイカんであります。

お味はというと、うーん、どうなんすかね、これ? やけに薄口なんです。ガラナって、さすがにもう少し濃いと思うんですけど、どうでしょう?ガラナのソーダ割りのごとくグイグイ飲めちゃう感じ。大江戸は単体で飲んだのですが、もしかしたらこのピエロの絵のように、ハンバーガーあたりと合わせるとちょうどいいのかも知れませんね。

それにしても有楽町交通会館の北海道ショップにもコアップガラナともう1種類売ってたし、北海道とガラナのつながりってのは何なんでしょう? 知ってる人がいたら、教えてください。

 

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2020年10月 6日 (火)

「窮鼠はチーズの夢を見る」:LGBTQ映画の転換期   #窮鼠はチーズの夢を見る #大倉忠義 #成田凌 #行定勲  

1_20201006210801 映画『窮鼠はチーズの夢を見る』は、6月公開予定が新型コロナの影響で3か月ちょっと延期されました。ヒットしているようですが、客層はほぼ若い女性。なので、開映前もマスク越しのおしゃべりが騒がしくて、びっくりしました。あと、大倉と成田の生々しいベロチューのシーンなんかになると、「あ…」っていう声やざわめきが起きたりして、笑っちゃいました。

ジャニーズの役者を使ったメジャー規模の作品で、トップクラスの監督(行定勲)が撮って、シネコン公開でヒットもして…と、社会の大きな流れを受けて、今年はLGBTQの映画も新しい局面に入った感じです。キワモノではなく、普通の恋愛映画として作ってるし。そして今もシネコンでは、本作に加えて『ミッドナイトスワン』や『マティアス&マキシム』なんかがかかっていますしね。

大倉忠義、成田凌ともに好演ですけど、やっぱり凄いのは成田凌。子犬とか小動物みたいな顔をして、いつも袖の長いセーターやシャツで、いつも通りの質の高さで、天才的な芝居を見せてくれます。彼をキャスティングすると、だいたい数%~数十%ほど作品の質が上がります。 とあるシーンで大倉が「カールスバーグ。」とオーダーした時の成田の「ハハ…。」は、(勝ち誇ったような、ほっとしたような、相手を小馬鹿にしたような感じで)絶品でした。

行定勲監督って、そこそこ重要な役にあまり知名度のない役者を使うことがけっこうあるような気がするのですが、本作の女性たちがまさにそれ。吉田志織(どっかで見たと思ったら、チワワちゃんだったのね。カワイイです)、さとうほなみ(竹内結子と柴咲コウを混ぜたような顔だと思ったら、ゲスの極み乙女。のドラマーだったと知ってびっくり)、咲妃みゆ(大倉の妻役。宝塚の月組娘役トップだったんですってね)、小原徳子(大倉の浮気相手役)と、男二人の引き立たせ役として適任な人たちを配置しています。そこらへんのアンテナが、さすがですね。

 

 

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2020年10月 5日 (月)

「ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン」:凄い人   #ライフイズカラフル #ピエールカルダン #映画カルダン #高田賢三

1_20201005222601 映画『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』は、今年98歳のカルダンのデザイナー人生を追ったドキュメンタリー。オーソドックスな作りですが、面白くて目が離せません。

カルダンって、大江戸の幼き日からライセンス商品がやたらとあって、ロゴ入りのタオルとかスリッパとかしょーもないものも多かったために、低く見ておりました。大丸なんかでオバチャン服として大きく扱っていた印象もあったので。でも、やっぱり凄い人だったんですね。

広告にも出ている彼の5大業績に驚きます。1.プレタポルテを牽引して、ファッションを大衆のものにした。 2.世界で初めてメンズ・コレクションを打ち立てた。 3.時代に先駆けて、日本人や黒人のモデルを起用。 4.ライセンス契約を導入して、メチャメチャ多くの商品をデザインした。 5.社会主義の中国やソ連でファッションショーを敢行。 ね、凄いんです。こういったことを教えてくれるドキュメンタリーなので、面白くないわけがありません。

その人生を証言するメンバーも豪華。ナオミ・キャンベル、シャロン・ストーン、ジャン=ポール・ゴルチエ、フィリップ・スタルク、アリス・クーパーらに加えて、日本からも高田賢三、森英恵、桂由美が登場してカルダンを語りますし、来日時の様子や文化服装学院の授業なども描かれています。

