「ファーストラヴ」:男女仲良くしましょう #ファーストラヴ #島本理生 #堤幸彦
映画『ファーストラヴ』は、島本理生のミステリーを堤幸彦監督がシリアスに映画化。でも堤さんがシリアスやった時って、あんまり面白くないんですよねー。今回も、なんか残念な出来でした。
ミステリーとしていろいろ無理がありますし、その中に性差別や男尊女卑的な刷り込みの問題を押し込んでいるので、なんか無理やりな印象があります。原作は未読ですが、少なくとも映画の印象はそんな感じで、いろいろととっちらかっています。
(以降ネタバレあり) 絵画教室の話にしても、父親の少女買春の話にしても、なんか不自然な置かれ方なんです。テーマのためにここに置きましたって感じで。 また、窪塚洋介(地味に抑制しまくり!)と中村倫也が演じる兄弟のキャラクターも、女性が理想化した(原作も脚本も女性です)人物造形って感じで、リアルな男はこうじゃないよねーって思っちゃいました。
北川景子は可もなく不可もなく、きれいだよねえって感じで見ておりましたが、芳根京子は以前からこういうメンヘラキャラが似合いますねえ。本当にこの人ちょっとヤバイんじゃないかと思うほど、どこか変なんです。てか、男女もっと仲良くしたいものです。怖れ合わず、いがみ合わずに。
森喜朗氏の舌禍問題から~辞任のさ中に公開されたってのも何かの引き合わせかもと思うほどタイムリーではありましたが、どうも真に迫って来ませんんね。それはやっぱり堤監督が男性だからってことなのかしらん? そうは言っても、「男性だから」「女性だから」って言っちゃあいけない時代なんですけどね。
それはそうと、なんで「ファーストラヴ」ってタイトルなのか、よくわかりません。映画の中では明示されていないのです(あの人とのことだとしたら、弱すぎるし)。困ったもんです。
| 固定リンク
« 「春江水暖」:驚嘆の長回し #春江水暖 #長回し #グーシャオガン #中国映画 | トップページ | 銀座ライオンビヤホールスペシャル(缶ビール)にがっかり #銀座ライオンビヤホールスペシャル #サッポロビール #黒ラベルエクストラモルト #銀座ライオン »
コメント