「脳天パラダイス」:デタラメで寒い #脳天パラダイス #山本政志 #トランス映画
映画『脳天パラダイス』は山本政志監督による、とにかくデタラメでバカバカしくて狂った作品。そういうと面白そうなんですけど、うーん、別に面白くもありませんでした。デタラメが花火のように炸裂するのではなく、暴発してしまったような…。
それぞれの人物やエピソードが圧倒的に突き抜けてるかというと、そうでもなく、驚くような映像パワーやスピード感があるかというと、そうでもなく…。っていうか、むしろサムイです、画面。笑える所も期待したほどないし、…ってか笑えないし。音がない場面は多いし、テンポは妙にゆったりしてるし(テキパキ進まないし)、観てて寂寞感が襲ってきます。ガラガラの場内も、それに拍車をかけておりました。「トランス映画」を標榜するなら、もっと極めてほしかったところです。
言っちゃあ悪いけれど、全てにわたって感覚が古いんです。なのに、『キネ旬』なんかじゃこの作品をやけに称賛してたりして、・・・まあ、映画の観かたって人それぞれですねえ。
どうせなら、もっともっと過激に振り切っていただきたかったところです(子供が木の棒になるシュールさだけは面白かったですけど)。
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