それはそうと、ケンゾーさん亡くなっちゃいましたね(新型コロナで/享年81)。このインタビューでも元気ですし、数か月前の『ぴったんこカンカン』でもパリの自宅で元気な姿を見せておられたのに…。今年はカンサイさんもケンゾーさんも鬼籍に入られました。なんて年でしょう。

カルダンじいさんは、映画で見る限りまだまだお元気そうです。仕事もしてます。凄いなあ。

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2020年10月 4日 (日)

湘南、3試合連続の0-1敗戦   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対FC東京 

_20201004_220035_copy_800x557 ここのところ毎週末BMWスタジアムでベルマーレのホームゲームがあるので、通っております。負けても負けても、通っております。本日は湘南vs.FC東京。

今日はチームエンブレム入りのマスク(5色)をスタジアム売店で販売ってことで、(ネットで買うと、発送料がやたらと高いので)キックオフ1時間前ぐらいに行ったら、狙っていた黒と紺はすでに売り切れ。並んでるうちに青も売り切れたので、写真のライトグリーンを買いました。なんと最後の1個でした(あと白があったけど、それもその後売り切れました。大江戸は今年の七夕仕様のブルーも持っているので(観戦の日はいつもつけてます)、2つ目でございます。

_20201004_160108_copy_800x521 ベルマーレは1週間ぶりの試合ですが、FC東京は0-1水曜日にも戦っているため、先発全員ターンオーバーで、若手中心の顔ぶれ(まあ、Bチームですね)。これなら勝てるんじゃない? でもツートップはディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン  なので、破壊力抜群。厳しい相手には違いありません。そして、メインスタンドの大江戸の席のそばには、ダゾーンの(ですよね?)撮影担当の方(女性)も。

_20201004_155716_copy_1024x699 で、…負けました。またも0-178分までは持ちこたえておりましたが、アダイウトンに決められて、取り返せず。これで4試合連続のスコアレス敗戦。そして3試合連続の0-1です(鹿島、川崎、東京と上位チームばかりとはいえ…)

_20201004_155848_copy_1280x725 湘南は、前節は急造スリーバック(舘、石原広教、田中)でしたが、故障明けの大野が戻って来たことで安心して見ていられました。田中はまたもや高校生とは思えぬ落ち着きと攻撃センスで良い出来だったのですが、彼が負傷して交代で入った(これも怪我から戻った)坂のミスを突かれての失点。坂は他にもミス連発で、判断も遅くて、がっかりでした。

_20201004_155959_copy_1024x589 今日は岡本を早めにコバショーに代えるべきでしたね。松田を入れたタイミングで、もしくは最後の交代を3枚代えにするとかして。いくら怪我人が多いとはいえ、不可解な采配が多すぎるんです、浮島監督。サポーターの掲示板を覗くと、怒りや監督交代を求める書き込みばっかりですもん(指宿をディスる投稿も多いけど)

_20201004_160036_copy_800x514そしてそして、シュート1本ですもん!それじゃあ点取れませんよ。ペナルティーエリアのあたりで、「とりあえず打っとけ!」ってタイミングでも、横にパスしちゃって結局チャンスをふいにしてばっかりですから。いったい、どうなっちゃってるの??

「明けない夜はない」と言うものの、「どこまで続くぬかるみぞ」ですね。関係ないけど、だいぶ涼しくなったのに、まだ「飲水タイム」を設けてますね。今期は最後まで、これやるんですかね?

_20201004_155924_copy_800x535 あと、浮嶋監督はいまだに半ズボンなんですけど、いつまでそうするんですかね?

 

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2020年10月 3日 (土)

「ミッドナイトスワン」:服部樹咲の素晴らしさ   #ミッドナイトスワン #内田英治 #草彅剛 #服部樹咲

1_20201003224101 映画『ミッドナイトスワン』は、ネトフリの『全裸監督』で注目された内田英治の脚本・監督作品。草彅剛がトランスジェンダーの役ということで注目されておりますが、作品の半分は『ブラックスワン』のごときバレエ映画なのでした。

