「みをつくし料理帖」:舞台挨拶も見ました #みをつくし料理帖 #松本穂香 #角川春樹
映画『みをつくし料理帖』、丸ノ内TOEI①で舞台挨拶つきの上映を観ました。チケットの抽選販売ではずれてしまったのですが、その後もう1回舞台挨拶が追加されたので、2階席の前から2番目の列がゲットできました。
登場したのは松本穂香、奈緒、石坂浩二、若村麻由美、小関裕太、窪塚洋介、中村獅童、藤井隆、そして角川春樹監督。このご時世なので、一人一人の間に透明なついたてが設置され、マイクは一人一本。撮影のエピソードやら映画本編の解説やらいろいろでしたが、まだ観る前なのにMCの人がちょっとネタバラシし過ぎではありました。 みんな(着物姿の若村さん以外)白い服装に身を包み、本日のセンターは当然松本さんです。ナマの松本さんを見るのは昨年の二宮健監督『疑惑とダンス』のトークショー以来ですけど、あの時はキャパ100人未満のスクリーンだったのに、今回は509席の劇場ですからねえ。松本さん、いつまでも「この場に立っていることが恥ずかしくてしょうがない」という風情なのが、初々しいですね。一つ一つ言葉を選んで真摯に語る姿には、やはり好感が持てます。撮影にあたって、澪(みお)の特徴である「下がり眉」にすべく、顔の表情を練習したそうです(確かに画面では練習の効果が見えてます)。 それにしても角川さん、なんであんなにやせちゃったんでしょう? 大丈夫なのかしらん?
さて作品は、オーセンティックな「映画らしい」仕上がりになってました。角川監督は、自分の個性を出そうとせずにオーソドックスに撮ったそうですが、文字のフォントでいえば「教科書体」みたいな映画です。大衆娯楽としてわかりやすく、でも映画作りの各パート(美術とか衣装とか撮影とか…)の質は高く、何より主人公の澪(松本)が魅力的なキャラクターとして描かれています。松本もいつものほんわりした芝居プラス「大きめの娯楽作品の主演芝居」ができていました(泣きの芝居をはじめとして)。心に迫る良い表情が、何か所もありました(まだ力不足な場面もありましたが)。角川さんが最後の監督作の主演に選んだぐらいだから、これからもっと伸びていくことでしょう。数年来のファンとしては、感無量(プラス一抹の寂しさ)です。そういえば彼女、1年ほど前の『わたしは光をにぎっている』でも、役名が「澪(みお)」でしたね。
作中に自然な形で江戸版のタピオカブーム、テイクアウトグルメ、ミシュランや食べログみたいなものが出てきて、「ああ、いつの世も変わらないんだねえ」と、現代とのつながりを感じたのでありました。
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