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2020年12月 7日 (月)

「ばるぼら」:稲垣と二階堂はピッタリだけど…   #ばるぼら #手塚眞 #手塚治虫 #稲垣吾郎 #二階堂ふみ

1_20201207234601 映画『ばるぼら』は、父・手塚治虫の問題作を子・手塚眞が映画化した異色の作品。メインタイトルを見たら、「ばるぼら」(二階堂ふみの役名です)って「BARBARA」だったんですね。なーんだ、かなり変な名前だと思ったのに、ただのバーバラかあ。

幻想とエロスと頽廃に彩られた作品です。そして時代を超えたというか、スマホとか時々出て来る割には非常に’70年代前半を思わせる作品。ばるぼらも、美倉(稲垣吾郎)もウイスキーをストレートでがぶ飲みし、所かまわずタバコを喫いまくります。むしろ’70年代の「時代劇」としてやった方が良かったのかもしれませんが、そうすると製作費も高騰しちゃいますからね。

主役に稲垣と二階堂を得たことは、この作品にとって幸せでした。ピッタリです。頽廃的で野獣のような少女と、クールでキザな小説家というステレオタイプなマンガ的登場人物に、一定の説得力を持たせています。ハダカになれば偉いってもんじゃないけれど、そういう所も含めて二人とも大健闘しています。

でも、映画作品としてはねえ…。申し訳ないけれど、手塚眞の限界って気がいたします(まあ、前作『星くず兄弟の新たな伝説』に較べたら、千倍良いですけど)。クリストファー・ドイルの撮影も、過去に彼が成し遂げてきた素晴らしい仕事に較べると、パワーや輝きが足りないし。ついでに言えば、幻想味も足りないし…。艶も闇も狂気も、中途半端なんです。

でも、モダンジャズでゴリゴリ攻めた橋本一子の音楽は、非常にマッチしておりました。

どうでもいいけど、タイトルで出て来る手塚眞は「TEZKA」で、手塚治虫は「TEZUKA」って表記なんですよね(おまけに「眞」は「MACOTO」だし)。変なの。

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