2020洋画トップテン #2020年外国映画ベストテン #リチャードジュエル #ザルーム
日本映画篇に引き続きまして、外国映画篇です。
1.リチャード・ジュエル(クリント・イーストウッド) 2.2分の1の魔法(ダン・スカンロン) 3.オフィシャル・シークレット(ギャヴィン・フッド) 4.フォードvsフェラーリ(ジェームズ・マンゴールド) 5.ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語(グレタ・ガーウィグ) 6.名もなき生涯(テレンス・マリック) 7.レ・ミゼラブル(レ・ジリ) 8.スキャンダル(ジェイ・ローチ) 9.ジョジョ・ラビット(タイカ・ワイティティ) 10.クリスト ウォーキング・オン・ウォーター(アンドレイ・M・パウノフ) 次点.シカゴ7裁判(アーロン・ソーキン)
<その他の記憶すべき作品> その手に触れるまで 1917 命をかけた伝令 人間の時間 コロンバス 透明人間 WAVES オン・ザ・ロック はちどり ザ・プロム パラサイト 半地下の家族 ソング・トゥ・ソング
監督賞:クリント・イーストウッド(リチャード・ジュエル) 脚本賞:ダン・スカンロン、ジェイソン・ヘッドリー、キース・ブーニン(2分の1の魔法) 撮影賞:ミハイ・アライメア・Jr. (ジョジョ・ラビット) 主演女優賞:ヘイリー・ルー・リチャードソン(コロンバス)、キーラ・ナイトレイ(オフィシャル・シークレット) 主演男優賞:クリスチャン・ベール(フォードvsフェラーリ) 助演女優賞:タンディ・ニュートン(ジョン・F・ドノヴァンの死と生)、キム・セビョク(はちどり) 助演男優賞:レイフ・ファインズ(オフィシャル・シークレット) 新人賞:ローマン・グリフィン・デイヴィス(ジョジョ・ラビット)
<スーパー・ドイヒー賞> ザ・ルーム(トミー・ウイゾー)
コロナ禍で3月以降の外国映画、特にハリウッド・メジャー作品の公開が極度に減少し、その結果3年連続で洋画が不作となってしまいました。なにしろ1位に置く作品が無くて困りました(ってのは『グリーンブック』が1位だった昨年も書いたのですが…)。
とは言え、『リチャード・ジュエル』はそくそくと心に沁みる名作。社会派的テーマを極上のエンタテインメントに仕上げるイーストウッド90歳の練達の名人芸。怒って、泣いて、感動して、考えました。
アメリカ映画の公開が減ったわけですが、その割にはテンのうち8本がアメリカ映画と言えるものでした(そのうち『名もなき生涯』は米独合作、『クリスト ~』は米伊合作ですが)。どうしても大江戸はアメリカ映画中心になります。そんな中、テンからは漏れましたが、『人間の時間』『はちどり』『パラサイト』を放った韓国映画はやはり強靭だと思います。でも日本映画もぜんぜん負けていませんけどね。
スーパー・ドイヒー賞に輝く『ザ・ルーム』は、「駄作界の『市民ケーン』」との異名を持つ2003年作の初公開。サイテーでツッコミ所だらけで笑うしかない、奇跡のワンマン映画です。
(邦画篇はこちら↓)
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