もちろん草彅も健闘しておりますが、それ以上に圧倒されたのがDVを受けて心を病んだ主人公の中学生を演じる服部樹咲。2006年生まれですから、正真正銘の中学生です。おでこが広くてバレエを踊るので、『花とアリス』の蒼井優を思わせたりもします。でも、役柄上とっても無口で暗いのです。でも、本当にバレエの世界の実力者だそうで、確かに踊る場面では目が釘付けになってしまいます。大江戸はバレエへの興味と造詣はないのですが、でも彼女の踊る姿の美しさには感銘を覚えました。そして演技も素晴らしく、一人の人間の変化を見事に演じていました。今後も女優業を続けてもらいたい逸材です。

(以降ネタバレあり) 孤独な魂が出会って、徐々に結びつきながらも・・・という物語。物語はともかく、一つ一つの描写や映像が、実に上質の「映画」なのです。時として説明不足(あえてそうしているよと思います)過ぎますが、映画としての情動をしっかりと沸き出させています。  内田監督は、甘っちょろい映画にはしないように、作品をコントロールしておりました。草彅の最期は、アッシェンバッハ先生(『ベニスに死す』)のようでしたけどね

渋谷慶一郎によるピアノ曲も美しかったです。

 

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2020年10月 2日 (金)

「風立ちぬ」('76):暗くて魅力薄   #風立ちぬ #山口百恵 #三浦友和

O0640048014498949751 NHK-BSPで映画『風立ちぬ』(1976)を鑑賞。山口百恵の主演文芸映画としては5本目。百恵ー友和コンビ作品としては4本目です(第4弾『エデンの海』は、相手役が南條豊だったので)。大江戸は初見です。

うーん、古臭いし、映画的には見るべきところがないし、結構暗いし、まいりました。魅力薄な作品です・百恵ー友和の純愛部分は悪くないのですが、いかんせんドラマが単調で、面白くありません。死病もの×戦争に引き裂かれた二人ってことなんですけど、このポスターみたいに爽やかで楽し気な場面ってほとんど無いし、当時の観客は重い気分で映画館を出ざるを得なかったのではないでしょうか?

今のアイドル映画からは考えられない作品です。こういう作品に紅涙を絞られて満足する時代だったのでしょうねえ。昭和は遠くなりにけり、です。

どうでもいいけど、三浦友和の髪が長すぎて、戦時下の話としては違和感があります。ま、’70年代ってそういうことがよくある時代でした。 山口百恵は芝居がうまくはないのですが、病人役なので化粧っ気のない、その薄幸そうな感じが似合っておりました。

あ、ちなみに宮崎駿監督の『風立ちぬ』(2013)とは、まったく別の話ですからね。

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2020年10月 1日 (木)

神保町ビル別館の最期の姿   #神保町ビル別館 #神保町ビル #旧相互無尽会社 #近代建築

_20201001_222510_copy_1200x1654_1 神保町の岩波ホールの裏手にある神保町ビル別館(正式には「旧相互無尽会社」)を、9月21日に撮影しました。スマホでですが。

_20201001_222719_copy_1024x1478 ここ、9月8日から解体工事が始まるってことで、大江戸が訪れた時もビル壁面に貼られた掲示にはそのように書いてあったのですが、9月21日時点ではまだ始まっていないようでした。

_20201001_222654_copy_1200x1937 ネットで調べたら、千代田区が「記憶を継承するための部分保存を所有者(小学館不動産)に要望している」とか「区もビルの調査や、小学館不動産との協議に乗り出した」とか書いてあったので、そこらへんの結論待ちなのかも知れませんね。

_20201001_222743_copy_1200x1777 遠くから見ると、味のある茶色。近寄って見ると、時代を感じさせるスクラッチタイルが全体を覆い、1階のアーチ型窓やX形格子が入った窓など、何んとも素敵な意匠が近代建築好きの心をくすぐります。良いビルです。

_20201001_222852_copy_1200x1939 1930(昭和5)年竣工ということですから、90歳。まあ、よくぞここまでもったものですが、それでも惜しいですねえ。欧米に行けば、もっと古いビルはいくらでもあるわけだし(地震はほとんど無いんでしょうけど)。クリント・イーストウッドがこの年の生まれなんですって。やっぱすげーな、クリント。

普通のオフィスビルなのでかなわなかったけど、できることなら中も見ておきたかったです。

隣の空き地側の壁面は、一部が建物の形にタイルのな状態になっていて、まさに典型的な「原爆型トマソン」でした。

_20201001_222927_copy_1200x1831 前沢友作氏あたりが、土地ごと買い取って、補強とリノベーションをして、この姿を残してくれるといいんですけどねえ!

 

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