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2021年2月 6日 (土)

「ヤクザと家族 The Family」:ヤクザたちの黄昏   #ヤクザと家族 #綾野剛 #藤井道人

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映画『ヤクザと家族 The Family』は、あの『新聞記者』の藤井道人が脚本・監督で、プロデューサーはやはり『新聞記者』の河村光庸(製作・配給=スターサンズ)。今度は打って変わってヤクザ社会のお話ですが、社会性、問題意識の高さは変わりません。

2時間16分、なかなか充実しておりますが、前半がちと長過ぎたかなあ。その分、後半の暴対法で締め付けられてにっちもさっちも行かないヤクザたちの悲哀を、黄昏の日々を、もっと色々描いていただきたかった気がします。

出ずっぱりの綾野剛は19歳、25-6歳、40歳をしっかり演じ分けておりました。その一方で、舘ひろしはやっぱり下手な役者だと再確認。なんかいい人過ぎて、凄んだ時でさえ怖くありません。ヤクザを長年やって来た人の黒光りする凄みオーラが、全然感じられないのです。全体的にこの作品のヤクザは、いかにも俳優が演じている感じ。例えば白石和彌『孤狼の血』や井筒和幸『無頼』に出て来るヤクザ俳優が見せた本物のような迫力(顔力)には、到底及びませんね。

というわけで、ヤクザ年代記として共通点のある『無頼』と較べると配役も面白さも物足りなさはありますが、主演俳優が「立っている」ことに関しては、『無頼』以上です(あっちは松本利夫だからねえ…)。

(以降ネタバレあり) 綾野剛の結末は、ちょっと納得がいかないですね。市原隼人はあそこで刺さないだろ、刺す意味がないだろと思いました。瞬間的な激情でもないし…。

 

 

 

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