神保町ビル別館の最期の姿 #神保町ビル別館 #神保町ビル #旧相互無尽会社 #近代建築
神保町の岩波ホールの裏手にある神保町ビル別館(正式には「旧相互無尽会社」)を、9月21日に撮影しました。スマホでですが。
ここ、9月8日から解体工事が始まるってことで、大江戸が訪れた時もビル壁面に貼られた掲示にはそのように書いてあったのですが、9月21日時点ではまだ始まっていないようでした。
ネットで調べたら、千代田区が「記憶を継承するための部分保存を所有者(小学館不動産)に要望している」とか「区もビルの調査や、小学館不動産との協議に乗り出した」とか書いてあったので、そこらへんの結論待ちなのかも知れませんね。
遠くから見ると、味のある茶色。近寄って見ると、時代を感じさせるスクラッチタイルが全体を覆い、1階のアーチ型窓やX形格子が入った窓など、何んとも素敵な意匠が近代建築好きの心をくすぐります。良いビルです。
1930(昭和5)年竣工ということですから、90歳。まあ、よくぞここまでもったものですが、それでも惜しいですねえ。欧米に行けば、もっと古いビルはいくらでもあるわけだし(地震はほとんど無いんでしょうけど)。クリント・イーストウッドがこの年の生まれなんですって。やっぱすげーな、クリント。
普通のオフィスビルなのでかなわなかったけど、できることなら中も見ておきたかったです。
隣の空き地側の壁面は、一部が建物の形にタイルのな状態になっていて、まさに典型的な「原爆型トマソン」でした。
前沢友作氏あたりが、土地ごと買い取って、補強とリノベーションをして、この姿を残してくれるといいんですけどねえ!
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