「風立ちぬ」('76):暗くて魅力薄 #風立ちぬ #山口百恵 #三浦友和
NHK-BSPで映画『風立ちぬ』(1976)を鑑賞。山口百恵の主演文芸映画としては5本目。百恵ー友和コンビ作品としては4本目です(第4弾『エデンの海』は、相手役が南條豊だったので)。大江戸は初見です。
うーん、古臭いし、映画的には見るべきところがないし、結構暗いし、まいりました。魅力薄な作品です・百恵ー友和の純愛部分は悪くないのですが、いかんせんドラマが単調で、面白くありません。死病もの×戦争に引き裂かれた二人ってことなんですけど、このポスターみたいに爽やかで楽し気な場面ってほとんど無いし、当時の観客は重い気分で映画館を出ざるを得なかったのではないでしょうか?
今のアイドル映画からは考えられない作品です。こういう作品に紅涙を絞られて満足する時代だったのでしょうねえ。昭和は遠くなりにけり、です。
どうでもいいけど、三浦友和の髪が長すぎて、戦時下の話としては違和感があります。ま、’70年代ってそういうことがよくある時代でした。 山口百恵は芝居がうまくはないのですが、病人役なので化粧っ気のない、その薄幸そうな感じが似合っておりました。
あ、ちなみに宮崎駿監督の『風立ちぬ』(2013)とは、まったく別の話ですからね。
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