「魔女がいっぱい」:ネズミもいっぱい #魔女がいっぱい #ロアルドダール #アンハサウェイ
映画『魔女がいっぱい』は、『チャーリーとチョコレート工場』のロアルド・ダールが原作。ま、子供向きの映画って感じも強いのですが、もちろん大人が観ても楽し…めないですよねえ、あんまり。監督は、かのロバート・ゼメキスなんですけど。
基本的にはアン・ハサウェイを見る映画だと思っていた方がよろしいでしょう。女優さんって、功成り名を遂げてある年齢になると、こういう役やりたがりますよね。大きな芝居で、口裂け女の魔女さんを演じております。ヘアスタイルも衣装もいっぱいあって、VFXもいっぱい使って、とにかく派手な役でございます。ただ、ラジー賞の候補になるんじゃないの?って感じでもありましたけど…。
一方いい味出してたのは、オクタヴィア・スペンサー。彼女が「おばあちゃん」を演じるのですが、現在実年齢50歳なだけに、まだ若いって印象(でもあり得る設定ですけど)。スタンリー・トゥッチなどは、宝の持ち腐れ的な扱いでした。
結構リアルなCGネズミがわんさか登場するのですが、これに限らず近年のCGネズミが出て来る作品って、ちょっと微妙にイヤですよね。(2Dアニメと違って)リアル過ぎて、ネズミ嫌いの人には耐えられないのではないでしょうか。
カラフルな衣装と美術はなかなか良い線行ってるのですが、物語もなんてことないし、クライマックスもどうってことないし、失敗作と言えるのではないかなあ…。
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